今朝も良いお天気。朝から気温はずんずん上がり、6:30の時点で青森市内は26.6℃。
本日は、いよいよ”登山同好会”であるところのクマさん会の目的、八甲田山へと向かう。
6:00〜三々五々朝食をしたため、7:45 ロビー集合。
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8:00営業の青森駅前裏の駅レンタカーに行く。今回のレンタカーは、ホンダFIT(#1 吉松ドライバー・#2 堀ドライバー)、トヨタVitz(#3 高橋雄ドライバー)。 いざ出発! ←新明通りからの八甲田山 |
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9:05 岩木山展望台 明日向かう岩木山を望む。
展望台を後にして、八甲田ロープウェイに向かう |
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・・・・はずが、先頭の吉松車両があらぬ方角へ車両を向ける。「雪中行軍遭難記念碑」が見たかったらしいが、途中で諦め引き返す。 それを後続車が見逃し、2台は記念碑まで行ってしまい・・・。 前途多難? |
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菅野高原からの八甲田山
八甲田山は、活動は緩やかながらも、岩木山同様 本州最北部の火山。八甲田とは、八つ(たくさん)の甲状の峰(△)と山中にある田代(湿原)が由来とか。 |
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9:32 八甲田ロープウェイ山麓駅 到着 八甲田湧水、トイレ・売店・レストランあり。
9:45 ロープウェイ乗車(往復¥1600) ロープウェイ10分で一気に標高1300mへ。 |
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9:55 山頂公園駅到着。 トイレ・売店あり。 案内看板の一部。 これからのコースは 山頂駅→赤倉岳→井戸岳 →大岳(八甲田最高峰) の往復だ。 |
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靴紐も締めなおし、準備万端で10:15 出発。
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田茂萢(たもやち)岳周辺は、きつい登りもなく木道歩きが続く。 |
田茂萢(たもやち)湿原では、盛りを過ぎた一面キンコウカの名残。そこここに花が咲く。 |
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10:40 子供のこぶし大の石がごろごろする樹林帯登山道になる。 |
ヨツバシオガマ アオモリアザミ |
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背丈ほどのアオモリトドマツなどが両脇から枝を伸ばして道をふさぐ。腕を上げ、ファイティングポーズで進行。
10:42 給水タイム |
ヤマハハコ アキノキリンソウ
この実は何?ご存知の方、お知らせください。 ナナカマドの実 |
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11:00 5分休憩 尾根沿いに薄雲が流れ、山際を回り込んでくる風が見える。
1500m近くなるとハイマツを含む低木林となった。
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11:25 赤倉岳(1548m)
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伊能さんが自家製の梅ジュースと紫蘇酢ジュースを振舞ってくれた。甘酸っぱくて生き返る!
11:40 次のピークへ向けて出発 |
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11:47 井戸岳 1550m
↓高山植物保護のための柵が設置されている |
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ここから、目の前に大岳を眺めながらの下りになる。横殴りの風の中、だーっと高度130mほど下る。
髪をねぶたん(青森市観光キャラクター)のようにしながら、窪地の避難小屋へ。
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12:05 大岳避難小屋に まだ新しく木の香りがする。
ここで昼食タイム
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イワブクロ シラネニンジン |
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この先 大岳までは、短いがぐぐっと立ち上がった急な坂。余分な荷物は小屋において、身軽に登攀することにした。
12:35 避難小屋出発。
途中、川島さんが歩きながら装備を直していたら石につまずき転んだ。骨折?と心配したがなんとか歩けるとのことで登頂継続。川島さんは昨夜寝不足だったそうだ・・・(こっそりやった寝酒のせい?) |
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12:58 大岳 1584m 着。 広々とした山頂だが、あいにく霧の中。 晴れていれば、岩木山、陸奥湾など一望できるそうだが・・・残念。 |
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13:10 下り開始。 途中、雲が切れ、下界が望めた瞬間もあったが、総じて薄霧の中。 |
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アオモリトドマツ(オオシラビソ)の実 |
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大岳避難小屋から、下毛無岱(けなしたい)を経て八甲田ロープウェイへ下る道もあるが、荒れているという情報があり、来た道を戻る。
ちなみに、ここから酸ケ湯温泉へ下る道もあるが、4月に半澤夫妻が道に迷い、引き返してこの小屋で一夜を明かしたそうだ。 |
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チングルマの穂 |
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13:55 井戸岳に戻る
途中、能勢さんが躓き、木枠で脛を強打。 |
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みるみる脛がコブのように腫れ上がった! 幸い歩行に問題はない。手ぬぐいに水を含ませ、伊能さんが持参していた膝サポーターで固定。応急措置をして14:15下山継続。 |
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13:10 ロープウェイ山頂公園駅着。
能勢さんも無事到着。 |
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待合室では、高倉健主演の「八甲田山−死の彷徨」のビデオを再生中。
13:30発のロープウェイに乗り、13:40 駐車場に到着した。
一路、酸ヶ湯(すかゆ)温泉へ! |
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16:03 今夜の宿 酸ヶ湯温泉(一軒宿)にチェックイン。 http://www.sukayu.jp/touji/index.html 秘湯発見は400年前とも伝えられ、海抜900m余にあるため雲上の霊泉とも呼ばれる。泉質は名前のとおり酸性硫黄泉、白濁湯。
ここはヒバ千人風呂(混浴)が有名。まずはゆっくりと汗を流し、ビールで一服。
男女別の内湯(玉の湯)もある。 |
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湯治場でもあるので、日中17:00まで看護婦さんが常駐。能勢さんは怪我の具合を診て頂く。
初日の青森観光で右足小指に水ぶくれを作った能勢夫人・邦子さんと、膝をすりむいた百子さんも、翌朝に治療を受けることができた。 |
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18:00 夕食
評判にたがわず、気持ちのよい源泉風呂で汗を流し、待望の宴会ご馳走!
大過なく八甲田を楽しめたことに、乾杯! (*^▽^)/□☆□\(^▽^*) |
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ホヤ貝やミズ(山菜。ウワバミソウ)をはじめとした土地の名産がお膳に並ぶ。 お味も上等。 |
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20:00〜21:00は千人風呂が女性専用になる。 いそいそと出かけ、案内板に従って、冷湯(ひえのゆ)→熱湯(ねつのゆ)→四分六分→湯滝→熱湯→冷湯と、楽しむ。 湯温は、熱湯で42℃くらいか、四分六分はもっと熱い。
“熱湯”は源泉が底から湧いているとかで、まさに源泉に直接浸かっている状態。体が芯から温まる。
飲料泉は酸っぱく、口の中が一皮剥ける(?)感じ。
<写真は旅館HPより拝借> |
部屋へ戻ると男性陣はすでにお休みの方も多かったご様子。女性部屋も、明朝6:00出発の早朝ウォーキング(お宿の方のガイド付)
に参加すべく、21:30には消灯。
<高橋(雄)追記>
この日は、@朝、車で雪中行軍遭難記念碑方面へミスコース。A大岳への登りで川島さんが転倒。B帰りに井戸岳
への途中で能勢さんが転倒。C小野寺さんもハイマツで足元が隠された道に張り出していた木の株に脛をぶつけて
打撲。というハプニングがありました。
7月17日に飯盛山にいっしょに登った半澤夫妻から、4月に八甲田山に来た時、雪中行軍の亡霊に導かれ?道に迷い、
大岳避難小屋に引き返して一夜を明かしたので十分注意したほうがいいとアドバイスを受けていました。
どうやら八甲田山の雪中行軍の亡霊は、足にまとわりつくようです。(どうです?ちょっとは涼しくなりましたか?)