4月4日(土)棚横手山・甲州高尾山
〜レポートby高橋(雄)〜
今年は3月までは過去に登った山だったが、今回の山梨の甲州高尾山は、クマさん会では初めてとなる。
立案したのは熊本さん。しかし、滋賀の息子さんのところへ行く用事ができて参加できなくなったため、
私、高橋(雄)が代りを務めることになった。そこで、コースを予習したところ、熊本さんの案では、大善寺から
登り、大滝不動がゴールとなっていたが、大滝不動のほうが400m高く、ここはタクシーで上がったほうがラク
と思い、逆コースをとることにした。そして、ラクになった分、甲州高尾山より高くて富士山も見えるかもしれない
棚横手山へピストンで足をのばすことにした。
参加者は、鵜飼さん、堀さん、戎家さん(クマ山会は2回目)、川島さん、高橋(雄)の5名である。
朝 8:20、高尾発の甲府行の普通電車は、混んでおり、立っている人も多い。この電車はどうやら
始発は八王子 8:04で、少し早めに家を出て八王子で乗り込むのが正解のようだ。
しかし、途中の駅で登山客が次々と降りていき、大月では結構座席が空くようになった。
大月では特急通過待ちで16分停車。その間に、車内を歩きまわり、川島さん、堀さん、戎家さんと
合流できた。 9:33、集合場所の「勝沼ぶどう郷駅」着。なんと、線路脇の桜が満開で出迎えてくれた。
鵜飼さんは我々より一足早く着いて おり、この見事な桜をカメラで撮って いた。 |
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タクシーで大滝不動尊に向かう。 山道の脇には、黄色いアブラチャン や、キブシの花も満開で、あちこち にあり、目を楽しませてくれる。 |
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15分走って大滝不動尊着。 (\2,060) 仁王門の前でスタート写真を撮る。 10:02 |
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仁王門から本堂まで、長い急な石段 が続く。 早くもひと汗かいて本堂にたどり着き、 登山安全を祈願する。 本堂の背後には、落差140mの男滝 がある。 実は、ここは川島さんが幼いころ、勝沼 でぶどう園を営んでいる伯父さんと来た ことがある、とても懐かしい場所とのこと。 当時の「モモちゃん」は目がくりくりして、 それはもう、かわいかったそうだ。 |
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本堂の右手脇から登山道に入る。 10:14 |
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10:30 展望台着。 晴れて視界が良ければ南アルプス と甲府盆地が見えるはずだが、残念 ながらよく見えない。 |
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展望台から舗装林道を100mほど 下ったところに、甲州高尾山への 標識があった。うっかりすると見過 ごしてしまう。そこから再び山道に 入る。 |
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10:58 尾根道の分岐。 ここで小休止。 川島さんからチョコレートの配給が あり、エネルギーをチャージ。 ここから富士見台を経て棚横手山 への往復となる。 |
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富士見台へと尾根道を登る。 | |
南東側の斜面は、1997年3月11日の 大規模な山火事で焼き払われていた。 檜が植林されているが、大きくなるには まだまだ時間がかかる。 |
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11:18 富士見台着。 北北東にめざす棚横手山が見える。 直下まで林道が伸びている。 しかしこの林道は一般車は大滝不動 までで通行止め。 タクシーで上がれればとんでもなく ラクなのに・・・ |
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富士見台では、その名の通り、南に 富士山が見える。 しかし今日は視界が良好とはいえず、 しかも8合目以上は雲の中。 |
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富士見台から一旦少し下って 急坂を登り返し、林道を横切り、 |
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さらに急坂を登り切るとそこは | |
本日の最高点、棚横手山頂。 11:49 山頂は狭く、南方向は開けている が、あとは立木が視界をさえぎって いる。 南には三ツ峠、富士山、黒岳等が 見える。 富士山の雲はだんだん多くなって よく見えなくなってきた。 |
山頂には我々以外はおらず、貸し切り 状態で昼食をとった。 ラーメン、おにぎり、パン、川島さん手製 のお漬け物、焼酎のお湯割りなどでお腹 を満たす。 風もほとんどなく、快適である。 |
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12:28 下山開始。 山頂には大富士見台の看板もあった。 尾根道の分岐までは来た道を戻る。 |
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再び富士見台を経由し、尾根道の 分岐からは甲州高尾山をめざす。 一旦下るが、甲州高尾山手前は ちょっと登り返す。 |
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この坂の石は板状にはがれやすく、 脆い。硯の石のようだ。 |
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13:26 甲州高尾山頂。 |
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さらに300mぐらい進むと剣ケ峰 | |
剣が峰からは急な下りが続く。 | |
高度が低くなるにつれ、花が目につく ようになってきた。 ←サクラの一種? |
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←キジムシロ? | |
急な下りが延々と続き、ヒザは ガクガクになってきた。 |
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←ワラビの子供? | |
急坂の途中の尾根(柏尾山?)で 一服。 甲府盆地の眺めが良い。 |
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勝沼ぶどう郷駅の桜並木もよく見えた。 | |
一服してヒザの笑いも治まって、 大善寺への最後の急坂を下る。 大善寺も見えてきた。 境内には満開のサクラが咲いている。 |
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脆い岩のザレ道で、すべりやすい。 ころばないよう、慎重に足を運ぶ。 |
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15:00 無事に長い急坂をこなし、 大善寺着。 サクラと菜の花をいれて一枚。 ちょっと前から弱い春雨が降ってきた。 |
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満開のサクラに | |
なんと、ミツバツツジも満開だった。 | |
サクラ、ミツバツツジ、足元には スイセンも咲いている。 |
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そして駐車場には大きなミモザ が黄色い花をたわわにつけていた。 ここでタクシーを呼んでぶどうの丘に 向かった。 (\1,340) |
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15:30 ぶどうの丘の中の天空の湯着。 入浴料\600。 お湯はぬるめでつるつるしている。 ミストサウナ、ジャグジー、展望露天 もあって、ゆっくり入っていたかったが、 次のイベント、ワインの試飲に気が 向う。 ワインの試飲は17:00までとのことで、 温泉はそそくさと30分で切り上げた。 |
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そして温泉のとなりのワインカーブへ。 ここで、お酒は飲まない鵜飼さんは、 先に帰られた。 |
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甲州市推奨の約180銘柄・約2万本 のワインを一同に揃えた地下ワイン 貯蔵庫。 専用の試飲容器 ←タートヴァン(有料:1100円)を買うと 全てのワインが試飲できる。 |
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ワインは1本\735〜\3725まであった。 赤と白をかたっぱしから飲み比べる。 しかしとうてい全種類は飲めない。 立ったまま、おつまみナシ、風呂上がり で、酔いが回ってくる。 |
17:30までワインを試飲、その後タクシーで駅まで。(\710) 17:55の普通電車 高尾行きに乗って帰りました。
サクラに始まり、ワインで終わり、新しい体験をした楽しい山行でした。