08.05.23尾瀬(尾瀬ヶ原)


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昨日5月22日に屋久島組5名が出発し、今日は宮之浦岳の登る計画である。
屋久島と並行して5月23日・24日で5年振りに春の尾瀬を企画した。
尾瀬に参加は伊能さん、山田さん、熊本の3名。図らずも元TV(大崎西テック)のメンバーであった。
尾瀬は日光国立公園に属していたが、昨年07年8月に独立して、会津駒ケ岳等を含み、尾瀬国立
公園となった。

上野7:20発の特急水上1号の乗り、下車駅 
沼田に9:26着。
大清水へのバスは計画より25分早い9:30発に
間に合った。20人程度が乗り込んだ(\2100-)。
駅から沼田市街地の丘の上に上がる。
途中大きな馬酔木が2本沿道に咲いている。
バスの車窓進行方向左手前方に谷川岳の
尾根が暫くの間見えているが、写真は
タイミングが合わずなかなか撮れない。
11:00に尾瀬戸倉のバス停に到着。
11:10の鳩待峠への連絡バスに乗り換える
(\900-)。
このバスに乗ったのは我々3名と、
タウンシューズに軽装の女性一人であった。
高度をグングン上げて約25分で至仏山が
見え始めると、そこが鳩待峠である(11:45)。

ここで鳩待山荘の前ベンチで、持ち込んだ
梅酒を飲みながら、湯を沸かし昼食にする。
昼食後、至仏山をバックにスタート前の
写真を撮る。
鳩待山荘の若女将(?)が近寄ってきて、
「守ろう、みんなできれいな尾瀬を」の
キャンペーンでボランティアのお誘い。
勿論、3人も同意し、名簿に記載。
ゴミ袋、ワッペン、廃木道のリサイクル
で作ったマグネットを頂き、道々ゴミ採集
の仲間入り。
尾瀬の山の鼻への入口は、入場者の
カウンターのセンサーがついており、
そこを通ってブナ林に入る(12:25)。
登山道の左は川上川の沢を挟んで、
終始、至仏山を見ながら、右側は山から
の残雪が登山道に迫り出し足場は悪いが、
直ぐに木道となる。
しかし木道の2/3を残雪が占め滑らない
ように注意しながら下る。
20分ほど下ると、急な木の階段状になり、
ユセ沢を渡り、テンマ沢を渡って、川上川の
川床が近くなると、最初の湿原に水芭蕉が
現れた。 
歓声をあげながら写真を撮りまくり
最初の感動を与えてくれる。
この雪解け時期の水芭蕉が最も可憐で
美しい。
何カ所かの湿原で写真を撮りながら、
川上川に沿って下り、尾瀬ヶ原の入口
「山の鼻」ビジネスセンターに着く(13:15)。
ここで最初の休憩。
山田さんが持参した小さなグラスに入った
陶陶酒で、喉を湿らす。
15分ほど休息して、真新しく設置された
案内板の前でイヨイヨ尾瀬ヶ原に入る。
白樺の林に入ると、一面フキノトウの群生があり、
天ぷらにしたら旨そうだ等冗談をいいながら、
尾瀬国民宿舎の前を抜けると湿原に入る。
暫く木道を進み振り返れば至仏山が全貌を現し、
正面には燧岳が姿を見せている。
正面には燧岳が姿を見せている。
至仏山―燧岳を結ぶ木道を進む。
最初の湿原は上田代でこの辺りは最も浮島
(池塘)が多く見られ、木道下の日陰辺りに
水芭蕉が群生しているが、何故か日の当たる
湿原には余り姿が見えない。
ボッカさん(200Kg程度の食料を運ぶ)が
二人2m近い高さのショイコを担いで、
燧岳を背にして向かってきた。
なかなか絵になり、早速写真を一枚。
牛首にベンチが設置してあり、ここで休憩する。
まだ本日の行程1/3も来てないだろう。
快晴で風もなく暖かいTシャツ一枚で十分である。
天候も良く焦らずノンビリ行こうとユックリ休息する。
ヨッピ吊橋への分岐「中田代三叉路」を越え

中田代の中心に下の大堀川に出る。

ここには尾瀬のピーアール写真に良く使われる、
最高のビューポイントがある。
大堀川の周囲には水芭蕉が群生し、至仏山を
バックに絵となる。
ここから北方向遠くに会津駒ケ岳の頭が
覗いている。
いろんな角度から写真を何枚か撮り、再び
龍宮小屋への木道を辿ると、リュウキンカの
群生に出会う。
黄色のリュウキンカと白い水芭蕉が交じり
合った様子も綺麗である。
龍宮小屋に15時に着きまだ陽は高く、
ここで、缶ビール(\400)で、乾杯休憩とする。
龍宮小屋から下田代を越え山小屋が
数軒ある下田代十字路(見晴)までは、
今までとは異なった花に遭遇できる。
白いミヤマミミナナグサ(?)、
ピンクのショウジョウバカマ、
そして沼尻川の水芭蕉群生湿原、
そして、山田さんが是非見たいと言っていた
ザゼンソウである。
咲き始めのリュウキンカもまた鮮やかな
黄色で美しい。
下田代十字路から赤田代湿原へのコース
を取り、
温泉小屋、元湯山荘、気象観測所が集結した
地点に16:30に到着した。
何回か泊まったことがある温泉小屋は明日24日
からオープンで、本日の宿は初めての元湯山荘
(\8000)。
元湯山荘は平成6年に建替えており、綺麗な
佇まいで、トイレも何とシュレット付き便座であり
暖かい、最近の山小屋は設備も良く快適である。
明日の朝食は弁当にしてもらい、5時半夕食前に
早速温泉に入る。幸いなことに空いていて、
3人貸切状態でユックリと汗を流し温泉に浸かる。
掛け流しで、若干不透明で湯は熱い。
勿論、尾瀬では自然保護で石鹸は使えない。
温泉に入った後は元湯山荘入口前のベンチで、
伊能さんが持参した自家製のウコン酒、
及びウイスキーで食前の一杯が始まる。
小屋の前で三脚とビデオカメラを持った
3人が周囲の景色を納めている。
オカリナで有名な「宗次郎」が元湯山荘に
同宿しているとのことで、次のCDのCMか、
DVDの撮影に来ているらしい。
夕食は5時半だが、山田さん自宅(松戸)近くに、
琴欧州の相撲部屋があり、今日の一戦に優勝が
掛かっているとの事で、談話室のTV観戦。
残念ながら負けてしまい優勝は明日に持ち越した。
TVを見ていると先の髪を後ろで束ねた何時もの
スタイルの「宋次郎」氏が、ふらりと一人
TVの前に来た。声を掛けようと思っていたら
直ぐ姿を消してしまい。残念!
TV観戦で遅れて食堂に行ったが、3人席がなく
バラバラ席になるので、後にしてもらい再び
TVの相撲観戦で時間を潰す。
6時過ぎにヤット夕食にありつける。
本日のメニューはハンバーグ、スモークサーモンと
トマトの付け合せ、ロールキャベツ、ゼンマイと
さつま揚げ、コンニャクの煮物、福豆、と漬物、
味噌汁、デザートに青りんごゼリーと山小屋の
食事では豪勢であり、3人とも完食。
食後6時半から談話室で、元湯山荘支配人 寺崎正が説明する「尾瀬の写真」を聞く。
明日は午後から大雨の天気予報で、明日は早立ちの4時半には出発するため、19時半には
寝床に入る。(本日21,700歩)

翌日(24日)尾瀬沼へ

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