3月7日(土)筑波山

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前々日までの情報では雨予想であったが、一転して晴れとなり筑波山 梅見ハイクを行った。
当初9名と多数の参加者予定であったが、7名の方が諸所の理由で参加ができなくなった。
残ったのは小峰さん、熊本の二人、しかし前日、当日新たに参加連絡があった、高橋雄さん、
堀さん、伊能さんが加わり5名となった。
つくばエクスプレスに秋葉原駅から4名が、途中から伊能さんが乗り、車窓からは男体山を
初めとする日光連山が綺麗に見え、双子峰が大きく見え出すと、つくばセンターに到着(8:45)。

伊能さんが大きなダンボールをぶら提げて
きた(?)、何と我々のために自宅で採れた
キュウイと朝どれのブロッコリーをお土産に
持ってきてくれた。
9:00発の筑波山つつじが丘行のバスに
乗り登山口に向かう。  
筑波山は876mと日本百名山で最も標高の
低い山であり、深田久弥氏が選んだ理由は、
その歴史の古いことを第一に挙げている。
奈良朝初期の常陸風土記に既に現れ、
万葉集にも3首出てくる。宗教登山だけでなく、
かなり早い時期から遊楽登山を親しまれた山
だそうである。
山をバスが上り高度を上げていくと、平坦な
関東平野に富士山が浮き上がって見えてきた。
9:50につつじが丘に到着。
青空が広がっているが、風が強くロープウエー
が運行停止になっているほどである。
登山準備を整えて、スタートの写真を、
女体山と、筑波山の標識を背景に撮り
いよいよ登山開始する。
筑波山の登りコースは杉、檜は多くはない
が、雄さんと熊本は花粉症のため、マスク
して登山である。
登りはじめて、向かって隣右方向の加葉山
(709m)からの鞍部に風力発電が二機立って
おり、これを横目に見ながら、階段状の登山道
を登る。 
高度を上げていくと大きな湖「霞ヶ浦」が太陽
に照らされ光り輝き更にその奥に太平洋の
水平線も薄っすらと確認できる。
右方向には富士山が空を突き、その下には
都心のビル群が蜃気楼の様に霞んで見える。
 階段状の道が終わると、大きなゴロゴロ石の
急なガレ場となり、背丈の低い枯れた潅木
だけしかなく、陽射しを背中から受けて、既に
汗が吹き出ている。
これを登りきるとツツジの木が一面の茂って
いる平坦なつつじが丘高原にでる。
5月頃はヤマツツジ一面オレンジ色に染まり、
そこから富士山を眺めたら、さぞかし見事で
あろう。 
つつじが丘を過ぎると、アオキ、杉、檜、ブナ
の木の樹林帯に入り、登り下りを繰り返し
ながら急登りを詰めると、 
三年前にはあった弁慶茶屋が今は跡形も
なく、取り壊され整地されていた。
登り初めから丁度1時間経ち、ここで小休止
を入れる。
ここからも富士山が見え、
これから向かう女体山の山頂が望め山頂に
立つ人影が大きく見える。
 ここから大きな奇岩が続々と現れ、最初は
「弁慶の七戻り岩」が大きく前方を遮り、
その脇を抜けると「母の胎内岩」が続き、
おおきな岩の重なり合った登山道と
なっている。 
弁慶茶屋跡あたりから、夫婦ハイクが連れて
きた犬が、我々の相前後して登っている。
13歳とのことで、人間にすれば7倍して
91歳位だろうか?
それにしては元気な犬である。 
 北斗七星の形に似ていることから名付け
られて「北斗岩」、
更に「出船入船」等の岩を通り、女体山の
麓に近づく。
ここから、岩山の急登が山頂まで続く。
マスクをしながらの急登りは息使いが
激しくなりハーハーしどうしである。
女体山山頂(877m)にやっと到着した
(11:30)。
山頂に立つと、関東平野が一望でき、
都心まで何の障害物もなく真平なことが
良くわかる。

反対側には男体山を初めとする
日光連山や
富士山と見紛うばかりの極似の
真っ白な浅間山が大きく見える。
東峰にあたる女体山頂に祀られて
いるのはイザナミノミコトで、参拝し、
記念写真を撮り男体山に向かう。
風が強く岩の先端に立っていると
風に吹き飛ばされそうだ。
一旦標高20m程下る途中、残雪
がまだ融けずに残っていた。
鞍部にあたるところにカタクリの
植栽場所があり、ここが風除け
となり、ベンチがあり、ここを昼食
場所にすることにした。
早速、熱い湯を沸かしラーメンや、
お湯割りでお腹なお中から温める。
伊能さんが持ってきてくれた自家製
の「柿の赤ワイン漬け」これが実に
甘くて旨い、そして「ゆず茶」これは
ビタミンC一杯で元気が出た。

ユッタリ休憩を含め時間を過ごして、ケーブルカー山頂駅の展望台に行く。
展望台からは那須岳、日光の女峰山、男体山、白根山、皇海山、更に遠くに谷川岳を含む
新潟の山も見え、更に左側に赤城山が連なって見える。
この寒い時期にしか見られない景色であろう。

カメラに収めてから、東峰の
男体山に向かう。
20分の登りで男体山の山頂に
立つ(12:30:860m)。
ここからは都心に向かっての
関東平野が広がり、富士山はもう
雲で見えないが代わりに真っ白な
浅間山が大きく見える。

男体山山頂にも神社があり、
イザナギのミコトが祀られている。
景色を堪能して、写真を撮って、
ケーブルカー駅に下り、13:00の
電車に乗り麓の筑波神社まで下山
する。
下山駅には黄色い福寿草が咲いて
いた。。
筑波神社は大きく立派な神社で、
無事下山のお礼の参拝をする。
山門を出た広場で、大きな声で
ガマの油売りの口上が行われて
いて、大勢の聴衆を集めていた。
帰りに温泉に入る「ホテル青木」に
ザックを置いて、15分ほど車道を
歩いて次の筑波梅林に行く。

今年は満開のピークは過ぎたよう
であるが、白梅、紅梅が入り混じって
園内一杯に咲き、まだ十分見応え
はある。
丘の上にある東屋まで上がり梅林
を眼下に俯瞰しその先に関東平野
が広がり絶景である。
20分ほど梅花を鑑賞して
ホテル青木屋に戻る。
7Fの屋上に「雲上の湯」と称した
露天風呂があり、温泉である。
洗い場もあるが、風が強く寒く、
頭を洗うのがやっとであった。
雄さんは内湯の大浴場、サウナ
つきを一人独占で堪能したとの
こと。
風呂の出口に椅子が何脚か
置いてあり、そこで自販機の
缶ビールで乾杯。

筑波センターまでバスで戻り、つくばエクスプレスに乗り、伊能さんからの
お土産を4人で分けて秋葉原へ向かい明るい内に東京に戻りました。

次回は3月14日(土) 奥多摩の吉野梅郷〜日の出山〜つるつる温泉です。

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