2011年3月6日(日曜) 箱根 駒ケ岳・神山
レポートby 熊本

今日は猿渡さんが九州から上京に合わせて、「猿渡さんと箱根駒ケ岳に登ろう」を企画した。
参加者は猿渡さん、川島さん、小野寺さん、根岸さん、田上さん、伊能さん、能勢さん、堀さん、 高橋文さん、高橋雄さん、
熊本の11名である。
小田原駅に9:40に集合

小田原に来る途中で富士山がハッキリ見え、
駒ケ岳の山頂からは申し分ない景観を堪能できると期待が膨らむ。
小田原駅から箱根園行のバスに乗り込む。
8:50出発。

約1時間20分かかり終点の箱根園に到着。
目の前は芦ノ湖。
我々は駒ケ岳ロープウエーで駒ケ岳の山頂に行く。

団体割引でチケットを購入の雄さん。突然スピーカーからアナウスがあった。「本日は強風のためロープウエーの登りは最終になります」。
「最終の10時20分の乗る方は早く乗車下さい。」
我々は急いでロープウエーに乗り込む。

7分で駒ケ岳山頂駅(1357m)に到着。
麓駅から連絡が入ったのか、クマさんメンバーで一人乗り遅れ次の便で上がってくるとのこと。確認したら山頂駅にいないのは根岸さんだった。山頂は強風が吹き荒れ寒い。残雪も結構残っている。
根岸さんが上がってくる間に我々は身支度する。

10分後に空のロープウエーに根岸さん一人乗って上がってきた。
ヤット11名全員が揃い出発する。

立っているのがヤット強風で冷たい風が頬を突き刺す。風速20mくらいはあるのだろうか?
山頂の箱根神社に向かって進む。
一面真っ白の銀世界で足元は凍ってすべる。

先程までの笠雲が取れた富士山を背景に全員の写真を撮る。
富士山の左手には南アルプスの白い峰々が連なる。

強風と凍った雪道でこれからの安全祈を祈願しに箱根神社で参拝

箱根神社の脇にある標識には
駒ケ岳(標高1357m)
箱根の中央火山帯の一つで、神山に次ぐ高い山です。箱根の山岳信仰では降るから神山を神と仰ぎ、駒ケ岳山頂をその祭りの庭としてきました。
と書かれていました。

これから向かう神山への登山道は、一旦下りとなり、凍った雪道は滑り易く、安全のため軽アイゼンを装着する。

神山へ向かう鞍部への急な下り

登山道は20~30センチの積雪

約10分の細い急な斜面を慎重に下る。

一旦平坦な鞍部に出ると正面にこれから登る神山があった。

駒ケ岳が風除けとなって、殆ど風もなく穏やかな雪道ハイクを楽しむ。

いよいよ、これから神山への登りに入る。

一列渋滞で登る。
途中下ってくるパーティーは幾つかであったが。
ロープウエーで我々が最後であったためこともあり、登りは我々がシンガリのようだ。

駒ケ岳の標高を越えると更に雪は深くなってきた。

神山山頂直下にある展望台では正面に富士山が見えるが、再び山頂には笠雲をかぶっていた。

神山山頂には、下記のように標識に記されていた。
神山(標高1438m)
箱根山の最高峰で、駒ケ岳、二子山
などとともに中央火口丘を形成しています。古くから神の山として崇められてきた山岳信仰の霊山です。

神山山頂で昼食を採り記念の集合写真

下りは大湧谷に向かって下る。
北斜面となり雪は更に深くなり積雪は40cmほどもあろうか。

伊能さんはアイゼンを持ってきなかったため、凍っていない両側の雪を踏みながら慎重に下る。

視界が開けると、そこには水蒸気と
亜硫酸ガスが吹き出る大湧谷が現れた。

更に右手下方には大湧谷のロープウエー乗り場、バスターミナルが現れた。

 

 

 

登山道から出て一般の観光道路となり全員無事に下山した。

登山道で出口に「神泉の湯」と称した温泉が流れ出ており、手を洗わせていただく。

大湧谷からはロープウエーで、早雲山に向かう。
このロープウエーは二本のロープで支えられ安定しているため、強風下でも運行していた。

早雲山からは、今度はケーブルカーに乗換へ強羅まで約20分。通勤ラッシュ並みの混みかた。
更に強羅から箱根湯本まで40分はスイッチバック式の登山電車に乗る。

箱根湯本から本日の日帰り温泉「ひめしゃらの湯」までは無料の送迎バスがありそれに乗り込む。急な坂の上にあり山に登ったあとでは助かる。

冷え切った体を暖かい露天風呂の温泉に沈め、ユッタリ気分となる。
入浴後は勿論、冷たい生ビールで
乾杯。

 

箱根湯本の駅が改装され、エスカレターで2階の改札へ行く。

箱根湯本から普通列車で小田原にでる。
小田原で小田急線組(4名)、JR組(7名)とお別れする。

JR組は高崎行の湘南ライナーで帰路に着いた。

強風に見舞われたが、富士山がハッキリ綺麗に終日見られたこと、雪山ハイクを楽しめたこと等で、
「猿渡さんと箱根に登ろう」に参加していただいた11名の方々の、無事に下山でき満足の一日でした。

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