07.12.24 箱根 金時山
22,23日が雨と悪天候により、24日に変更した07年の登り納め「箱根 金時山」は
山内あつこさんの追悼登山(金時山は過去3回登られている)と、3年前の同じ
12月24日に川島さんが足首の骨折をしたリベンジを兼ねて、今年クマさん会ハイク
の30回目を企画した。
朝6時家を出る時、まだ真っ暗で西の空には
月光が昂々と輝いている。
湘南電車で小田原に向かう途中の車窓
からは丹沢山塊の頂きは一昨日の雪で
真っ白になっている。
富士山も何一つ遮る雲もなく2合目以上が
真っ白く冠雪している。
一週間前の南斜面は、山頂以外は殆ど
雪がなく黒々としていたのとは様変わりで
ある。
9:35箱根湯本のバス停集合で集まった
メンバーは川島さん、小野寺さん、久し振り
の原田さん、鵜飼さん、掘さん、吉松さん、
高橋文さん、雄さんと熊本の9名である。

めざす金時山

9:55のバスで仙石まで約20分で着く。
途中の宮の下までは「箱根駅伝」の準備が
始まっており、応援の色とりどり垂れ幕が
処狭しと、埋め尽くしていた。

仙石のバス停から20分で金時山登山口に
着く。空は雲ひとつ無く青空が一面に広がり
冬とは思えない暖かさである。
捻挫、骨折をしないように、鵜飼さんの
号令で入念に準備体操を行い、登り始め
の写真を撮っていよいよ登山開始する。
鵜飼さん、原田さんの最長老組が先頭で、
他の皆を引っ張る。
湿った狭い登山道を10分程歩くともう汗が
出てきてヤッケを脱ぐ。
約20分でクマ笹の茂った広場に出る。
ここが明星岳からの分岐となる「矢倉沢峠」
で最初の休憩。

ここでも金時山をバックに写真を撮り、急登
に取り掛かる。
後ろを振り返ると、神山、駒ケ岳、その中腹
に大湧谷が噴煙をあげ、更に高度を上げる
に連れて芦ノ湖が大きくなって見える。
眼下には仙石原がカヤトで一面に黄色く
染まっている。

明神ケ岳

神山

丸岳

芦ノ湖
  ↓

仙石原

思ったほど登山道の泥濘はなく、登りやすく
快適に高度を稼ぐ。
風もなく穏やかな陽を浴びて背中や額から
汗が流れる。
乾燥しているお陰で汗をかいても気持ちが
良く、爽やか登山が楽しめる。
更に登ると公時神社への分岐にでる。
帰りはこの公時神社へのルートを取る
予定である。
ここから最後の20分の急登が始まる。

登山道に木が張り出していて、頭を
ぶつける人もいた。
岩や大きな石のゴツゴツした登山道を慎重
に登ると右手方向が開けてきて、山頂が
真っ白に染まった丹沢山塊、大山が見えてきた。

丹沢山塊

11:00丁度に金時山山頂(1213m)に到着。
富士山は中腹に雲が掛かっているが山頂
は出ている。
早速カメラに収める。
山内さんとは3年前の同時期にこの金時山
の山頂に立ち富士山をバックに写真を撮っ
ている。

2004年12月26日 11:35

その時一緒に登った、川島さん、堀さん、
鵜飼さん、熊本が今回参加している。
他の皆さんも、山内さんとは他の山で一緒
に登っており、写真を前に思い出に耽り、
山内さんが大好きだったビールを皆さん
持ち込み、山内さんを偲んで献杯する。
早めの昼食を山頂で取る。山頂でも風は
なく暖かく、今まで12月、1月に金時山に
登っているがこんなに穏やかで暖かいのは
初めてである。

今日はクリスマスイブでもある。
小野寺さんが持ってきたサンタの帽子。
お菓子の詰め合わせ(クリスマスツリー,サンタの
マシュマロ、チョコレート、キャンデー)のプレゼントも
いただく。

富士山には雲がかかってしまったが、甲斐駒などははっきり見えた。

神山

  ↑拡大
↓甲斐駒ケ岳

甲斐駒ケ岳

愛鷹山

お腹が落ち着いたところで記念撮影。

昼食後、下山前に、富士山が見える景色の
良い所で、小野寺さんが持って来てくれた
屋久杉の香を焚き一分間の黙祷。
11:50下山開始。登山道は湿っており急坂
の下山は要注意で慎重に木の枝を支えに
降りる。
15分で公時神社への分岐につく。
今度は3年前に骨折した川島さんのリベンジ
である。
約10分下った道幅の少し広く比較的緩やか
な場所を見つけ、ここが、川島さんが骨折した
場所と実況検分して今回は無事に通過する。
3年前の事故を振り返りながら話に花が咲き、
今回は楽しく下ることが出来た。
ヤット舗装道路の出たところが、前回は
救急車に川島さんを送り込んだところで
ある。
何とその場所に「当時の訓戒」とも思われる
立札があり、全員で爆笑。
更に約10分で公時神社に到着し、今回は
全員、無事下山出来たことで、神社にお礼
の参拝。
川島さんのリベンジも無事に終了し、公時
神社を背景に記念写真を撮る。

今登ってきた金時山

バスに乗り込み、箱根湯本の向かう。
渋滞することもなくスムーズに大平台まで
来た。
ここでも車は流れており、今日は順調かと
思ったところバスの運ちゃんからこの先、
1時間の渋滞とのアナウンスがあり、信じがた
かったが、ここで降りて登山電車に乗り換え。

早川の鉄橋から下を覗くと車が渋滞しており
運ちゃんのアナウンスが正しかった。
一駅の「塔の沢」で下車。
ここから本日の温泉「ひめしゃらの湯」まで
5分ばかりだった(14:45)。
今日は時間も早く、ノンビリ温泉に入ろうの
提案に女性陣から大歓迎を受け、
ユックリと露天風呂に浸かり汗を流した。
無料休憩所も空いており、9名がテーブル
を囲み、生ビールが旨い。
入浴が早い男性陣で先ずは一杯を空にし、
女性の湯上りを待つ。
1時間後に女性陣も揃い、再び乾杯。
16:28の送迎バスで湯本へ行き、急行新宿行の小田急にのり小田原で解散しました。
皆様お疲れ様でした。

今年一年皆様お世話になりました。
来年も宜しくお願いします。
初登りは1月5日(土) 御殿場 愛鷹山を予定しています。

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