九州登山ツアー:1(知覧・池田湖07.04.27)
羽田発8:05のJAL1863便で、水島さん、鵜飼さん、竹内さん、熊本の4名が乗り、
10分遅れの10:10に鹿児島空港に着いた。1時間早いANAで吉松さんは既に到着し、
レンタカーを借りて待っていてくれた。
これで東京組の5人が集合し、早速レンタカー
に乗込み、指宿スカイラインへ入り鹿児島
を南下する。
天気は良いがガスっているため櫻島の姿
を見ることが出来ない。
山間を快適なドライブを楽しみ約1時間で
知覧に入る。
知覧は「薩摩の小京都」と呼ばれ、江戸
時代を偲ばせる“武家屋敷群”を散策する。
先ず最初に武家屋敷群通りに足を踏み
入れると、その各邸の塀が綺麗に刈り
込んだ造形美に目を見張らされる。
7つの武家屋敷が公開されており、その
庭園が山水風のつくりは風情があり
各邸ごとに趣きが異なっている。
佐多邸の土産店では知覧茶の今年初めて
新茶を試飲させてくれ、香りが際立っており
全員がお土産にゲットした。
6番目の庭園を見終わったところに高城庵
(たきあん)があり、薩摩郷土料理を食べ
させる人気スポット。
時間も12時になり腹も空き、ここで昼食を
取ることにする。
おすすめの高城庵セット(\2100)を注文、
ドライバーの吉松さんには申し訳ないが
セットについてくる食前酒に梅酒だけで
我慢してもらい、他のメンバーは芋焼酎
のお湯割りを貰う。
豪華二の膳で地鶏刺しは身が新鮮で
コリコリし焼酎に合い、揚げたてのさつま
揚げ、キビナゴの酒蒸ご飯等どれも旨かった。
満腹ほろ酔いで最後の森重邸庭園で
記念写真を撮り、次の目的地
“特攻平和会館”へと向かう。
知覧は若い特攻隊員1036人が片道燃料で
沖縄決戦に飛び立ったところである。
平和記念館には17歳、18歳等の若くて
帰らぬ人となった遺影や遺品が展示され、
辞世の句や遺書は涙なくしては読めない。
現在の17歳18歳の若者がこの歴史の一面
を目の当たりにしたらどんな感想を持つの
だろうか。
約1時間、感傷に浸り館内を出ると、現実の
世界に戻った。
外には余り平和記念館とは全く関係ない
土産物屋が並び、即我々も同化して、
紫芋ソフトクリームが250円⇒100円の
看板が目に入り、買ってしまった。
次に向かうのは九州最大の湖「池田湖」
である。
大うなぎで有名であり、土産物屋の水槽に
体長2m。胴の直径は15センチもありそうな
鰻が泳いでいた。
池田湖から明日登る「開聞岳」は微かに
霞んで見えるがとても写真には撮れない。
池田湖を後に我々は次の目的地 山川に
向かう。
砂蒸風呂は指宿が有名であるが、地元
では山川の砂蒸がより天然で良いと言わ
れている(直ぐ近くに地熱研究所がある)。
¥800−で浴衣に着替え、海岸に横たわり
スコップで全体を砂で覆われると、重さと
ともに、心臓から送り出される血液の鼓動が
ドクドクと全身に響きわたる。
10分を過ぎると腰に上が暑くなり、額から
汗が流れ落ちる。
熱くて15分が限界であった。
再び池田湖方面での道を戻り、手前にある
小さな湖「うなぎ湖」にある民宿
「うなぎ湖畔荘」
が猿渡さんに紹介いただいた宿である。
小さな集落であるが近づいた途端に硫黄の
匂いがムンムン(16:30着)。
湯上りに水島さんが持ち込んだ純米酒
「大雪渓」(安曇野 白馬お酒)で食前の
宴が始まる。
18:00に夕食となり先ず生ビールで乾杯し、
後は勿論、地元の芋焼酎(純黒)でつなぐ。
料理は地元の料理で、鯉の洗いは身が
締まってクセがなく美味い。
黒豚の軟骨煮は口の中入れたら溶けて
しまうほどコラーゲンがいっぱい。
うなぎは蒲焼これも美味い。
茶碗蒸しは表面がお粥となっている創作
料理でこれがイケル。
全員一押し。その他数品で佐津間料理と
薩摩焼酎に大満足でして22時には消灯。

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早速、露天風呂に入る.。
今夜の泊まり客は我々5人だけで独占。
露天風呂の入口は男女別であるが中は
混浴になっている。
乳白色の硫黄泉で湯の花が多く、これぞ
温泉の原点と思わせるほどで、ユックリ
湯に浸かり一日の汗と疲れを癒した。