2010年11月6日(土) 茅が岳
レポートby 熊本
10月30日(土)が台風14号の影響で一週間延期し、11月6日(土)となった。前回は07年7月であったが、
山頂では濃いガスに包まれ展望は全くだめであった。今回はそのリベンジも兼ねている。
参加者は戎家さん、高橋文さん、鵜飼さん、竹内さん、熊本に紅一点の岡部さんで6名のパーティーとなった。
朝から雲一つない快晴で紺色の空が眩しい。
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新宿7:00発のスーパーあずさ1号は超満員で出発した。茅が岳(1704m)は山容から偽八ヶ岳と言われ、中央本線の甲府から小淵沢にかけて右窓に堂々とした姿を見せる。 10分遅れで韮崎駅に8:47着。 |
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韮崎駅から登山口の深田公園駐車場までタクシー2台に分乗して向かう。駐車場は既に車が満杯で、好天気に登山客がワンサと詰め掛けたようだ。 今日のコースは、ここ深田公園から茅が岳山頂をピストンする。
*深田公園:深田久弥氏を記念して作られた公園 |
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駐車場にある「茅が岳」案内図を囲んでスタートの集合写真を撮りスタートする(9:25)。 |
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歩き始めて畑仕事をしていたオバサンから道が違うと指摘される。10m戻ったところにあった標識の矢印を見過ごしていた。 |
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歩き始めた里山のモミジの紅葉が綺麗だ。 |
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5分で深田公園に入ると、山道は赤松の樹林帯の中になり、黄葉したトンネルの中を歩く。 |
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暫く拳大の石がゴロゴロする登山道が続き歩きにくい。 |
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20分程歩くと背中に汗が滲み出て、一枚脱ぐ。 |
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マムシグサも真っ赤な実を付け始めた。 |
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30分程緩やかな登山道をあるくと、 大きな石が出始める。 |
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大きな岩から木が生えていた。 |
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このコースは黄葉はあるが、紅葉は見えない。赤くなる木がないのだろうか? |
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相変わらず大きな石をすり抜けながら高度を上げていく。 |
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50分程歩いて、一回目の休憩を入れる。岡部さんが持ってきたリンゴを頂き元気回復。 |
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黄葉から多少赤みを帯びてきたが、赤の鮮やかさがなく、このまま枯れてしまうようだ。 |
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スタートから70分歩くと、高さ10m、横幅20mの岩盤「女岩」に突き当たる。ここには冷たい水場があり、一息入れるには最適の場所である。 スタート地点からここまで70分は計画通りのコースタイムだ。 この女岩から本格的な急登が始まる。
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女岩から連続の急登を、足元に目を据えてヒタスラ高度を稼ぎ、約50分で尾根筋に出る。 ここで二回目の休憩。 尾根伝の急登を5分ほど一気に 登ると深田久弥氏(日本百名山の 選定者)の終焉の地に到着。 石碑には1971年3月とあった。 約40年前のことであった。 |
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この尾根道は更に急登、しかも岩山を両手を使って攀じ登ることの連続である。30分ほど歯を食いしばると、前方が開け、そこが1704mの山頂であった。Just 12:00に到着した。 登り始めから2時間30分で、予定より30分早く到着した。
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山頂からは360度の展望で金が岳の後は本物の八ヶ岳が雄大な姿を見せていた。 |
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南アルプスも目お前に見え、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)の後から一際高い北岳の山頂が突き出ていた。仙丈岳、甲斐駒ケ岳もハッキリ稜線が見えた。 |
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南アルプスの反対側には奥秩父の金峰山、瑞牆山が真近に迫って見える。 |
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遠く富士山も7合目以上が雲海の上に突き出ている。 また八ヶ岳の左端には山頂を冠雪した北アルプスの穂高岳、大キレット槍ヶ岳の稜線がハッキリ見え、その左端はなれたところに乗鞍岳が見えた。 |
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山頂は風もなく、快晴の暖かい陽射しを浴び、360度の展望を楽しみながら昼食にした。 |
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登り口と反対側の斜面の中腹あたりは赤く紅葉していた。 |
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下りは登りコースを戻る。最初は急な斜面の連続で注意が必要だ。 |
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長さ15センチほどもあるマムシグサに遭遇。 一気に休まず登り口の駐車場まで下りた。 |
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予定より40分下山した(14:30)。 途中で迎えのタクシーに電話を入れてあったため、JUST下山時に到着し、そのまま乗車し、日帰り温泉、武田の郷「白山温泉」に行く。(¥600-)源泉掛け流し 露天風呂からは正面に今登ってきた茅が岳の雄大な姿が正面に見える。民間の温泉で、自販機にアルコールはなかったが、親切にも温泉の主人が缶ビールを外から買って着てくれた。それで乾杯!
武田の郷 白山温泉
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韮崎駅からは日没の富士山が裾野まで広げて見える。 |
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夕陽に輝く富士山頂。 16:53の特急あずさ26号で帰路に着きました。 時間は十分余裕がありましたが、岡部さんが土産とシャツをホームに忘れて乗車し、発車後に気がつく。車掌さんから駅に連絡を入れ現物を確保してもらい。新宿駅に届けてもらうことで一件落着。 |
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好天気に恵まれ、茅が岳山頂から360度の展望で北アルプス、南アルプス、奥秩父の山塊、富士山の
景観を満喫してきました。
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