11月30日(日)修善寺二日目
 虹の里

朝5時半に起き、誰もいない露天風呂で朝風呂にのんびり入る。
風が強いが6時ころ薄明るくなり、風のお陰で、雲が全くなく快晴、
富士山も今日は裾野まで姿を見せ、今日の出だしは上々の滑り出しである。

「かんぽの宿」のテラスから正面に
富士山が見え、写真を何枚も撮る。
7:15からバイキングで朝食を取り、
田上さんは本日所要があり、帰宅した。

残ったメンバー13名は8:30にロビーに
全員集まり、全員で記念写真を撮る。
荷物を駅までの配送サービス(¥200)を
利用し、軽装で「虹の郷」に向かい
9:00宿を後にした。
下り坂では正面に富士山が見え、
冠雪が青空に映え見栄えがする。
途中に大きなミカンの木や紅葉があり、
燦燦と太陽を浴びて昨日とは見違える
ように鮮やかである。
途中昨日訪れた「もみじ林」を超え、
坂を上り約20分で目的地「虹の里
に着いた。
入場券は¥1000であるが、かんぽの宿
で割引券(¥600-)を入手し、13人と
纏ると、\5000のセーブは大きい。
園内は既に多くの客が紅葉を楽しみに
訪れている。
イギリスのロムニー鉄道をモデルにした
愛らしい蒸気機関車とジーゼルが園内を
走っているが、我々は踏み切りを越えて、
紅葉を目指す。
「伊豆の村」入口に真っ赤に紅葉した
モミジが数本あり、赤の鮮やかさが、
陽が差さない昨日のモミジ林とは雲泥の
差があり、目を見張るばかりである。
 
そのモミジの間から富士山頂が覗き
これも風情があってよい。 
日本庭園へは急な石段を下るが赤、
オレンジ、黄色に彩られたモミジトンネル
となっており、いろんな構図で皆さんは
カメラのシャッターを切るのに忙しい。
 黄色のカエデもなかなか良い。
日本庭園の入り口。
日本庭園にはこの時期は花がなく
一寸寂しい。 
 紅葉の木がある匠の村に向かう。
背の高いモミジの木が鬱蒼と茂り、
紅葉した葉に光が当たるところ日陰の
ところが入り混じりそのコントラストが
創り出す景観は絵になり、またまた
カメラを構え一向に先に進まない。
匠の村に向かいジグザグで緩やかな
遊歩道を紅葉の落ち葉を踏みしめ
ながら登る。
途中、水仙の群生地を通ると、もう少し
で咲きそうに蕾をもっている。 
一気に階段を登りきると匠の村の
富士見展望台に出る。
ホテルで見た富士山よりも、標高が
200mほど高く、更に裾野が広がり
雄大に見える。
富士山を背景に再び集合写真を撮る。
ここで昨夜差し入れされた揚げ饅頭や
ミカンを食べ、水島さんが持ってきた
赤ワインを少しずつ味わう。
既にホテルを出て1万歩を過ぎ、普段
歩きなれない菅谷さんは、お疲れの
様子である。
匠の村を後にローズガーデンに
向かう途中、黄色く紅葉した数本の
唐松も緑に映えて綺麗である。
ローズガーデンには白、真紅、ピンク
の大きな花を咲かせていた。
カナダ村から童心に返り、可愛らしい
ロムニー鉄道(¥400)に乗り、約10分
で園内を半周して虹の里の入口に着く。
ここで帰宅する文さんとはお別れし、
他の12名は昨年も行った日帰温泉
「湯の郷村」に向かう。
タクシーを呼ばずに徒歩で行くことに
した。約200mの標高がある急な車道
を一気に下る。
途中綺麗な紅葉があるのだが、
虹の里で、十二分に堪能したあとでは
誰もカメラを向けようとはしなかった。 
20分かかり、ヤット「湯の郷村」に
着いたが、入口に何と!「暫く休業」
の張り紙があり、一同唖然とする。
気を取り直し「修禅寺」を中心と
した修善寺温泉街の湯船川に
ある足湯「独鈷の湯」に向かった。
遠くから眺めたら、誰も入っておらず
これ幸いと近づいてみると、これまた
立て看板があり、「足湯は移設のため
中止」とあった。
不運が続くものであり仕方なく、
温泉は今回あきらめ、独鈷そばを
食べに、重い足を引きずりながら
更に先へ歩く。
独鈷そばは修善寺で一番の人気で
あり、12時近くもあり満席で12名は
とても入りきれず、10分ほど外で待ち、
やっと6人ずつの2GPに分かれて
席が確保できた。
この店はザルとカケ(\1260)しかない。
ザルをツマミに地酒(「原酒 満燿」)
を飲む。
オーダーすると「冷や」ですか「冷酒」
ですかときた。
「冷や」は常温と聞き納得。
各2合を頼み6人で飲む。辛口の酒で
旨い蕎麦に良く合う。
美味しい蕎麦を食べながらゆっくり
休憩し、修善寺温泉駅からバスで
修善寺駅に行く。
バスは伊豆踊り子号と称し、
懐かしいボンネットバスで伊豆の
踊り子を装った若い車掌さんである。
珍しく皆さんカメラを向ける。   
  
衣装はともかく、もう少し髪型をそれらしく
すれば似合うのだが残念。
今回は温泉をパスしたため予定より
約1時間早く着き、各駅電車で三島から
JRに乗り継ぎ帰路に着きました。

独鈷そばで飲んだ日本酒が効き、
お昼寝の車内・・・・

二日目の紅葉狩りは天候に恵まれ、富士山や鮮やかな紅葉を満喫出来て超満足の一日でした。

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