火打山・妙高山
2012年10月6日~10月8日

Report by 高橋(雄)

当初、火打山・妙高山は、9月28日(金)・29日(土)で、5人参加で予定していたが、台風が来るという予報で中止した。翌週に延期する手もあったが、山小屋の高谷池(こうやいけ)ヒュッテはすでに満杯で確保できないため断念した。しかし、ダメ元で、10月2日に高谷池ヒュッテに6日(土)のキャンセル待ちを一人分いれてみたら、4日にキャンセルが出たとの連絡が入った。他に空きがあれば、当初の参加予定の人にも声をかけてみたかったが、さらにキャンセル待ちをしている人がいるとのことであきらめ、単独で決行した。

10月6日(土)火打山

5:30に国分寺の自宅を出、6:50大宮=(あさま501号)=8:05長野8:12=(JR)=8:54妙高高原(\8,390) 妙高高原9:25-(バス)-10:15笹ヶ峰登山口着(\1,000)

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10:25 笹ヶ峰登山口(1,310m)をスタート。
しばらくゆるやかな登りの木道が続く。

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ところどころ紅葉、黄葉がある。

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11:12 黒沢橋1,580m
ここから十二曲りの急登となる

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木段などもあり、あえぎながら登る。

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次第に紅葉が増えてくる。
11:42 十二曲りを登りきったが、
なお急登は続く。

12:07 昼食。

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12:51 富士見平2,065m。
予定より40分早い。
ここからは黒沢岳を巻く、平坦な道となる。

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道端のりんどう

紅葉が一気に増えてきた。 image image

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13:35 高谷池ヒュッテ2,110m着。
チェックインする。
一泊二食で7,000円。
今日は満員。
狭い3階に一人一畳分のスペースを確保。

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高谷池ヒュッテのテラスから見た高谷池。
紅葉はちょうど見ごろである。

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ヒュッテ前のナナカマドの真っ赤な実。

高谷池全体。左手のカラフルな一角はテント場。こちらも満杯。 image

13:55 火打山山頂をめざしてヒュッテ発。しばらく平坦な木道を歩く。
高谷池の反対側から見たヒュッテ image

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リンドウとナナカマド

14:13 天狗の庭2,120m 正面の火打山のガスが次第にとれてきた。 image

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天狗の庭からはライチョウ平までの登りとなる。
振り返って撮った天狗の庭

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14:45 ライチョウ平2,300m
ここからは尾根道

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オレンジのナナカマドと赤い実

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尾根道の黄葉

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めざす火打山の山頂

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ヤマハハコ

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山頂めざして最後の一登り

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15:17 火打山山頂2,462m。

ラッキーにもガスがとれて視界がきくようになった。
南方向のパノラマ。左手が妙高山、真ん中は高妻山。右手遠方は北アルプスだ。 image

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山頂に咲くアザミと妙高山
15:30 下山開始。

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ライチョウ平付近のナナカマド
配色の妙・・・

16:36 高谷池ヒュッテに戻った。 image

再びテラスから撮影。ガスが消え、高谷池の後ろにはさっき登ってきた火打山がよく見える。 image

17:45 夕食。
ごはん+レトルトと思しきカレー&ハヤシに福神漬け・ラッキョウ・パイナップルの細切れ。
おかわりができるが、食べ残しは厳禁。
夕食後は食堂で火打山の四季と花のDVDの上映があった。
20:00 消灯・就寝。
ちなみにトイレはバイオ式だそうで、使った紙は別ボックスへ入れる方式。

10月7日(日)妙高山

5:30 起床。霧雨が降っている。
6:15 朝食。
ごはん+レトルトと思しき中華丼の具、味噌汁、梅干し、ショウガ。
霧雨が止んでくる気配で、それを期待してゆっくり出発準備。

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7:49 霧雨が止み、青空も出てきたのでヒュッテを出発。

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まずは茶臼山を越えて黒沢池ヒュッテをめざす。
8:08 茶臼山山頂2,171m

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8:28 黒沢池ヒュッテ着2,017m。
スタスタ歩いてきたので予定より30分早い。

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次は大倉乗越への登り。
ガスがかかってきた。

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8:52 大倉乗越2,150m

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下に長助池があるが、ガスでよく見えない。

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大倉乗越から100mほど急坂を下ると、水平移動となる。
←アキノキリンソウ
雨がぱらついてきたので、傘をさす。

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9:37 長助池分岐2,039m
ここから妙高山山頂まで標高差400mの急登だ。
雨が強くなり、風も出てきた。傘では危ないので、レインウェアを装着。
この雨の中の急登には難儀した。
休み休み登ったが、シャリバテ気味となったので、坂の途中で10:40ごろ、雨が止んだこともあり、上のレインウェアを 脱いで昼食のパンをかじった。

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やっとのことで尾根筋に到達すると、岩の祠があった。

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11:20 妙高山山頂2,446m 。

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雨は止んだがガスが濃く、なにも見えない。
昼食は済ませているので下山にとりかかる。

