青森ツアーC
2010年8月8日(日) ミニ白神
レポートby吉松
昨夜の青森ツアー最後の夜も、良く食べ良く飲みました。しかもひょんないきさつから、それ歌え!やれ踊れ!の大騒ぎ
となり、ツアーの掉尾を飾るにふさわしい晩さん会とあいなりました。
翌8日は、小島旅館名物「貝焼きみそ」をおかずに朝食をとり、ツアー最後の訪問地「ミニ白神」散策に出かけました。
朝がめっぽう早い熊本さんは、朝5時には小島館を抜け出し嶽温泉からスカイライン入口までの往復60分の ウオーキング。名も知らない多くの花々に出会ったとか。 |
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【さて、ここから団体行動本編】
7:1 7:15 ゆっくりと朝風呂を楽しんで、遅い朝食をとる。
お膳右上が小島旅館名物「貝焼きみそ」。豆腐、ねぎに卵をかけて、味噌ごと貝殻のうえで焼いたもの。少々濃厚。 |
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嶽温泉小島旅館まえで集合写真。
8:15 ミニ白神に向けていざ出発。 |
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9:00ミニ白神到着。 白神山地は、ブナの原生林からなる地域で、1993年日本で初めて世界遺産【自然遺産】に登録された。自然のままに保護されることになったので、入山は禁止されている。 ミニ白神は、世界遺産登録地域ではないが、藩政時代から田の水を確保するために地元民に大切に守られてきており、白神山地核心部同様の森林景観を保っているとのこと。 |
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我々は今回の旅の最後に、ブナの原生林や人の手が加わらない自然の素晴らしさに触れることにした。
(写真右から5番目の方が、今回のインストラクターを務めくださる 五所川原市出身の長尾キヨさん) |
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長尾さんからミニ白神の謂われを聞き、外回り2.2km 90分コースの散策をすることにした。 |
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ブナやミズナラが生い茂るミニ白神。 |
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木々の説明を聞く。 |
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ブナの成長は大変遅く、そのために樹皮が裂けたりしないまま樹齢を重ねる。葉で受けた雨は根のところまで樹木を伝って下りてくるので、水を無駄にしないとのこと。 ブナの原生林は保水力が強いことでも知られており、私たちに豊かな水を提供してくれている。ここには樹齢200年を超えるものもあるという。 |
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草花の説明に聞き入る。 |
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散策コースでであった草花。 もちろんガイドの長尾さんからは名前と説明を受けたが、メモらなかったので、大半が?ですみません。 覚えている方は教えてください。 |
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? エンレイソウの実
モミジガサ(シドケ) アイコ
ミズ ハイイヌガヤの実
? マイズルソウの実
オオウバユリの実 マムシグサ |
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円球の大きな鏡が歩道に設置されていた。こずえばかり見上げていると首が痛くなるので、こんな仕掛けが役に立つ。
葉が生い茂って青空がほとんど隠れてしまい、なかなか実生の幼木は育たないが、台風などで大木が倒れると、その下の草木が一気に元気になってくる。 |
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【ちょっと一休みして】 ブナの幹に聴診器を当てて、根から梢に向かって水分を吸い上げている音を聞くことにした。
聞こえるかどうかは、その人の感性、知性、情緒の安定性、運動神経、目配り、気配り、耐久力、蓄財能力、散財能力、そして最後には結局人間性によるそうです?×#!$。 |
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そんなことなら、どれどれ・・・。 |
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われわれも、ど〜れどれどれ・・・。
お二人、聞こえたかな? 蓄財能力あたりに思い当たる能力不足がありませんか? |
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ブナの幹に食い込んだ熊の爪痕。 冬を前にして熊がブナの木に登って実を食べる。たっぷり食べておかないと長い冬を生きて越せないのだと言う。 |
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そんなやわな爪では冬は越せませんぞ、小野寺さん!!! |
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大きいブナの木がある辺りの東屋で一休み。 |
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ブナの原生林には色々な動植物が生息しているが、こんなものもその仲間。
大きなブナの根元辺りに住む巨大ナメクジ。 |
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湿地で成長した巨大キノコ。 |
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かくして、興味あふれる散策もあっという間に終わりました。
(以下敬称略。会話の内容に責任を持ちません) 長尾;他にどこを回ってきました? 川島;八甲田山、岩木山、そして 青森のねぶた祭 長尾;五所川原のねぶた見学は? 川島;今回は行けませんでした。 長尾;ねぶたはやはり、五所川原の 立ちねぶたですよ。今度来る 時は是非そうして下さい。 川島;それでは来年もクマさん会 で来ます。 |
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山裾に湧き出す冷たい湧水で乾いたのどを潤す。 |
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ミニ白神を11時に出発。 列車に乗る前に散策による汗を流すため、あおもりまちなか温泉を目指した。 途中岩木山が雄大な姿を見せていた。 |
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広々としたいい湯でした。
例によって例のごとくビールで乾杯(除く;運転手) |
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ここで最後のハプニング。 青森駅レンタカーにガソリン満タンで返そうと、ガソリンスタンドに寄ったら、なんと日曜休業!やむなく吉松車、高橋車は距離精算。堀車は営業しているスタンドまで戻って満タン返し。ガソリン代が満タンだと2,400円〜距離精算で3,900円と大幅に異なる結果となった。 ともあれ、無事に青森駅15:47発スーパー白鳥26号に乗車。 |
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八戸駅で目の色を変えて弁当を調達し、八戸駅16:57発新幹線はやて26号に乗り換えて、あとは一路東京へ。 |
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皆さん車中ではすっかり寛いで、 飲む人たちは大いに飲み、 食べる人たちはたらふく食べ続け
なにはともあれ幸せな4日間でありました。 |
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*ま〜だ食ってる(レポーターの独り言)* |
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集合写真を撮る雄さんの真剣な眼差し
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【最後に】 青森ツアーでは高橋雄二さんにすっかりお世話になりました。スケジュール作成、宿の押さえ、旅行の記録など、数え上げたらキリがありません。 |
四日間天気に恵まれて楽しいツアーとなりました。青森が関東よりも暑かったり、登山中の打ち身や転倒などの
ハプニングもありましたが、兎も角12人全員が無事に東京に戻ってこられました。
緻密なプランを作っていただいた雄さんに感謝します。
早や夢は、来年の夏のことに向かっています。クマさん会の皆さんで一献傾けながら、また楽しい計画を練り
ましょう。
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