6000m峰ストック・カンリ登頂記(4)

2014年8月20日~8月31日
Report by Hori Tsuneki

8月27日(水)  晴一時雪

日付が変わってすぐ、深夜B・Cをあとにし頂上アタック、再びB・Cに戻るという、登り下りとも1250m、14時間の日程です。
8月初旬のツアーでは、アイゼンもピッケルも不要だったとのことだが、今回は降雪があり、アイゼン、ハーネス携行になった。
ピッケルはB・Cに置いていく。

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テントの中で準備を済ませ、イザ、出発!

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風もなく深夜にしては思ったより暖かい

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B・Cから、裏手の峠を越え尾根筋に取り付きます。
尾根過ぎにたどり着いたところで、Iさん(64歳)がダウン!
Iさんは、黒部の"上の廊下"遡行もこなしたベテランです。毎日のオキシメーターによる計測で、血中酸素濃度が低くて本人も心配していましたが…スタッフが付き添って無念のリタイアです。

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いつしかまた雪が降り出した。氷河を横断するが、案外フラットでクレバスに気を付ければそれほど心配はない。
まだアイゼン着用の指示はない。
氷河を越え、南斜面を登っていくとだんだん雪が深くなってくる。
途中でアイゼン着用の指示がある。

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明け方になり、うっすら周囲の様子が見えてくる。

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もう少しで、山頂から延びる南西稜に取り付ける。
脚に力が入らない。空気が薄いためだろうか。
南西稜に出た。ここからは、ハーネスを付けてアンザイレンして登るという。相当な急登だ。
もう限界だな。ここでリタイアさせてもらおう。

リタイアを申し出たが、「南西稜を登って降りてくるまで、2時間半は掛かるので、ここに一人残していけないから、アンザイレンして登りましょう」とツアーリーダー。
そういう訳で、1.5時間の稜線登りをすることになった。
写真を撮る余裕はない。

お蔭で、なんとか頂上に立つことができた。 8名中7名が登頂。さすがに猛者ぞろいだ。

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クマさん会旗もとうとう6千米まで来た。

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山頂からはストック山群の山々が。

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日本時間12:43デリー標準時では9:13だ。

登ったコースを逆にたどる。南西稜を下ったところで、アンザイレンを解き、更に氷河を越え、アイゼンを外し下山を続けるが、
とにかく疲れてペースが上がらず、計画14時間のところを15時間近く掛かって、ようようB・Cに到着。

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夕食の後のお茶にコック頭からお祝いのケーキが出された。
嬉しいね。

ようやく長~い一日が終わった。

翌8月28日へ

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