８：５７着の電車で来た皆さんは早速、
駅の待合室で登山靴を絞め直す。

登山準備を終えて・・

９：１０　登山準備も完了し駅を出発する。

商店街を抜け、東京電力の大月営業所を超えると
「岩殿城跡」の標識がおおきく見えてきた。
しかし山頂付近は濃いガスで全く見ることができない。

駅から20分歩くと登山口に到着。
ここで恒例の登山開始に集合写真

石段を10分ほど登ると岩殿山の謂われが書いてあった。
16世紀の武田、小山田両氏の支配を受け、岩殿城として、
武蔵、相模に備える戦略上の拠点とされたそうだ。

更に、コンクリートの舗装道路を登ると丸山公園の標柱が現れた。
この丸山公園は桜で有名な場所である。

例年であればもう、開花している頃であるが、今年はまだ梅が咲き始めたところである。

岩殿城跡に９：３５到着

ここで一息入れる。
ガスがなければ正面に富士山が見えるのだが・・・

桜の木は蕾も固くまだ2週間くらいは掛かりそうだ。

城跡を後にして山頂の向かう、相変わらずの石段が続き、いい加減飽きる。

まだまだ、石段だ。

山頂近くなると、一面のガスで視界が悪い。

駅を出発し丁度、１時間で岩殿山山頂に到着。
標高６３４ｍ。ムサシ？
何とスカイツリーの高さと同じだ。

陽射しはないが、布目さんは熱く、
今日は調子が出ていない。

山頂を後に同じ道を折り返して下る。
二つの大きな岩があり、揚城戸（あげきど）跡とある。

ほど下ると分岐点があり、ここで兜岩、稚児落し方面のコースを取る。

暫く歩くと、ロープ、鎖場に出るが岩には手がかりや足がかりがあり、問題なく登る。

ここを難なく乗り越えると、いよいよ兜岩の壁である。

兜岩第一の鎖場は２段で約15ｍほど。

３点支持で体を確保して垂直に近い壁を登る。
足場と足場の距離があるため、腕力で持ち上げる必要があり、 女性には厳しい。
熊本に続き小山さん。

吉松さんがチャレンジ
第一鎖場の第一段目。

布目さんの次は最後に文さん

次は兜岩第二鎖場である。ここは左下が絶壁で足を滑らしたら命はない。
先ず文さんが偵察に鎖場の登り口まで行く。

ガスで写真では良く見えないが、ここは4段で約25ｍの壁だ。
手がかりはあるので、握力と握力で登ればＯＫである。
当然、安全な巻き道もあるが、全員この壁を乗り越えることに賛成

何とか全員25mの壁を乗り越えた。
頑張る能勢夫人。

何とか全員「兜岩」の壁を無事征服し、
バンザーーイ！

兜岩を登り切り、暫く進むと、今度は絶壁に上を歩く。
ここが「稚児落し」。何とも侘しい名前がついている。
敵の追ってから逃げきれず、敵の捕まって殺されるよりもとこの岩壁から乳飲み子を突き落としたとのこと。
何とも切ない伝説だ。
ガスで周囲が良く見えないのが、幸いし100m位の絶壁を見ずに済んで歩けた。

この切り立った岩壁に上で昼食（11:40）。
女性陣のオカズの差し入れで満腹。

ユックリ昼食を食べ、ON　Timeの１２：１0に下りに入る

下りにも鎖場があり、慎重に降りる。

やがて、大月の町が見えだした。

１２：４０にヤット里村に下山し、林道へ出る。

空は青空が広がり、兜岩もハッキリ見える

大月で登りの電車が遅れたため、13:13発に都合よく乗れた。

能勢さん奥さんと、吉松さんは都合があり、このまま帰路に就く。
他の５名は藤野で下車し温泉に行く。

運良く「やまなみ温泉」方面のバスが出るところで、あわてて乗り込む。
源泉掛け流しの日帰り温泉で、汗を流し、サッパリしたところで生ビールで乾杯！

全ての工程を終了し満足げな顔をして藤野駅へのバスを待つ。

藤野駅からは大月方面が墨絵を見るように美しかった。