6月27日(土)湯の丸山
高橋(雄)記
今年は暖冬の影響で花の見ごろが例年より早まっていたため、湯の丸山行も当初の予定より1週間早めて6月20日
としていた。6月初めごろの湯の丸山のレンゲツツジ開花情報も20日ごろが見ごろとなっていた。
しかし、その後気温が上がらず、開花が足踏みし、開花予報も見ごろが24日以降にずれたため、急遽、当初予定の
27日に戻した。 しかし熊本さん、吉松さんは27日は別の予定を入れてしまっていたため、先週の6月20日に決行
(既報)し、今回は2週連続で別メンバーでの実施となった。
今回のメンバーは、能勢さんご夫妻、堀さんご夫妻+お嬢さん(初参加!)、高橋(文)さん、川島さん、私の8名。
行きの長野新幹線のあさま507号自由席は混雑。大宮から乗車で、座れない人もいたが、本庄早稲田で学生が
降りると席に余裕ができ、全員座ることができた。
佐久平駅に9:21着。 先週の熊本さんからの情報で、9:40発の 湯の丸行きのバスは30人乗り程度と小さく、 混雑が予想されたため、待ち合わせは改札 ではなく、バス停(蓼科口3番乗り場)直行 とした。これが正解で、我々のあとから乗った 人は座れず、ぎゅうぎゅう詰めとなった.。 しかし、急遽、臨時バスを15分後に増発する ことになり、立っていた人は降り、定員に 戻って出発。 |
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10:50 地蔵峠の湯の丸バス停到着。(\1,330) そこからつつじ平まではリフトで上がる ことにした。(¥500) が、リフトはすでに長蛇の列。 20分並んでやっと乗れた。 11:10 |
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リフトの下は牧場。牛とツツジを見下ろし ながら10分乗る。 |
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11:20 つつじ平入口でスタート写真。 |
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大きなよもぎが群生。川島さんは すかさず採取。 山のよもぎは、大きくなっても上の部分 のやわらかいところはてんぷらなどに して食べられるそうだ。 |
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つつじ平に踏み込むとそこはレンゲ ツツジ一色。 |
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ちょうど満開のベストタイイング!! 国の天然記念物に指定された60万株 の荘大なレンゲツツジに埋もれて写真 を撮りまくり。 |
レンゲツツジをかき分けながら山頂を めざして進む。 |
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足元にはイワカガミも現れ始めた。 | |
つつじ平の上部には、登山の安全を願う 鐘があり、鳴らして通る。 ここから山頂まで高低差300mあまりの 急な登山道となる。 |
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登山者が多く、山頂までの細い道は 行き交う人で渋滞。富士山なみだ。 |
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ゆっくり進むが傾斜が急で結構きつい。 振り返るとつつじ平がオレンジ色に 染まっている。 |
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ところどころにズミの木があり、白い花 を咲かせている。 |
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サラサドウダンツツジも見られた。 | |
高山植物も多い。 コケモモ? |
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ゴゼンタチバナ | |
ヘビイチゴ? | |
ツマトリソウ | |
マイヅルソウ | |
山頂が近くなってくると、つつじ平の 全景が見えてきた。 |
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12:42 やっと山頂(南峰2101m)着。 渋滞ときつい登りで予定より約30分遅れ。 梅雨時にはめずらしい、雲ひとつない晴天 で360度のパノラマ。 条件が良ければ南・北アルプス、富士山、 八ヶ岳等が見えるはずだが、気温が高く、 遠くは霞の中でちょっと残念。 |
ここで昼食。 まずは焼酎の「ぬるま湯割り」で乾杯。 背中のザックの中のペットボトルの水は 日光直射でぬるま湯となっていたのだ。 |
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うめ胡瓜、煮物、おいなりさんなど、用意 してきていただいたものをごちそうになり、 お腹いっぱい。 |
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13:15 北峰めざして出発。 |
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イワカガミの群生が目を楽しませてくれる。 道の両側にはロープが張ってあり、 「イワインチン保護・立ち入り禁止」の張り紙 があった。 イワインチンとは、初めて聞いたが、黄色い 花で、8〜10月ごろに見られるらしい。 |
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13:27 北峰(2099m)山頂。 岩がごろごろしている。 |
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写真を撮って1.5Km先の角間峠めざして 下山開始。 岩の道でちょっと歩きにくい。 |
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ベニバナイチヤクソウ | |
ハクサンチドリ | |
サラサドウダン | |
病気か?虫の卵か?ちょっと気持ち悪い が、こんな葉もあった。 |
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ウマノアシガタ | |
このルートは人がほとんど通らないようで、 途中出会ったパーティーはたった一組。 渋滞したつつじ平からのルートとは大違い。 急な岩場もちょっとあったが、鎖やロープ場 などはなく、さほど難渋はしない。 |
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14:10 角間峠。 東屋があり、再びレンゲツツジ群落が 目につくようになった。 |
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ここから鹿沢温泉までは1.6Kmの ゆるやかな歩きやすい下り道。 レンゲツツジの間を、遅れを取り戻すべく ペースをあげてスタスタ下りる。 |
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笹と針葉樹林帯を抜け、 | |
コゴミの大きく成長した群落なども 見ながら終盤になってくると、 |
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別荘が現れ、道端にはアヤメの花が 咲いていた。 |
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白いアヤメもあった。 | |
県道94号線への合流点には99番観音 があり、 |
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ほどなく百番の大きな千手観音につき、 無事下山を感謝し、手を合わせる。 |
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14:56 100番観音のすぐそばの、本日の温泉、 紅葉館(\500)に到着。 源泉かけながしだが、内湯ひとつで、洗い場 設備も質素。 時間も押しているので30分ほどでそそくさと 上がり、 |
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缶ビールで乾杯。 ジャンボタクシーを呼んで 15:50 紅葉館発 16:20 万座鹿沢口着(\9,790) |
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16:27 特急 草津6号で帰途についた。 万座鹿沢口が始発でガラガラ。 自由席向かい合わせ、同列で8人 陣どり、 |
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例によって車内宴会となりました。 |
梅雨時ながら終日快晴、レンゲツツジ満開のピークにあたり、ラッキー大満足の一日でした。
皆さん、お疲れ様でした。
帰りのジャンボタクシーの運転手さんに聞いたら、小諸周辺にも日帰り湯があるそうです。
次回は小諸か、設備が良さそうな新鹿沢温泉あたりの利用がいいかもしれません。
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