09.01.10 箱根 金時山

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09年クマさん会の幕開けは、1月10日(土)箱根金時山である。
参加者は1年振り久々参加の原田さん、竹内さんと後は常連の高橋雄さん、高橋文さん
吉松さん、堀さん、能勢さん、熊本の8名。
前日の東京初雪と終日の雨で山は積雪が予想され、軽アイゼンは全員持参。

湘南電車で7:40頃二宮付近から窓越に
見た富士山は多少雲が掛かっている程度
で良く見えた。

8:20小田原駅 桃源台行バス停に集合。
積雪や路面凍結でバスの定刻運行が危ぶ
まれたが、運転手に確認したところ、仙石原
あたりも車道には全く雪はなく、走行に全く
問題ないとのことで一安心した。
8:30発のバスは登山客で満席となり出発。
渋滞もなくスムーズに走り、予定通りに進む。
宮城野あたりまでは車道や明星ケ岳などを
見ても、全く雪は見当たらなかったが更に
高度を上げガラスの森辺りに来ると、路肩に
雪が現れてきた。
仙石で下車し、御殿場行のバスに乗り換え
(9:26)、金時山の下の長いトンネルを
抜けると乙女峠であり15分ほどで着いた。
乙女峠からは正面に富士山が大きく見える
のだが、残念ながら雲が多い。
山頂と右側の稜線が少し見える程度で雲の
流で全く姿を隠してしまう状態が続いた。
バス停茶屋駐車場は2,3センチの積雪で
一面真っ白で気温は低く寒い(標高730m)。
スパッツをつけ、ストックを取り出し、登り始め
れば、直ぐ汗をかき始めるので、2枚ほど上着
シャツを脱ぎ登山準備をする。
トンネル入口の直ぐ左側に登山口が
あるのだが、今回はその入口に危険
のため迂回コースを取れとの小さな
看板があり、引き返し迂回コースに入る。
5分ほど積雪した林道を歩く。
雪の直ぐ下はカチカチに凍っており滑り、
なるべく新雪の上を注意しながら行く。
5分ほどで山道に入る。
背の高い杉並木の登山道で積雪は
それ程多くなく、2,3センチ程度である。
久し振りの原田さん、竹内さんも快調で
ある。
堀さん、能勢さんが先頭で引っ張る。
40分の登りで乙女茶屋に着いた
(1005m)。
富士見の展望台があるが、右側の稜線は
見せているが、残念ながら山頂や左側は
雲に隠れて姿を現さない。
一休憩して山頂を目指す。
乙女茶屋からは暗い樹林帯を抜け出て、
クマザサと背丈の低い潅木の明るい
尾根道となり、太陽の日差しを受けながらの
積雪約7センチ程度の急登となり、
背中や額には汗が吹き出てくる。
20分で広い長尾山山頂(1150m)に
出た。ここからは神山(1438m)・大湧谷、
芦ノ湖、仙石原、丸岳(1156)山頂の
無線塔等の見晴らしが素晴らしく、ここで
二回目の休憩をとる。
長尾山山頂の標識では金時山まで35分
と出ている。
暫く平坦な尾根道となり積雪の登山道を
快調に歩く。
10センチ程度の積雪はアイゼンなしでも
気持ちよく歩け最高である。

5分ほど平坦な尾根道を歩くと前方に
金時山山頂と金時茶屋が見えてきた。
ここから標高差100mほど一気の急下りと
なる。
岩場状の下りで所々鎖が張ってあるが、
慎重に下れば特に問題はない。

日影で北西からの風が強く山頂での
昼食が思いやられた。
金時山の真下に出てここから最後の急登り
となる。
10分ほどの頑張りで金時山頂(1213m)
に着いた(12:10)。
予想は外れ風がなく暖かい。
木の枝に氷が張り付いた霧氷が見られる。
残念ながら富士山は依然と雲に隠れている。 

ベンチを確保し、昼食にする。
先ずは恒例の梅酒で新年初の山頂乾杯、
次に原田さんが持ち込んだ日本酒
(1000cc)のぬる燗が続き、最後は雄さん
からの焼酎お湯割りで、山頂新年会が
始まった。 
風がないのでノンビリと酒と昼食を取り,
その間に富士山の雲のとれるのを期待
したが、残念ながら、かなわなかった。
一応、恒例の山頂集合写真を撮った。 
Webを探したら、ちょうど、2006年の
同じ日、1月10日に金時山に登った方
のページが見つかった。

http://photohi.sakura.ne.jp/kintoki/kintoki.htm

こちらは雲ひとつない青空に富士山が
すばらしく映っている。
←ちょっと失敬して上の写真とムリヤリ
合成。
13時に下りに入る。
仙石への急下りのため、全員アイゼンを
装着する。
最初は岩場の下りでアイゼンが引っかかり
歩きにくい。
直ぐに南斜面を下ることになり雪解けの
大根おろし状態から、更に雪が全部解け
て、今度は泥沼の急下りで最悪の下りだ。
仙石登山口へのルートは最後まで泥沼
との格闘になるため、これを避け、木陰道
の公時神社へのコースにする。


公時神社への分岐からは東に明神ケ岳、
東南に神山、南西に丸岳が見える。
 雪解けは続くがひどい泥沼ではない。
1時間弱で公時神社に無事に誰も泥沼に
足を取られ滑る事もなく着いた。

早速、無事帰還のお礼参拝。 
車道を15分歩き、仙石バス停に着いた。
14:26分の湯本行きバスに乗り温泉を
目指す。
渋滞の場合は小湧谷か宮の下あたりで
登山電車に乗り換える予定であったが、
幸いにも全く渋滞がなく箱根湯本に着いた。 
源泉掛け流しの「弘法の湯」に行く予定
であったが、雄さんが携帯ネットで調べた
ところ、昨年11月で廃業したとのことで、
ひめしゃらの湯」に行く。
湯本駅から無料送迎バスで、約5分で入る。 
露天風呂も空いていて我々で貸切り状態
に近く、ユックリと暖かい温泉に浸かり、
のんびりする。
汗を流した後は、大広間で飲む生ビール
が旨い。
持ち込んだツマミが多く、ジョッキ2杯を
空け、17時まで二時間弱、話が弾んだ。

湯本駅で小田急組と小田原からJR組と別れ解散となった。

天候が良く、雪山ハイクとなり09年は順調にスタートした。

次回は、九州から猿渡さんが上京し、1月25日(日)
クマさん会ハイクに久々の参加となります。 
何処に登るか現在検討中で追って案内します。

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