7月25日(土) 富士見高原ゆりの里

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八ヶ岳 編笠岳の麓 標高1200mから1450mのスキー場が夏には30種類以上500万本以上のユリが咲く、ゆりの里に変貌する。
7月25日(土)に高橋雄さんの企画で、ユリの里ウオーキングとなった。7月13日に梅雨明け宣言されたが、その後梅雨前線が戻り
この1週間は雨模様で天候が安定しない。ユリの里ウオーキング当日も天候が危ぶまれたが、登山ではないため、小雨決行とした。

  山梨の小淵沢駅10:30に集合は先ず、塩野さん
(古里シスターズ姉)、田上さん、熊本がスーパー
あずさ5号で、集合時間より30分以上早く着いた。 
時間つぶしに3人とも駅ソバを食べる。
野沢菜天ぷらそば(¥400)は旨かった。
10分後に臨時特急で高橋雄さんが到着。
最後に町田から特急「はまかいじ」で川島さん
(古里シスターズ妹)が駆けつけ、これにて本日の
参加者5名が揃った。
富士見高原 ゆりの里までタクシーで、15分で到着する。
1300の標高であり、日陰は非常に涼しく、都会の灼熱
からは想像も出来ない。 
レストハウスに入口があり入園料とリフト乗り放題で
\1700-を払い園内には入ると、10名ほどでオカリナの
演奏をしている最中であった。
地元の同好の志のボランティアであろうか。
下がわ一面に黄色ユリで長い絨毯を敷き詰めたように
見るものを圧倒させる。
我々は展望リスフトで1300mから1400mまで上がる。
リフトの下には白、黄色、ピンク、橙、赤、黒色様々な
色のユリが咲き乱れそれも、ユリの花が足にぶつかる
ほど、背丈が長く伸びている。
1400m〜T450mのゲレンデ斜面は「展望ゆり園」と称し、
白、黄色、橙、ピンク等の色の帯で交互に敷き詰めて、
一つ一つのユリの花弁が大きく見応えがあり、その群生は
見事であり、500万本は宣伝トークでなく、本当にそれ以上
の数がありそうに思える。

  展望ユリ園は下から上までユックリ各種色の
ユリの写真を取りながら進む。
雲の間から陽が差し込み暑い。

暫くユリの群生に感動しながら写真を撮って
いると、川島さんの人差し指の先端にトンボが
止まった、そのまま、歩き始めても止まったまま
で動かずジットしている。家族ずれが近寄り、
小学生くらいの男の子に指を出してごらん、と
呼びかけると、今度は子供の指に止まり、実に
人懐こいトンボであった。
ユリ園の脇の土手には所々に薄紫のホタル
ブクロが咲き、
またユリの群生の中に突き出た様に
クガイソウが咲いている。

1450mの最高点は「展望ゆり園」の名の
如く、ゲレンデで何の障害物もなく、展望
は抜群である。
一面のユリの群生の下には富士見市街地
と更に、正面に南アルプスから連なる山並み
があり、今日は残念ながら甲斐駒が岳や
鳳凰三山は雲の中に隠れており、唯一、
入笠山が確認できる程度であった。
良く見るとユリだけでなく、サクラソウなどの高山植物
も結構咲いており楽しませてくれる。
「展望のユリ園」を十分に堪能し。
リフトで下りスタート地点まで戻る。
今度は、「ロマンスゆり園」に向かう。
標高1300mから1200mの斜面が黄色一色に
染められたゲレンデを上から見下ろす景観は
言葉では言い尽くせない迫力があり、壮観である。
ユックリ下り始め、展望ユリ園の景色とは異なり、
新しい感化で楽しめ写真に収めながら下る。
この斜面にも、ホタルブクロや、ヤナギラン等の
高山植物が咲き写真を撮っていると、 
 ポツポツと雨粒が落ちてきた、上を見ると
黒い雨雲が低く流れており、通り雨のようだ。
一応傘を出したが、直ぐ止んだ。
 黄色の長い絨毯が終わると、菱形のブロック
にデザインされたユリ畑には各色のユリがあり、
これまた楽しめ、また写真を撮る。
 
 下りきるとテントで囲われたベンチがあり
丁度時間も12時で、ここで昼食とした。
下から見上げる景観もまた一興である。

昼食休憩を取り、今度は「白樺ゆり園」である。
一周約1kmの白樺樹林の中に各色のユリの
花が良く映えて絵になる。
集合写真を何箇所かで撮るが、あくまでユリが
主役で人物は添え物(刺身のツマ)である。
上空は青空が広がり、雨の後で空の青さが
鮮やかで眩しい。

   折り返しの少し手前のオオバギボウシの
花が3ヶ所ほど咲いていた。
折り返し点には茶店がり、この付近は白樺が
密集していて、数多くのカメラマンが大きな
三脚を立てて狙っている。
  白樺と大きな岩石が造る自然の庭園のユリの
花が咲き、見飽きることがない。 
「白樺ユリ園」を1周して、再びロマンスゆり園
に戻る。
今度はロマンスリフトに乗り展望リフトの乗場
まで戻る。

古里シスターズが展望リフトにもう一回乗ろう
と提案。
時間も早いこともあり、再び展望リフトに乗り、
1400mの地点に上がる。
ここから林の中に入ると、彫刻公園(彫刻の森)
になっていて、大きな石で作った彫刻が設置
されている。
彫刻公園の先端は展望台になっており、
晴れていれば、富士山の絶景ポイントに
なっている。
右端に諏訪湖が見えるが、残念ながら一面に
ガスが掛かり始め、雨粒も落ちてきた。
また雨雲の通過コースに入ったようだ。
丁度、東屋があり逃げ込んだが、直ぐ雨は止ん
だが、ガスは取れない。
この付近にはシモツケソウが咲いていた。 
再びリフト乗場に戻り、下った。
スタート地点のレストハウスでユリの販売を
行っており、古里シスターズはドレを買おうか
と選別に余念がない。
値段の交渉もシッカリ行い、川島さんが
黒い百合(ランディーニ)
   を3株購入。 
   これで富士見高原 ユリの里に十分堪能して、
本日の温泉八峯園「鹿の湯」に向かう(13:40)。
お土産に買ったユリを手にぶら提げながら、
1Kmほど下ったところにある温泉まで歩く。
上空はスッカリ晴れ渡り山に張ったガスも
取れ、編笠山も全貌を見せた。
ユックリ歩いて20分で「鹿の湯」に到着(\700-)。 
 休憩の大広間も空いており、ザックを下ろし、
早速、温泉に浸かる、内風呂(二つ)、露天風呂、
サウナ、水風呂があり、ここも空いていて、
日焼け止めを洗い落とし、ユックリと汗を流した。
入浴後は生ビール(くるみタレのコンニャク田楽の
ツマミ付きで¥600)で乾杯。
外を見ると、南側に時折雲の間から鳳凰三山の
地蔵岳が顔を出し、尖がったオベリスクもよく見える。
 
90分ほど入浴休憩し、タクシーを呼び小淵沢駅に
向かう。
 15:55のあずさ24号は自由席がガラ空きで、
5人で8人席をボックスで取り、例によって車内
宴会をしながら明るい内に帰宅しました。

次回は山形登山ツアー(鳥海山、月山、湯殿山)です。

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