2月21日 南郷山・幕山・湯河原梅園

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スケジュール

09年度4回目のハイキングは2月21日8(土)湯河原に南郷山・幕山に登り、幕山公園の梅園(湯河原梅林)で
初梅見を楽しむ企画である。湯河原駅で8:55待ち合せに集合したのは、高橋ブラザースの雄さん、文さんと
鵜飼さん、根岸さん、紅一点の川島さんと熊本の6名である。鍛冶屋行きのバスは超満員で我々は2台のタクシー
に分乗して鍛冶屋のバス停より更に上の南郷山登山口に近いところまで乗りつける。
ここから南郷山山頂まで3.8Kmの標識があった。

早咲きの桜の花や水仙などを
見ながら歩き始めると、道端の
所々に朝取れのミカン(12個)、
レモン(3)が¥100、他に、干し柿、
等を篭に入れて置いてある。
早速、雄さん、熊本がミカン、根岸さん
が干し柿、川島さんがブロッコリと
レモンを買い入れる。
登り始めから少々荷物が重くなった
が後が楽しみである。
暫く急な舗装道路を登ると、途端に
汗が噴出した。
昨夜の天気予報では「最高気温が
9度くらいで、風が強く、体感温度は
3、4度程度」に騙され寒さ対策を
万全に厚着してきたが、今日は陽射し
が強く、風がなく暖かい。
20分程あるいて、山道に入るところ
で、着替えタイム。着込んできた
上着を一枚、二枚と剥ぎ軽装になる。
川島さんはTシャツ一枚である。
このタイミングで雄さんが今買った
ミカンを全員に配り水分補給。
雄さんに先を越され荷物を軽くする
のに出遅れた。
しかしこの青島ミカンは甘く瑞々しく
て旨い。
ここで最初の集合写真を一枚撮る。
振り返れば真鶴岬を挟んで房総半島、伊豆半島そして初島の向こうに大島が薄っすらと太平洋に浮んでいる。
登山道に入ると、海側に黄色くなった杉の木、右側は檜があり足元は笹が茂っている。花粉症の鵜飼さん、
熊本は初めからマスクをして登っている、マスクなしの雄さんが、時々、大きな声でハックションとやる。
暫く細い登山道を登ると、右手に
湯河原カントリークラブのゴルフ場
が見え始め、このゴルフ場の縁に
沿って左から巻くように登山道が
出来ている。
スタートから1時間ほど歩いたところ
で、2回目の休憩に入り、今度は
熊本が買ったミカンを出し、荷を軽く
する。
周囲の細く長い笹はハコネダケだ
そうだ。 
更に20分程登ると、舗装された
白銀林道に出る。
右にコースを取り5分ほど歩くと再び、
笹の茂った山頂までの登山道に入る。
太平洋を背に、また暑い太陽の
陽射しを受けながら最後の急登に
取り組み再び大汗が噴出し、背中
は汗ビッショリになる。
かなり高度を上げたが風が
全くない。
20分程、急な登りを詰め平坦な
ピークに出ると、
そこが南郷山(611m)の山頂で
あった(10:45)。
予定より15分早く到着した。
360度の展望で太平洋側の景色と
箱根山塊の山並み、そして目の
前に、これから行く幕山が見える。
山頂の標識を囲んで記念写真を撮り、
幕山に向かう。
一面ハコネダケがビッシリと茂った
登山道を暫く行くと、ヤット一人が
歩ける程の細い急な下りになる。
登山道は湿っており滑りやすい。
茂ったハコネダケを両手で掴み
ながらユックリ下る。
逆コースで登ってくる登山客に道
を開けるのが一苦労で、何回か
茂みに身を寄せて止まる。
4、50mは程下ると白銀林道に
再び出て右にコースを取る。
檜林の林道を2,3分あるくと、
自鑑水への脇道の入口がある。
自鑑水は源頼朝ゆかりの小池
であるが、今まで何回か見て、
枯れているか、汚れた沼にしか
見えず見る価値もないと、
今回はそのまま林道を進む。
暫く進むと左に檜林に入る登山道
があり幕山へのルートである。
20分程緩やかな斜面を登ると
広いカヤトの幕山の山頂(625m)
に出た(11:40)。
しかし広い山頂も登山客の昼食で
埋め尽くされており、我々が座る
スペースが殆どなく、山頂の
記念写真を撮って下山することにする。
幕山公園から来るハイカー、
スニーカーやタウンシューズの
観光客までが登ってきており、
列を成している。
昼食が取れるスペースを探し
ながら下る。
途中にある東屋も満杯で更に下り、

結局、梅林の上部のロッククライミング
      
の練習場がある岩壁の近くまできて
ヤットスペースを見つけ昼食となった。
眼下に梅林を眺めながら、川島さんが
持ってきてくれた漬物をツマミに、
梅酒、焼酎のお湯割りで梅見の宴と
なり、これまた楽しい昼食会となった。
30分ほど昼食・休憩を取り、梅見鑑賞
となった。
梅林丘の上の方は7分咲き程度で、
白梅と
桃色の梅が多く、
また一本の木に白と桃色の花を
つけた木が結構目立つ。 
「輪違い」という名札が付けられ
ていた。
   
下るに従い、8分咲きから満開に
近くなり、
真紅の紅梅も綺麗に咲き揃って
いる。
珍しい梅の写真を撮りながら、
園内をユックリ散策する。 
小さなスミレも一輪咲いているのを
見つけた。
見上げれば梅林の上に、今下りてきた幕山が青空に聳え立っている。
下では「梅日和」と題して小田原市に
ある相洋高校和太鼓部による和太鼓
演奏が演奏されていた。
和太鼓は女性に人気があるらしく、
部員の過半数は女性であった。
最後に「湯河原梅林」の石碑を
囲んで記念写真を撮って、またまた、
安いミカンを全員が仕入れて、
タクシーで温泉に向かう。
今回の温泉は「ゆとろ嵯峨沢の湯
(¥1050)である。
前回(07年2月)に能勢さん夫妻と
来た時は空いていたが、今日は
混み合っている。
大広間の無料休憩所は我々が
早かったせいか十分なスペースが
取れたが、直ぐにここも満席になる
状態であった。 
早速、露天風呂に入り汗を流し、
のんびり疲れを癒す。露天風呂から
は太平洋、湯河原の街が眼下に
見下ろせる。缶ビールで乾いた喉に
滲みこませ、後は焼酎をチビリチビリ
やりながら温泉で火照った体を覚ます
には時間がかかった。 
15時に温泉を出てバス停に向かう。
幕山公園からのバスは満杯で
乗車拒否された。
湯河原駅まで徒歩20分とのことで、
まだ日は高く暖かいので、酔い覚まし
に丁度良いと駅まで歩くことにした。
駅までの道路脇にはミカンや黄金柑、
ハッサクなどを¥100-で売っており、
再び各々好みの柑橘類を買い込み
来た時よりも寧ろ荷物が重くなった。
20分程で駅に着き、熱海からの電車
に乗り帰路に着いた。 

次回は
3月7日 筑波山(日本百名山、梅見、温泉)の予定。

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