2010年2月20日(土曜)
レポートby熊本
富士山を真近に仰ぎ見ようと、今回は山中湖畔の石割山(1413m)を計画した。01年12月以来の9年振り
の挑戦となった。秋の西沢渓谷以来2回目参加の岡部夫人(ダンナはゴルフとか)と熊本が、大月8:19の
河口湖行の電車に乗る。今日は雲ひとつない快晴で暖かく素晴らしい天気である。
岡部さんは富士五湖付近の山に数回登っているが、天候が悪く、富士山の全姿を山頂から見たことがない
という。今日は素晴らしい富士の雄姿が拝めるであろう。
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三つ峠駅を過ぎたころから、左側の車窓から 左尾根側には雪煙が舞い上がり、山頂付近は 風が強いのであろう。 山中湖周遊バスの出発は9:30である。 吉松さん、高橋雄さんが9:26着の電車で到着。 これで今日のパーティー4名が揃った。
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山中湖周遊バスには大きなカメラや三脚を持った観光客が乗り込みほぼ満席になる。 忍野八海を経由しホテルマウント富士から山中湖の北側を半周する。山中湖の表面は薄く結氷している。 山中湖を通して見る富士山も絵になる。 |
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約1時間近く掛かり下車駅の平野に着く |
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413号道を道志村に向かって北上する。 |
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10分程歩くと赤い鳥居が出てくる。 この左側の舗装道路を更に登る。 |
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まずはこの鳥居の前で集合写真を1枚。 高橋(雄)さん(左端)の赤いヤッケは、 1月末で定年退職した時に会社の人たちから 還暦祝いも兼ねてもらった記念品とのこと。
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約15分、1Kmほど舗装道路を登ると太鼓橋 が出てくる。 ここが登山口の参道になる。 |
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参道入口の鳥居の前でスタートの写真を撮る。 もうここまで歩いてきただけで汗ばんでいる ので、上着を脱いだ。 |
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鳥居からは石段が続き上を見ても何処まで 続いているのか見えないくらいだ。 |
10センチ弱積もった雪に埋まった延々と続く 石段を一歩一歩ユックリと登り始め、岡部さん が数え始める。 3百段程度登ったところで、今度は右に折れ、 その先、更に長い石段が続く。 |
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ヤット登り終えたところが富士見平で、ここ まで岡部さんが数えた石段は510段だった そうだ。 名前の通り、枯れ木の間から富士山が望めた。 |
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この富士見平には東屋があり、ここで最初の 休憩を入れる(11:30)。 |
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ここからは山道になり、アイゼンを装着する ことにした。岡部さんは今回が初めての アイゼン体験である。 |
アイゼンを着け快適に歩き始めたが、思った より積雪は少なく10センチほどで、
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日当たりの場所では雪が融け、石ころが 出ており、逆にアイゼンの歯が石に当たり 歩きにくい。 |
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歩きにくいのを我慢して20分程登ると石割 神社に到着した(11:50)。 神社の名前は直ぐ隣に大きな石(岩)があり これが割れておりこれが由来である。 |
この石の割れ目を通り抜けると(横歩きで ヤット通れる狭さ)ご利益があるらしい。 岡部さん、吉松さん、最後に雄さんがトライ。 ここで歩きにくいアイゼンを外して山頂に 向かう。 道幅は狭く、急な登りを注意しながら、左側 から北方向に巻きながら山頂を目指すので
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前方に山頂への尾根が見えてきた。 尾根には白く霧氷で彩られた花が青空に 輝いて見える。 |
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神社から急登を40分で石割山山頂(1423m) にやっと到着した(12:30)。 誰が奉納したのか標識の上に一対の狛犬が 乗せてあった。 |
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山頂からは富士山、南アルプス、大菩薩連嶺が 見渡せる。 |
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富士山頂望遠 |
石割山頂からのパノラマ写真
南アルプス望遠
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全く風もなく、暖かく此処で昼食とする。 湯を沸かし、温かいラーメンやパンを採る。 最後は恒例の雄さん焼酎お湯割りで乾杯。 体中が温まる。 |
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山頂で富士山を背景に全員記念写真
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山頂の標識を抱えて記念写真。
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急な下りを降りるため、スリップ防止のため再び アイゼンを装着し下りに入る。 神社まで一気に20分で下る。登りの時間の半分 である。 これもアイゼンのお陰で安心して大幅なステップ で下りられたお陰だ。 更に富士見平まで雪の溶け出し石が現れた歩き にくい登山道を山側の雪の堆積したところを 選びながら下った。
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富士見平からは石段コースではなく、石割の湯へ の林間登山道コースを取った。 このコースは山の北側にあるため登山道は 20センチ以上の積雪があり、歩きやすくなった。 ハイピッチのペースで下りる。 |
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本日の日帰り温泉「石割の湯」に14:15に 到着した(¥700)。 本日は大広間も半分程度以下で悠々、内風呂、 二つの露天風呂、サウナも空いており今回は
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入浴後、男性3名は生ビールで乾杯。 岡部さんが持参していただいた、オクラの煮びたし が実に旨くビールのツマミに合い、約1時間30分 |
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15:46のバスで富士吉田駅に向かう。 夕陽を浴びる富士山は丁度逆光となり、 バス車内からは旨く撮ることが出来ない。 |
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17:13の特急富士号で大月へ。 30分少々の時間であるが、ここでも、 頂き、ウイスキー等を飲む内に大月駅 |
大月からは18:03の特急かいじ120号に乗り継ぎ、雄さんは八王子で、吉松さんは立川で、岡部さん、
熊本は新宿で夫々解散。
本日は快晴で、風もなく春を思わせる温かさで、終日、山頂に雲を被ることもなく、富士山の雄姿を見ながら
の登山で大満足でした。
次回は3月6日(土) 黒斑山(浅間山外輪山) 雪山登山の予定です。