「飯盛山」

2010年7月17日(土曜) 

レポートby 熊本

 

一週間前から梅雨明けの予想をたてていたが、その通り、717日は関東・甲信越に梅雨明け宣言が

出された。今回は八ヶ岳の直ぐ隣の山、「飯盛山(めしもりやま1643m)」ハイクである。

参加者は半澤さん夫妻、川島さん、戎家さん、高橋ブラザーズの文さん、雄さん、急遽参加の能勢さん

と熊本の計8名となった。

新宿7:00発のスーパーあずさ1号は、

通路、デッキまで超満員で定刻に出発

した。

指定が取れなかった川島さんは満員で

八王子から乗れず、次の臨時特急に

乗ると連絡があった。

スーパーあずさ1号は小淵沢に8:54

で、9:13発の小海線野辺山行きに乗り

換える。

川島さんを除いて7人が揃った。

川島さんの乗った臨時特急は小淵沢着

9:13で同時刻。果して川島さんは間に

合うか?間に合わないとタクシーだ。

川島さんの乗った臨時特急が到着した

9:13に、我々の乗った小海線野辺山行

の列車は動き出してしまった。

残念、川島さんは間に合わなかったか

と思ったら、なんと列車が止り、ドア

が再び開いた!すかさず雄さんがドア

の「開」ボタンを押し続ける。

川島さんが陸橋を息を切らして駆け

下りてきて、何とか間に合った。

これで川島さんはタクシー代がセーブできた。

9:46野辺山駅到着。野辺山の上空は

青空が広がり陽射しが強い。

駅前で登山準備。

野辺山駅はJR駅で標高が最高点に

ある。その記念標識の前でスタートの

記念写真を撮る。

10時に駅前をスタート。暫く舗装道路を飯盛山に向かって歩く。

八ヶ岳は、3合目以上は雲の中。

広い農場があちこちにある。

大きなトラクターが頻繁に行き交う。

  

こんな珍しい標識も・・

歩いて行く先に筑波大学の「宇宙(太陽)

電波観測所」がある。

道路脇には珍しい花が咲いている。

クサフジ

イワベンケイの一種?

アカツメクサの群生

45分ほど歩くとT字路にぶつかる。ハイキングマップがあった。

飯盛山への直登登山口があるが、我々は左の舗装道路を更に進み「獅子岩」に向かう。

坂を登ると、先程通った電波観測所の

直径30mのパラボラ電波望遠鏡が

見えてきた。

この舗装道路を約標高100m登る。

この路にも高山植物が満載である。

ホタルブクロ

ノアザミ

キイチゴ

ヒメウツギ

月見草

ヨツバヒヨドリ

シモツケソウ

アヤメ

野辺山駅から70分で平沢峠の「獅子岩」

に到着した。

獅子岩の上で。

ギボウシ

ニッコウキスゲが所々咲いていた。

獅子岩の上に登り記念写真を撮る。

八ヶ岳の展望台であるが、残念ながら

3合目より上は依然と雲の中である。

野辺山高原 平沢峠(1450m)は絶好の

八ヶ岳の展望となっている。

                      ↓ここに貼ってあった写真

いよいよここから、登山道に入る。

その登山口で記念写真。

山道に入ると、やがて樹林帯となり登山道は湿って滑りやすい。昨夜かなり雨が降ったと思われる。

しかし、登山道の両側には次々と高山植物が現れ楽しませてくれる。

登山口にはウツボグサが咲き、登山中に良く出会う。

 

ヤマオダマキ

ウスユキソウも登山口近くに咲いていた。

トラノオ

ヤマブキショウマ

 

40分ほど鬱蒼とした、樹林帯を登ると

尾根道に出て展望が開けた。

タップリ汗をかかされたが、尾根道には

爽やか風があり、火照った肌に涼しく

気持ちが良い。

クガイソウ

前方に飯盛山の山頂が見え出した。

ニッコウキスゲが周囲に咲いているが

ピークは過ぎたようだ。

飯盛山(メシモリヤマ)は名前のごとく、

山姿がご飯を茶碗に盛った形に似てい

ることから名付けられた。

登山口から登り始めて丁度1時間、予定

通りのコース時間で全員飯盛山山頂

1643m)にたった。

ここでやっと昼食とする。

半澤さんが赤ワインを担ぎ上げて

くれて、全員で乾杯。

皆さん持ち寄ったお弁当で昼食。

ユックリ昼食を取ったあとで、山頂登頂

記念の集合写真を撮り13時下山開始。

ここまではOn timeのスケジュールで

きた。

山頂(1645m)は360度の展望であり、

南アルプスの甲斐駒ケ岳や千丈ケ岳は

見えるが、相変わらず八ヶ岳は姿を

見せない。

甲斐駒に堀さんが今日挑戦していると

のことだが、まだ麓であろう。

下山開始。

ここからの下りは暫く、樹木のない尾根道で高山植物を眺めながら下る。

 

緩やかな傾斜の尾根歩きは、正にピクニ

ック気分で楽しい。

カワラナデシコ

これもウスユキソウウ?

山頂から20分程下ると沢に沿った登山

道になる。この登山道が川のように水が

流れだし、延々と水が流れる路を歩かさ

れることになった。

沢歩きを20分程続けて、やっと平沢村

民家に出て舗装道路となった。

舗装道路を清里に向かって10分程下る

と「千ケ滝」の入口に出た。

「千ケ滝」はNHK大河ドラマ「風林火

山」のタイトルバックに映された滝だそ

うである。100m先とのことで行って見

る。

滝の高さは20m程でそれほど高くない

が、幅が広く、水量が多いため、周囲一

面に霧が流れマイナスイオンをタップ

リと吸い込んだ。

滝から10分程歩いたところにソフトア

イスの出店があり、勿論乾いた喉に冷た

いソフトクリームをほお張る。

ミルクが濃く旨い。

 

一旦、清里駅に出てタクシーで本日の

温泉「アクアリゾート清里 天女の湯」

へタクシー(5分 ¥890-)で行く。

天然温泉の源泉掛け流しで、ツルツルな

湯、サウナもあり、ユックリと汗を流す。

(¥750-/2時間)

http://www.okanokouen.com/aqua/onsen.html

 

大広間も空いており、生ビールが喉に浸

みわたる

90分ほど入浴・休憩で過ごし、ジャンボ

タクシーで清里駅へ。

 

清里17:07発の小淵沢行の電車を待つ。

 

小淵沢へ行く途中、左手の車窓から富士

山が裾野まで雲を被らず綺麗に見えた。

小淵沢駅で、半澤さん夫妻とお別れ。

半澤さん夫妻は相模湖に車を置いて

きており、普通列車で帰路に着く。

お疲れ様でした。

残った6名は特急スーパーあずさ28

17:41)に乗る。

自由席車両はガラガラで悠々座席を

確保し、恒例の車内宴会となる。

川島さん、能勢さん、文さんは八王子で

お別れ、お疲れ様でした。

戎家さん、雄さんとは立川でお別れ、

お疲れ様でした。

新宿までは熊本一人となり19:36

でした。

 

梅雨明けの飯盛山は1643mとそんなに高い山ではなかったが、高山植物が満載で目を楽しませてくれた。

 

次回は84日〜7日の東北ツアー(八甲田山、岩木山、ミニ白神山地)の予定。

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