白峰三山山行記録(堀 記)
7月17日(木)

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昨年は台風による道路崩壊で断念した白峰三山縦走。
今年は新たに吉松さんを加え、青木さん、堀の3人で再チャレンジとなりました。
予定の17日〜20日、梅雨明け宣言が出ず、先週から山岳天気予報も傘マークが点いたり
消えたりで気が揉めたが、大雨の心配は無さそうで予定通りの日程で決行とした。
高尾8時34分発の各駅停車で甲府駅まで。今日はまずまずのお天気で、桃がたわわに実り
葡萄には白い袋が掛けられている。9時18分甲府駅に着くが、改札口には長野から参加の
青木さん、スーパーあずさで先着しているはずの吉松さんの姿が見えない。
青木さんに携帯を掛けると、もうバスが到着しているとのこと。
バス停に急ぐと2人は既に着席している。9時30分発広河原行きバスは平日にもかかわらず、
もう、一人も乗れない超満員。広河原まで2時間を立っていくことになり、特急をケチったことを少々後悔。
夜叉神峠で3分停車のあと、広河原が近づくと車内に歓声が上がった。
バスの左座席からは、甲斐駒、北岳、間ノ岳などが見えるらしい。立っている私や
右座席の2人からは、はっきり見えない。
広河原に着くと乗客の多くはバスを乗り継ぎ、北沢峠へ向かう。

 

我々3人は、バス停脇の休憩スペ−スで先ずは
昼食とする。

 
  昼食後12:00、今来た道を少し戻って、大樺沢出会
から吊り橋を渡り、広河原山荘(標高1520m)で
登山届を記入して大樺沢の登りにかかる。
まもなく分岐があり、白根御池へ右ルートをとる。
針葉樹林の中を相当な急登が続き、汗が滴り落ちる。
ほとんど人に会うこともない。

今日は白根御池小屋泊りなので時間にはゆとりがある。
風通しの良いところで小休止する。
木々の間から鳳凰三山の一部が見え隠れしている。
(観音岳だったようだ)

標高がなく暑いばかりで高山植物はない。
ようやく「急登終わり」の看板があり、そこからは
ダラダラしたルートとなる 
   標高2000mを超えてもまだ樹林が続く。
北アルプスとは違い、森林限界が高いようだ。
標高2200mの白根御池小屋に15:50到着。
ここもまだ森林限界を超えていないが、
ダケカンバやカラマツソウ、シナノキンバイ
などが見え、高原の雰囲気がする。
  

宿泊手続きを済まし、部屋に入るとゆったりと
布団が並べられており、荷物の数もあまり多くない。
今日は思ったより空いているようだ。
さっそく小屋の周辺を散策する。
  白根御池という名の水溜りには、カエルの
卵が見え、おたまじゃくしが泳いでいる。
池の奥には雪田が残っている。 
   少し登ると鳳凰三山がよく眺められる。
左手前に高嶺、その奥に地蔵岳、写真中央は
観音岳、右は薬師岳。
 夕食までまだ時間がある。
小屋の前で写真を撮り、
   持参の日本酒で乾杯する。
 夕飯は5:30から
旅館の朝食のような内容?味は悪くない。

明日の天気が気になるが、7月10日発売のソニーの「山ラジオ」からは、「曇り時々雨」の予報が流れる。
このラジオ、山エリアを北岳にすると、北岳で聞ける局がプリセットされるというもの。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200806/08-0604/
明日は4時起きなので、夕食後、早々に就寝。今日は空いているので伸び伸び寝られる。


翌18日へ

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