キリマンジャロ登頂記(5)
2011年9月17日~9月27日
Report by 堀
2011年9月22日(木)快晴
ホロンボ・ハット~キボ・ハット
6:05 起床、室温7.4℃
9:00 全員で写真を撮る。丘の向こうにキリマンジャロの頂上がちらりと見える。
9:10 出発 |
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器用に荷物を運ぶポーターさん |
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10:10 ラスト・ウォーター・ポイントの標識があるが、今は乾期でここには水は流れていない。ここで小休止 |
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山岳砂漠の中の一本道を行く。まだ10:30だが早くも曇ってしまった。 |
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13500ft(4050m)地点(マウェンジ・リッジ)を11:00通過。 |
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12:00 The Saddleというキボ峰とマウェンジ峰の鞍部を通過。 |
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14:10 キボ・ハット着。標高4703mだ。 |
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標識には、ここからキボ峰のギルマンズ・ポイントまで5時間とある。いよいよ、ここキボ・ハットを23:30に出て頂上アタックだ。 |
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頂上アタック中、いらない荷物はハットに残していける。チェックアウトは翌日12:00だ。 |
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23:00 起床 |
2011年9月23日(金)快晴
キボ・ハット~キリマンジャロ山頂(ウフル・ピーク)~ホロンボ・ハット
22日夜23:30ヘッドランプを点け、満天の星空の下、頂上アタックスタート。
26日か27日の月が、夜半に昇ってくる。妙に赤い。
流石に今日の登りは急だ。道はジグザグで、上の方に別のグループのヘッドランプが見える。同じ日程で上っているアルパインガイドのツアー御一行様かもしれない。
かなり冷え込んでくるが、風が無いので、それほど寒さは感じない。しかし、ペットボトルのスポーツドリンクが、知らぬ間にシャーベット状になっている。滑落の危険など神経を使う難所はない。
頂上火口壁の取りつきであるギルマンズ・ポイント(5681m)には夜明け前の5:20に到着。
ここまでに、遠野のTさん(61歳)と大阪の最年長Kさん(75歳)、大津のMさん(70歳)はリタイア。
飯能のKaさん夫妻も遅れてギルマンズ・ポイントまで。
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ギルマンズ・ポイントから更に最高点のウフル・ピークを目指す。すでに空気は平地の半分以下のはずだが、特に息苦しさは感じない。 |
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6:20 朝日に輝く氷河。火口壁の少し内側なので、ここから日の出は直接見えない。 |
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陽が出ると、わずか1~2分の間にもどんどん色が変わっていく。 |
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6:30 ステラ・ポイント。ここはギルマンズ・ポイントとウフル・ピークの中間点5730mだ。シャッターは同行したガイドさんに押してもらう。 |
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6:50 目の前に氷河の最上部がある |
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歩くところは、火山礫で雪や氷は全くない。 |
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山頂は撮影待ちの人が結構いて、しばらく待って7:30芽出度く撮影。少し風があり、クマさん会旗がはためく。ツアーリーダーの枝廣さんが山頂で待ってくれていて、シャッターをお願いする。登頂7:30 |
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山頂部の氷河、後続を待つ間に撮影。この氷河も地球温暖化で、大幅に縮小していて、あと15~20年と言われている。 |
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7:50 しばらく待つとほかのメンバーも登ってきたので、記念撮影。 |
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火口クレーター、赤茶けた色は火山特有のものだ。 |
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マウェンジ峰(5151m)が見える。なかなか登り甲斐のありそうな山容をしている。登山としてはこちらの方が面白そうだ。 |
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8:50 登りでは、まだ暗かったギルマンズ・ポイント(5681m) |
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砂走りの下り、もうもうと土煙が上がり、土埃にまみれる。先に下山した千葉県茂原のK.Mさん(看護師)が下りで苦労しているのに遭遇。プライベート・ポーターやガイドに支えられながらの下山である。下りは足への負担が大きい。 |
10:45 キボ・ハットに帰着。
朝食兼昼食で「どん兵衛」のカップ麺(蕎麦)、ぬるま湯で戻してあり、いまいち。高所なので、沸点が低くやむを得ないのだが…
そばを食べ、全員下山したので、
11:50 更に下のホロンボ・ハットまで一気に下山を開始。快晴だった空も午後になると案の定、曇ってくる。ホロンボ・ハット手前で降り出す。
14:30 ホロンボ着。
15:30 までには全員が帰着。
18:30 夕食
20:00 就寝