2008年2月2日 宝登山

今回は臘梅(蝋梅)を見に、長瀞 宝登山ハイキングである。
池袋から寄居経由の東武電車と上野から高崎線 熊谷経由で長瀞に10:00に集合。
古里シスターズ(塩野、川島)、吉松さん、高橋雄さんと熊本の5名である。
熊谷から乗った秩父鉄道は、本日、宝登山
「駅からハイクング」が開催されるため、
列車は超満員。
長瀞駅も「駅からハイキング」の申し込みで
長蛇の列であった。
駅前から目指す宝登山(497m)は目の前
に見える。

宝登山

宝登山神社の大きな鳥居を潜り、参道には
土産物屋が出店を広げ、地の産物
(コンニャク、葛等、漬物等)を並べており、その
都度立ち止まり、試食したり、冷やかしたりで
中々進まない。
中でも、直径60センチもありそうな巨大な
コンニャク芋があった。
そうこうしている内に、宝登山神社の境内に
入る。
山頂までロープウエーで行けるが、勿論、
我々は足で稼ぎ、車の通れる道幅の広い
林道を登る。
九十九折れの緩やかな道で暫く高度を稼ぐ
と、秩父の山が見え出し、大して高い山では
ないが雪を被って白くなっている。
膝痛で久し振りに山を歩く、塩野さんは
ユックリとマイペースで歩き、雄さんが
フォローする。
20分ほど登ると、直登の登山道が出始め、
川島さんと熊本の二人は折角のハイキング
だからと、その直登コースにチャレンジする
が、直ぐに広い林道に出会い、他の皆さん
を待つ。
この繰り返しで更に高度を上げ、40分ほど
で、展望の良いところに出る。
ここからは、真っ白に冠雪した日光連山
(男体山、白根山等)が見え、景観の良さと、
下から吹き上げる冷気で疲れが癒される。
塩野さんもまだまだ元気である。

谷川岳

仙ノ倉岳

太郎山

黒桧山

地蔵岳

皇海山

男体山

北東

最後にコースが別れ、塩野さん、吉松さん、
雄さんは蝋梅園経由山頂へ、川島さん、
熊本は宝登山神社奥の院への急な石段の
直登コースで山頂へと向かう。
一気に石段を登り奥の院で安全祈願をして
合流する。
山頂(497m)は蝋梅で真黄色に染まり、
一面に香り漂っている。
しかし人、人、々で埋め尽くされている。
蝋梅は中国(唐)から来た木で、本来は
梅(バラ科サクラ属)ではないらしく
ロウバイ科ロウバイ属である。
幾つかの種類があり、
ソシンロウバイ(素心蝋梅)
マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、
ワロウバイ(和蝋梅)、
トウロウバイ(唐蝋梅)等が咲いており花弁
で見分けがつく。
山頂からの展望は秩父の山が連なり、
百名山の両神山(山頂が荒々らしい)、
削りとられた跡が痛々しい武甲山が目の前
に見え、全山真っ白になった浅間山が
見渡せる。
マンサクも咲いていた。

雲取山

武甲山

伊豆が岳

やっと空いたベンチで昼食にする。
気温が低く、湯を沸かしカップラーメンで暖を
取っていると、通りすがる見物客から羨望の
目で見られ、羨ましいと呟いている。
しかし、直ぐ近くに「火気厳禁」の札がある
ことに気づき、皆さんが羨望の目でみた
のではなく、中には非難の目で見ていた
のかも知れない(冷や汗)。
しかし、食べ終わった後に気づいたので、
もう後の祭りである(以後注意しよう:反省)。

西

両神山

甲武信ヶ岳


浅間山

昼食後、蝋梅園から梅林園を散策すると、
少しではあるが白梅、紅梅も花開いていた。
さらに梅林入口には福寿草が咲いており
目を楽しませてくれる。
蝋梅を十分に堪能し、別れを告げ長瀞駅へ
の下山に入る。
(一昨年に来たときは反対側のコースを取り、
日帰温泉「満願の湯」まで約1.5H程歩いた)。
周りのハイカーは皆、「満願の湯」を目指して
いるようで、我々は折角の温泉で芋洗いは
真っ平と今回は別の温泉に変更を決めた。

下山を始めてすぐ登りに使ったルートでない
遊歩道コース(狭い登山道)があった。
下り始めは急な滑りやすい道であり塩野さん
にとってはキツイ感じがしたが、「遊歩道」と
あるからには大したことは無いだろうと判断
し、先へ進んだ。
ところがこれが大間違いで、山間の沢状の
滑りやすい急な下りが延々と続く。
しかし、かなり下ってしまい、今更引き返せ
ない。
4人にとっては、特に問題とする道ではない
が、膝痛を抱えた塩野さんは難儀な下りで
あったろう。

リュウノヒゲが瑠璃色の大きな実をつけて
いた。

急下りのお陰様で、30分ほどで下の神社に
無事下山できた。
駅を超え、長瀞石畳の近くの長生館(旅館)
が目指す入浴場所である。
温泉ではないが、露天風呂があり、食事
(うどん)込みで\1680-で入浴させてくれる。
(この日のお徳メニュー。通常はコース料理
で5千円ぐらいから)

これが、門構えの立派な旅館で登山客が
入るには少々気が引けるくらいである。
店の都合で、先に食事となり個室に案内
された。
直ぐ下に長瀞の石畳が見える部屋で、
景色は申し分ない。
生うどんを自分で茹で、生醤油と葱、
すりおろし生姜、オカカ等を掛けて食べる
のだが腰が強くうまい。
突合せの「みそ田楽」でビールを飲み
ユックリ1時間ほど休憩し、本館の風呂に行く。
内湯、露天風呂も大きく、我々だけで貸切り
状態で大満足。
休憩の大広間も貸切りで備え付けの
マッサージ器(無料)で、使い放題で全員で
揉み解す
瓶ビールで最後の乾杯で締めくくる。
帰りは長瀞駅から西武秩父経由 池袋直行
の急行で帰宅となりました。
次回は2月16日(土) 黒斑山(2504m)の雪山登山の予定です。

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