11月15日 養老渓谷

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11月15日(土)に千葉の養老渓谷に行った。今回は登山でなく、渓谷の紅葉狩である。
養老渓谷は房総半島のど真ん中にありJRで京葉線ないし、総武線で蘇我駅まで行き、
内房線で五井駅へ、五井駅から小湊鉄道で養老渓谷駅まで東京から約2時間で行ける。
今回は碇谷さんの友人二名(細谷さん、大井さん)を初参加に迎える予定であったが、
細谷さんが体調不良で断念し、大井さんが初参加となった。
久々に千葉県人の伊能さんと、小峰さん、碇谷さん、高橋雄さん、熊本の6名である。

養老渓谷駅10:30集合に、熊本は一本早い
小湊鉄道に乗ろうと、東京駅6:48発の京葉線
に乗り、五井駅7:46に着いた。
ここまではSuica、Pasmoが使用出来るが、
小湊鉄道は使用できない。
一旦、五井駅で精算のため、改札を出たところ、
小湊鉄道の切符売場がなく、探しているうちに、
目的の電車を乗り過ごしてしまった。
(7:50の4分待合せしかなかった) 
次は8:30発だが途中の上総牛久止まり、
ここまでガラガラ電車で行ったが何もない
ところであった。
結局、ここから乗った二両編成の電車は
結局、他の5名が乗っている電車で、
養老渓谷には一緒に着き、6名が集合し
紹介しあった。 
最初のコースは約10kmの大福山・梅が瀬渓谷
ハイキングコースである。
駅前の案内板を挟んでスタート写真を撮り、
歩き始めた(10:50)。
陽のあたるところは結構、紅葉で赤く色付いた
モミジがあるが、全体的にはまだ緑の葉が多い。
駅から5分程で水色に塗った鉄橋があり
渓谷橋である。
  結構深い渓谷で、下に流れるのは養老川で、
周囲はまだ赤く色付いた木は少ない。  
渓谷橋を渡り、周囲の景色を見ながら歩くと、
伊能さん、雄さんが次々現れる花や木の名前
を教えてくれる。
黄色く下に向いたラッパの花(トランペット)や、
ヤツデの葉を大きくしたような大きな木等、
珍しい花や木が現れ楽しみを増す。

15分程歩くと、「七色の滝」の標識があり
覗いて見る。
下に降りると、滝は沢の向こうにあり、
大井さんが代表して薄暗い中を見に行ったが
チョロチョロ程度で七色どこではなかった様だ。
途中に小さなテーブルをおき、柿、梅干、
漬物等、無人露天販売をしているのが何回か
あり、それを見ながら先に進む。
広い舗装道路だが徐々に高度があがり、
額や背中にウッスラと汗が滲む。 
トンネルを越えると女ケ倉に分岐があり
右方向の大福山に進路をとる。
この道は「見晴らしの道」と名付けられ、
崖には少し色あせた感じだが、リンドウが
多数咲いており、この時期には珍しく、
これが房総半島の気候によるものだろう。 
ドンドン高度を上げると、房総の山並みが
見え始め展望が良くなる。
また所々陽の良く当たるところはカエデ、
モミジが色付き綺麗であり、鬱蒼とした
竹林を越えて暫く行くと、
無料駐車場があり、ここが大福山展望台の
下であった。
展望台は螺旋階段で一気に上がると目が
まわりそうだ。
しかし、360度の展望で房総半島が一望できる
(標高285m)。
 
降りてここの芝生に陣取り昼食とした
(12:00) 
雄さんが恒例の新人歓迎ラーメンを作って
いるあいだ、梅酒で乾杯。
伊能さん自製の柿のワイン付け、蕪の漬物
などを頂き、美味しかった。
最後にウコン酒は35度の焼酎に漬けたもの
で、ウコンの香りが口いっぱいに広がりいかにも
体に効きそうだが結構強かった。
大井さんはアウトドアの楽しみを肌で感じて
くれたようだ。
   昼食後は展望台から道路に戻り、さらに
上に少し歩くと、そこが本当の大福山の頂上
だった。
ここから舗装道路と別れ、イヨイヨ山道の
尾根歩きとなる。

暫く緩やかな下りが続き、反対側から
登ってきた人たちが汗一杯かいていたが、 
暫く行くと急な下りとなり大汗を書いていた
理由がわかった。
滑りやすい急な下りの周囲にはモミジの
木が一面にあるが残念ながら緑一色で
紅葉はまだ二週間以上は掛かるだろう
(もみじ谷と名付けられている)。
下り切ったところが「梅が瀬渓谷」であり、
水量はすくなく、この渓谷の沢に沿って
女ケ倉まで約4kmを歩く。
両側が絶壁で囲まれた沢を何回か渡り返し、
良く見ると小さな魚が多数泳いでいた
(岩魚の稚魚か?)。
やっと女ケ倉まで戻り
梅ケ瀬茶屋(今は廃業)がしいたけ、
自然薯、むかご(自然薯の実)等を並べて
おり、珍しい「むかご」を買い込む。
ここでタクシーを2台呼び、次の10km離れた
目的地「粟又の滝(別称:養老大滝)」に向かう。
粟又の滝は、傾斜の緩やかな岩を流れ
落ちる滝で全長100mの房総一を誇る
名滝だそうだ。
周囲は多少赤く色付いている。
3時前だが雲に覆われて薄暗くなってきて
おり写真を撮って早々に最後の目的地
日帰り温泉「ごりやくの湯」に向かう。
粟又の滝から850m更に奥に進んだところ
にあり、15分ほど歩いて15:10に着いた。
露天風呂、内湯、小さなサウナがあり、
空いており、ユックリ湯に浸かった。
湯は無色透明の単純温泉である。
入浴後、生ビールで最後の乾杯で締めくくる。
16:38の上総中野駅(始発駅)か16:46発の
養老渓谷駅の電車に乗るべく、16:20に温泉
に着くようにタクシーを依頼する。
しかし16:20では遅すぎて電車に間に合わない
から直ぐに行くとのこと。
そんなに時間がかかる筈がなく「?」であった
が、慌ててビールを飲み干し外に出てタクシー
を待った。
結局タクシーが着いたのは16:25で何と二台頼んだが一台しか来ないもう一台は大多喜に還ってしまったとのこと
(二台とも養老渓谷には応援できていたようだ)。運ちゃんが言う「6名を、一台で駅までピストンするには間に合わない、
俺が責任もつから6名乗ってくれ、但し¥1000-プラスで」勿論、我々はOK。前に3名、後ろに4名と、前代未聞の
乗り方である。シートベルトを探していると、更に運ちゃん「どうせ、人数超過の違反しているんだから、今更シートベルトは
いらん。」ですと。何と違反を二つ犯しながらも無事、養老渓谷駅に10分前に到着した。
 16:40既に真っ暗になりホームで
電車を待つ。
全員無事座れて一列に並ぶ。
例によって雄さんが精算係になり、
無事に全員精算が終わったところで、
皆さん10kmのウオーキングに
疲れたか五井駅までグッスリ。
五井駅で15:48解散した。
皆さんお疲れ様でした。

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