09.05.09富士芝桜・パノラマ台

昨年オープンした富士芝桜の開花が今年は早いとの情報で予定より1週間前倒しして、
5月9日に、本栖湖にある富士芝桜を見学して、精進湖畔のパノラマ台に登り富士山を
仰ぎ、帰りに温泉入浴する企画をした。
5月5日から前日まで雨模様で思わしくない天候であったが、当日の5月9日は日の出から
雲ひとつない快晴で最高の天気になった。

大月から富士急行線に乗り換え、三ツ峠
駅を過ぎると、左手に富士山がきれいに
見えた。昨日までの雨が、5合目より上は
雪だったようで、この季節にしては雪が多い。
まさに雪化粧をして我々を迎えてくれた。
河口湖駅9:00集合に集まったのは雄さん、
熊本と初参加の阿部さん夫妻である。
雄さんは早めに到着し、レンタカーを借りて
待っていてくれた。
駅前には「富士芝桜まつり(4月29日〜
5月31日)の幟が立ち、駅前の温度表示
では朝8:49分で約20度を示していた。
阿部さん夫妻は8:55に到着し、早速、
本栖湖にある富士芝桜の会場に向かった。

河口湖の風穴、氷穴で有名な鳴沢付近から
渋滞が始まった。本栖湖まではまだ15km
もあり、心配されたが30分程ノロノロ運転を
しているといつの間にか渋滞が解消され、
青木が原樹海辺りでは快適な走行となって
一安心。
精進湖の近くからは南アルプスの真っ白
な尾根が大きく見える。
会場に近づくにつれ駐車場に入る渋滞が始まったが、予定通りの時間に何とか到着した。
本栖湖の会場は上九一色村の近くで、オーム真理教のアジトで一躍有名になった場所で、
芝桜で汚名挽回、イメージアップを図る村おこしの一環かもしれない。
富士芝桜は70万株が植えられ首都圏最大級
の規模を誇っており、今日が見頃のピーク
かもしれない。会場に入ると5色の芝桜の
香りが充満している。
秩父羊丘公園の芝桜よりも広く、何と言っても、
中央の竜神池を囲んだ芝桜、そして正面に
富士山が大きく背景としての景観が呼び物と
なっている。今後も益々認知度が上がってくる
ことだろう。

10時過ぎに会場に入った(¥500―)が、既に大勢の人が押し掛けていた。

約1時間色々な角度から写真を撮りながら
散策した。
ミツバツツジの小道と称した遊歩道があるが、
まだ植林したばかりのツツジで今年はまだ
根付くのがやっとの様子であった。
十分芝桜の景色を堪能し、次の精進湖へ
向かう。
途中崖崩れで通行禁止となっていて、
精進湖を一周するはめになったが、登山口
近くの湖畔に駐車し登山準備をする。
精進湖の湖面が標高900mでパノラマ台
が1328mであるから標高差約400mの登り
となる。
登山口で写真を撮り登山開始する。
 
登山道脇にはスミレやイカリソウが
咲いている。
比較的緩やかな歩き易い樹林帯を20分程
登ると視界が開けた展望場所に出て、真下
に精進湖、正面に富士山が見える
ビューポントで、最初の休憩を取る絶好の
場所である。
風がないため既に背中には汗が滲み出て
いる。更に20分程登ると、小学生20人ほどの
下山に出会う。大きな声で「こんにちは」と
声を掛けてくれる。子供は元気だ。
木の橋を2回ほど超えて更に20分程登ると
尾根に出てパノラマ台と三方分山への
分岐点で標高1300mまで登ってきた。
パノラマ台まではあと標高30mの
尾根歩きで15分で到着した。
パノラマ台は名前の如く、270度の
パノラマ展望で精進湖、本栖湖、西湖、
河口湖が見える。
勿論、富士山は真正面に、その下に
大きく広がる樹海。更に白く冠雪した
尾根が連なる南アルプスが臨め、反対
側には金峰山等の秩父山塊、八ヶ岳
までが見える素晴らしい展望である。
ここで昼食を取り下山に入る。

精進湖の駐車場に戻ったのは14:40。
次は本日最後のイベント、日帰り温泉「温泉寺」である。精進湖を後に、河口湖に向かうと青木が原樹海に
入り始めたところで、今度は帰りの渋滞につかまった。河口湖までは13Kmあり、兎に角、動かない。
10m走っては止まり、5m走っては止まりの状態が延々と続く。時間はドンドン過ぎて行き、15:30に
なってもまだ残り8kmある。これでは河口湖駅に着くのが何時になるか?であった。
結局、河口湖駅に着いたのは16:10で1時間30分も掛かってしまい。阿部さんは家に犬を留守番に置いて
きた為、心配で温泉入浴せずにそのまま16:16発の新宿直行の快足に乗り帰られた。
雄さんと熊本はレンタカーを返したあと、
タクシーで温泉寺に行き、汗を流し、
生ビールで乾杯。
18:09河口湖発の特急フジで飲み
ながら大月で19:14発快足東京行きに
乗換えて帰路に着きました。

初参加の阿部ご夫妻、お疲れ様でした。

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