2010年12月25日(土曜)高尾山〜陣馬山

レポートby 熊本

2010年の忘年登山はミシュランで三ツ星を得て人気が出た「高尾山」〜「陣馬山」へ約19Km

縦走の計画に、鵜飼さん、高橋文さん、小峰さんが参加した。

集合場所は京王高尾線の高尾山口で8:00

小峰さん、熊本が7:30に到着。今日から大寒波襲来で、ジットしていると寒い。

ストレッチなどで体を温める。

鵜飼さん、文さんは7:58着の電車で到着し全員集合した。

今日は高尾山口(201m)〜高尾山(599m)〜一丁平(526m)〜小仏城山(670m)〜小仏峠(548m)〜景信山(727m)〜白沢峠(673m)〜堂所山(731m)〜陣馬山(855m)の約20kmの尾根歩きである。

この尾根は東京と神奈川の県境であり、東海自然歩道・関東ふれあいの道に指定されている。

時間を稼ぐため、ケーブルカーを利用することにした(¥470)。

 

 

 

高尾山口から徒歩10分。

清滝駅(標高201m)を8:15出発に乗る。

山頂駅に近づくと勾配が急になり最大斜度は31,18°との本でも最大の勾配とか。

山頂駅の高尾山駅は標高約470mで5分。

いよいよ、ここがスタート地点でハイキング開始。

薬王院への参道を歩き、高尾山頂まで標高差230mの登りとなる

途中の登山道には7,8センチの霜柱があり、

一層寒さを感じるが、登りで体は徐々に温まってきた。

薬王院に向かう途中「十膳戒」を記した立て札があった。

来年は是非心がけてみよう。

薬王院入口にはカラス天狗の像が。

599mの高尾山山頂(599m)に8:55に到着。

出迎えてくれたのは秀麗「富士」である。

結構大きく見える。

簡単に登れ、この景観があったからミシュランの三ツ星が得られたのだろう。

富士山をバックに最初の集合写真。

赤い実を一杯につけた・・・

笹の根本に出来た「霜柱花」

高尾山頂から一気に75m下ったところにも展望台があり「一丁平」(526m)である(9:25)。

ここからも良く富士山が見える。

今度は150mの登りである。

汗をかきながら登り小仏城山(670m)に到着(9:45)。

ここで最初の休憩を取る。

おきな杉並木を今度は下る。

山岳マラソンの練習する人に何人か出会った。

 

この時期は無人となっている小仏峠の茶店。

小仏峠の標識の周りには何故か「たぬき」の置物が何体かある。

中央本線及び中央道の小仏トンネルの真上を歩き、今度は標高差170mの登りとなる。

景信山(727m)に到着(10:35)。

ここまでは実に快調に登り、

最短記録を作る勢いであった。

ここからは関東平野が一望できる。

写真では明確ではないが、スカイツリーが見える。

また右に目を転じると、相模湾と江ノ島がハッキリ見えた。

2時間強あるいて来たが、未だ行程の半分も着ていない。

までは熊本が先頭で快調に飛ばし、標準時間をより30分くらい短縮している。

ススキと長い霜柱の登山道を再び下る。

これから、更に幾つかのピークを超えながら徐々に高度を上げ陣馬山(855m)に向かう約2時間余りの登りである。

景信山からは、巻き道を選んで体力温存コースできたが、約1持間ほど登ったところで、熊本は腰に痛みを感じ始めペースダウン。明王峠直下の登りで今度は気分が悪くなった。

 

明王峠も富士山への展望が良く、丁度、正午となり昼食とした。

しかし熊本は気分が悪く吐き気がして、全く食べられない。絶好調から絶不調に急変した。

3度ほど吐いて少々気分を持ち直した。

 

 

しかし、陣馬山(855m)へはあと130mの標高を登る気力が失せ、皆さんも巻き沿いにして下山することにした。

明王峠から更に10分程進むと奈良子峠に出る。ここから奈良子尾根を下山する。

奈良子尾根は落葉に埋まり滑りやすい。

途中、胃の内容物を全て吐き出し、給水のみで凌いだ。約1時間で「陣馬の湯」に着き、タクシーで藤野駅へ行く。

 

2010年忘年登山は完走することが出来ず、途中下山となってしまったが、最初の高尾山から見た富士山は綺麗であった。

今年も、東北の山から九州の山まで多彩な山行で楽しかったが、来年も初心者からベテランまで楽しめる山行を

企画したいと考えています。

また、2011年は「クマさん会」発足15周年でもあり、各種のイベントも企画したいと思っています。

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