サガルマータ紀行(トレッキング編5)
レポート by 堀

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1029日(木)引き続き
ペリチェ〜プンキ・テンガ

 

7:30 窓ガラスが凍っている

今朝はゆっくり

8:00朝食

 

9時過ぎに出発

ドゥードゥコシ沿いの尾根を下っていく。

下の道には馬の隊列が。

 

ドゥードゥ・コシとイムジャ・コーラの合流点からイムジャ・コーラの上流を見るとアイランドピークが見える。

11:00パンボチェに着く。ここで4日ぶりに田形さんと再会。すっかり元気になっていて、一安心。

 

先ずはお茶で休憩。もうお昼なので、11:30に注文するが、一向に出来てこない。12:30を過ぎても出てこない。

自分たちが食事をしてから作り始めたんだろうか?

12:50

アップルパイ、焼きたてで美味しいからしょうがないか。

パンボチェで。

エヴェレストをバックに。(西村さん撮影)

西村さん、JTに売り込んで!

それにしてもカラ・パタールで撮り忘れたのが残念だ。

昼食を済ませてタンボチェ方向へ下っていくと何とかいう宗教の聖地だという。石で蓋をした古井戸のようなのと水の涸れた池のようなところ。

タンボチェのゴンパに着いて、往きに見逃した加藤保男の慰霊碑を捜す。

加藤保男は198212月、厳冬期のエヴェレスト登頂を果たすが、帰路、遭難死している。

坊さんに案内を頼むと徒歩5分ほどの寺の裏手へ案内された。

エヴェレストの見える小高いところに慰霊碑はあった。

 

お昼に時間が掛かりすぎ、予定のキャンヅマまでは行けず、プンキ・テンガ泊まりとなる。

16:30到着

このロッヂは部屋に灯りがない。

ダイニングにはあるのだが。ローソクを持参してよかった。

19:30就寝。

 

 

1030日(金)今日も
プンキ・テンガ〜ナムチェ〜パクディン

 

 

7:00起床

8:10 空港のあるルクラ目指して出発。今日は下りのはずが、登りからのスタートとなる。200mほども登る。

一汗かいたうえ、気温が上がってきた。

ジャコウジカの保護活動。クムジュンの生徒がやっているようだ。絶滅危惧種。

ナムチェの手前ではこんな女の子が。

タンクトップに半ズボン、あしはサンダルだ。幾らなんでも、これはすごすぎる!

今日は金曜日で、ナムチェでは市が立つ。

はるかチベットから何日もかけてやってくるのだそうだ。

 

ヤクが暴れだして大騒動!(西村さん撮影)

ヤクはゾッキョより気が荒い。

11:00ナムチェのベーカリーで昼食。

ナムチェを過ぎて少し行くと、初めてエヴェレストが見えたテラス(トップダーナ)に差し掛かる。オレンジが食べたかったが、ビソさんは「食べませんか」とか聞いてこない。

ここから20分ほど下ると20ルピーで売っている。さっきのところは60ルピーだった。(往きに買った時は50Rsだったのに)

さすが名ガイド。

これ、休憩中の図。

T字型の杖を支えに立ったまま休憩。地面に降ろしたら二度と持ち上げられそうもない。

このマニ石。石も大きいが右の岩壁にもビッシリ経文が掘られている。

ウマを飛ばす人。ビソさんは「マイカー」と言っていた。(笑)

 

お手伝いをする子供。

かごの中は、燃料用の柴か?作物か?

16:30パクディン到着。きれいなロッヂだ。

 

このロッヂは、花壇には花が咲き、バス、トイレ、ホットシャワー付個室。

久しぶりにシャワー。湯、よく出る。ヒゲも剃って文明社会に戻った気分。シャワーの水がトイレに溜まって、よく流れないが、まあいいか。

 

しかし、このシンクはSONYなんてブランドが付いている。

こいつはまずい。現役の人、ブランド管理室にでも連絡して!

夕食は、ビソさんお勧めのチキンカレーにダルバート。チキンが美味しい。

室温が15℃くらいあるので、今日は寝袋はやめて、掛け布団2枚で、下着のみで寝る。

 

 

 

1031日(土)引き続き
パクディン〜ルクラ

 

 

6:30起床

7:50 チべタン・ブレッドで朝食。

風邪薬がなくなり、インド製風邪薬をビソさんからもらって飲む。

9:00出発

今日はルクラへの登りだが、数時間の軽いコース。

ゾッキョ様のお通り。こんなのに出くわしたら、一旦戻るしかない。

のんびり歩いて

12:10ルクラに到着。

未舗装、鶏が歩いているが、これでもメインストリートだ。

往きはともかく、帰りは都会に見えた。

さっそくビールで乾杯!

そして夕食後、解散式。

ポーター3人には、各1500Rs、ニンジンちゃんには3000Rsをチップとして渡す。とても喜んでいた。

前列左から、ダンマル(ムシバ)君、ペンマ君、ナワンドルジ君

後列ニンジンちゃん、ビソさん

西村さんは、1011日に娘さんが結婚。
忙しい最中に、自分の準備は勿論、航空券始め、
このトレッキングの手配をしていただいた。

トレッキング中もいつも元気で言うことなし。

田形さんは、途中体調を崩してカラ・パタールへ
行けなかったのは残念だが、ディンボチェまで
でもエヴェレストは堪能できたと思う。

かく言う堀は、連れて行ってもらったようなもの
だが、高山病もたいしたことは無く、忘れ物も
結果オーライでルクラへ帰りつけたので良しとして
ください。

ビソさんはじめスタッフにも恵まれ、
よいトレッキングでした。

 

 

 

11 1日(日)最後も
ルクラ〜カトマンドゥ

 

 

7:00朝食なのに起きたのが、6:55

これはやばい。

寝坊したことはなかったのに。

残っていたパッキングを済ませて、7:10朝食。

おなじみのフレンチトースト。

徒歩5分の飛行場からの呼び出しをダイニングルームで待つ。

 

9時ごろ連絡があり、空港で待つが、ここでさんざん待たされ、10:45ようやく離陸。

11:30無事にカトマンドゥへ到着。

明日の朝は、ナガルコットでヒマラヤの夜明けを
見る予定だが、これは「観光編」に譲ることにして
2週間にわたった「トレッキング編」はここまでと
する。

(完)

 


「観光編」に続く

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