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岩に温度計が取り付けられていた。5度をさしている。

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山頂直下から急峻な岩場・鎖場・ロープ場が数か所連続。
下りは足に負担がかかる。左足の膝の筋肉が痛くなってきた。ステッキで左足の負担を軽くすべくカバーしながらゆっくり降りる。

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12:52 六合目の天狗堂1,930m。
高度差500mを90分で下りてきた。予定より10分早い。

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急な下りはまだ続く。大きな石がごろごろしている胸突き八丁。
まずい!左足の膝の筋肉が硬直して曲がらなくなってしまった。こんなことは初めてだ。
もっとゆっくり降りるべきだったか?しばし岩に腰かけて休む。追い打ちをかけるようにまた雨がしとしと降りだした。再び傘をかぶる。このルートは下りで使う人は少ないようで、誰もこない。心細くなってしまった。クマが出てきたらどうしよう・・鈴をチリンチリンと鳴らす。
ここは地獄谷ともいうようだ。これが地獄の責め苦か?

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とにかく自力で下山しなければならない。左足が少しは動くようになったのでステッキをつき、傘をさしながらそろりそろりと歩き始める。
14:05 湯道分岐1,590m
乳白色の沢を渡る。元は温泉なのだろうが、手を入れてみたら冷たかった。

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勾配は緩やかになったが、雨で泥道で滑りやすい。左手でステッキ、右手に傘。左足をかばいながら慎重に下りる。ペースは極端に遅くなる。相変わらず誰にもあわない。

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15:15 麻平分岐1,340m
別ルートの長助池の方から下山してきた人達が次々とくるのでほっとした。どうやら下山ルートはそちらがメインのようだ。ここから燕温泉までまだ1.2kmある。普段ならたいしたことのない距離だが、遠く感じる。

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15:56 やっと妙仙橋が見えた。もうじき燕温泉だ。

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16:10 燕温泉街着。
麻平分岐からの1.2kmが55分かかった。予定では日帰り入浴して今日中に帰るはずだったが、1時間も遅い。
しんどいので泊まることにした。どうせ三連休で明日も休日。
一軒目の宿は満員で断られたが、二軒目の岩戸屋はOK。助かった!
一泊二食1万円。源泉かけ流しで24時間入浴OK、露天風呂あり。
さっそく温泉に浸かる。筋肉痛にも効能ありと書かれている。
「きのこ鍋」などまともな旅館食をたらふく食べ、濡れた雨具を乾燥室に乾しに行き、お酒を飲んだら
朝までバタンキュー。

10月8日(月・祝)燕温泉・長野

5:30 目が覚めた。
宿の露天風呂で朝ぶろ。誰もいなくて独占。昨日の雨がうそのような快晴。青空がまぶしい。

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朝食は8:00と、遅めに頼んでおいたので、その前に温泉街を散策。
参考:観光協会のホームページ

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先ずは惣滝(そうたき)へ。
昨日の山道を少し戻って標識に従って行くが、道はあまり整備されていない。近くに行くには河原に下りて沢の岩を伝って歩く。いまにも上から岩が落ちてきそうで危ない。一般の人は行かない方がいいと思う。
しぶきに虹がかかっていた。

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次に露天の河原の湯。
脱衣所は男女分かれているが混浴。もちろん私も入ったが、他には男性二人。
なお、トイレはない。

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一旦宿に戻って朝食。
その後惣滝展望台へ。

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その後燕温泉のもう一つの露天風呂の「黄金の湯」へ。
入口にはそこから見える山の案内盤があった。昨日雨で難儀した妙高山が青空に映えている。今登っている人は素晴らしい景色を堪能しているであろう。

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黄金の湯は男女別。近くのちょっと上がったところに町営の小さな水洗トイレがある。一般観光客にはこちらがお薦め。

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そしてまた宿に戻ってもう一度お風呂へ。河原の湯・黄金の湯とも洗い場はなく石鹸は使えないので、ここで最後の仕上げ。今朝だけで4回目の温泉入浴。
その後宿をチェックアウト。なお、この岩戸屋は700円で日帰り入浴もやっているとのこと。
11:32 燕温泉発のバスに乗り、12:03JR関山駅着。(600円)
お昼に蕎麦を食べたかったが、駅前のそば屋は閉まっていた。
「稲刈りのため本日休業」の貼り紙・・・

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関山12:38発のJRで長野13:29着。
売店のお姉さんにおいしい蕎麦屋を尋ねたら、駅ビル内の「高山亭」を紹介してくれた。当然そこへ。「きのこつけ汁蕎麦」(900円)とくるみのトッピングを注文。くるみの成分の「アルファリノレン酸」はそばのルチンとともに頭をよくする働きがあり、くるみ蕎麦は長野地方で食べられるというのを前にTVで紹介していたので注文した次第。

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その後、長野でまだいったことのない善光寺参りをして16:18分長野発の新幹線に乗車、19:00に自宅に戻った。

火打山の紅葉、妙高山での足の筋肉痛、燕温泉、長野善光寺と実に充実した三連休でした。

以上。

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