2009年10月31日(土曜) 西沢渓谷

レポートby熊本

 

紅葉の西沢渓谷ハイキングは初参加の岡部夫妻を迎え、能勢夫妻、川島さん、小野寺さん、高橋文さん、熊本の8名で、
賑やかなパーティーとなった。高尾駅7:26発の小淵沢行の普通列車に乗る予定で、高尾駅に皆さん集合したが、
小野寺さんは、新宿で電車を乗り遅れ、一人特急スーパーあずさ1号で追いかけることになった。
大月駅で、予定の我々が乗っている普通列車に合流し、8名で塩山駅に向かい、定刻
8:48に到着。

前日予約しておいたタクシーの運ちゃん(2台)が改札口で待ち受けていてくれた。

早速、2台に分乗し、西沢渓谷に向かう(8:55)。

我々の乗ったタクシーの運ちゃんが観光案内をしながら走ってくれた。

笛吹川に沿って上流に上がる。

武田信玄の菩提寺「恵林寺」を過ぎ、20分程走り、三富温泉郷を抜け、大乾徳山の大平牧場への入口を過ぎると、運ちゃんが後ろを振り返ると乾徳山(2016m)が良く見えるの声で、見ると雄姿がはっきりと見えた。

運ちゃんが言うには、今年はこの地域で余り雨が降らなかったせいで、今年の紅葉は良くない、黄色から赤くならず枯れてしまう木が多いとのこと。

 

高度を上げていくと、紅葉の赤みが増してきた。

広瀬ダムに出ると、運ちゃんが車を止め、この湖面に映る紅葉が良いと、我々に写真を撮れという。

今日は風もなく、鏡のように映りこんでいた。

西沢渓谷に近づくと街道の両側にイロハモミが植樹され綺麗に色付いていた。

西沢渓谷に9:35に到着。

帰りの送迎を運ちゃんに頼み下りる。

色着いたイロハモミジの前で最初の集合写真を撮り、

雲ひとつない、目に滲みる紺碧の青空の下、渓谷に向かう。

渓谷に入るまで舗装された林道を約20分、周囲の紅葉を見ながら歩く。

正面に紅葉した木の間に鶏冠山(2122mトサカ山)のトサカ(山頂)が見える。

15分ほど歩いて、ナレイ橋を渡り

紅葉の林を抜けると

西沢山荘(廃屋?)前に着く。

ここが西沢渓谷の入口になっている。

西沢渓谷は笛吹川の源流である。

登山道は狭い山道になる。

グラグラ揺れる吊り橋を渡り、長い木の階段を登り、

一旦尾根に出て下るとイヨイヨ渓谷に入る。

最初に現れた滝は「三重の滝」

渓流脇の登山道は狭く、長蛇の列が繋がった。

 

 

 

 

西沢渓谷最奥にあるコース中のハイライトは【七釜五段の滝】(名瀑100選)である。

残念ながらこの付近の紅葉は全く終わってしまっていた。

「七釜五段の滝」を脇道で登り、河原で昼食にする(11:30

 

昼食後、標高50mほどの直登があり、15分で一気に登る。登りきったところが、

昔材木を運搬するトロッコの軌道跡に出る。

紅葉した尾根の上に、左に

鶏冠山及び右に木賊山(トクサ山2469m)の山頂が見える。甲武信岳は木賊山の背後で見えない。

今なお、トロッコの線路(軌道)が残っており、なだらかでピクニック気分で下る。

カエデは赤くならず、黄葉だ。

イロハモミジが真っ赤に黄葉

マムシグサ(テンナンショウ属)の雌花が真っ赤な実を付けているのに何回か出会った。

下りきり、笛吹川を渡る橋からはカラマツが黄色に染まった山肌が綺麗だ。

出発点に戻ったところで黄葉をバックに一枚。

西沢渓谷入口の土産物屋、バス停付近の紅葉は緑に映えて綺麗であった。

迎えを頼んでいたタクシー

14:15に着て、日帰り温泉「はやぶさ温泉」に向かう。

はやぶさ温泉は源泉100%の掛け流しで浴室に入ると硫黄泉の匂いが鼻をついた。

16:30まで約2時間の入浴休憩で、生ビールジョッキ2杯を空け、話に花が咲く。

16:30温泉を後に三度、タクシーで塩山駅に向かう途中前方に富士山が霞んで見えた。

「快足ビューやまなし」の指定を取り、8名で車内宴会をしながら帰路につきました。

左から能勢さん、岡部さん、高橋文さん、川島さん

左から熊本、小野寺さん、

能勢夫人、岡部夫人

 

終日、快晴に恵まれ、風もなく、秋の暖かな陽射しを浴びて、西沢渓谷の多くの滝を巡りながらオゾンイッパイ
吸い込んで、紅葉はピークを過ぎていましたが、楽しい一日でした。


今回は能勢さんがソニーの新製品、簡単にスイングパノラマが撮れるデジカメを購入し、持参しました。
パノラマ写真がとてもきれいに撮れています。その作品の中から2枚お届けします。






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