07.09.22 大山
9月22日(土)、もう既に、彼岸の入を迎えたのに、昨夜の熱帯夜に引き続き朝から今日も
真夏の暑さである。
03年9月以来の大山ハイキングは、久し振りの参加の原田さん、本日七沢温泉で宴会の
ある吉松さん、そして鵜飼さん、高橋文さん、熊本の5名である。
小田急線 秦野駅に集合。
殆どのハイカーはヤビツ峠行のギュー
ギュー詰めの満員バスで行ったが、
我々はその麓から1時間強更に歩く
ため、7:50発ガラガラの蓑毛行の
バスに乗込む。
蓑毛まで約15分で到着。
バス停にはハイカー用のトイレも完備して
あり、我々も準備万端整えて蓑毛橋で
写真を撮りスタートする(8:15)。
暫く川沿いに舗装道路を登ると百日紅
(さるすべり)の薄紫色の花が満開に
咲き、秋の野草や花が咲いている。
10分程歩くと分岐に出、左側の春岳沢の
コースをとると、杉の樹林帯となり
登山道の路肩にはマンジュシャゲ(彼岸花)
やミズヒキ等の花が咲いている。
今日は風がなく暑く直ぐに額から汗が滴り
落ちる。
沢沿いの道で風があれば沢の冷たい空気
を運んでくれるのだが残念ながら今日は
無理のようだ。
更に10分程歩き所々、先日の台風9号の
爪あとが痛々しく、土砂崩れの後が数箇所
あり登山道を荒らしている。
春岳沢の上流には「全国名水百選」に名を
連ねる秦野盆地の湧水に出、ここで沢を渡る。
此処から階段状の急登となり暫く高度を
稼ぐ。既に全身から流出る汗で着ている
ものはグッショリ。
土砂崩れで登山道を塞いでいるところを
越え、
暫く登っていくと登山開始から約1時間
15分でヤビツ峠上の休憩所に着いた
(9:30)。
ここで一息入れる。
久し振りの原田さんも快調で先頭を切って
登る。
ヤビツ峠からは階段状の急登の連続で
あり、汗だくになって凌ぐ。
暑いが樹林帯の中の登山道で、陽射しが
遮られているから未だ良いが、これが直射
日光をまとも浴びていたら、トックに熱中症
になっていただろう。
途中、直径13,4センチもある色鮮やかな
キノコに出会うが恐らく見るからに毒キノコ
であろう。
兎に角、汗は滝の様に流れ落ち、今日は
覚悟して全員、最低ペットボトル3本の水分は
用意した。
ヤビツ峠から急登を20分ほど登ると左側に
開けた見晴らしの良い所に出る。
二の塔、三の塔が見渡せる。
更に鎖場のある岩場を超え、更に10分程
上ると同じく左側に開けた見晴らしに出て、
丹沢山塊の峰々が見渡せ塔ノ岳が姿を
現した。
なおも急登は続き、九十九折れの急登を
繰り返し、高度を稼ぐ。
暫く登ると、下社からの登りの合流点に着く。
下社からのハイカーも多くここで合流し、
石段の登山道を登ると、大きな石の鳥居が
現れる。
この鳥居が見えれば山頂はもう直ぐである。
石段を登りきると大山山頂奥の院があり、
そこが大山山頂1251mである(11:00)。
お腹は減ったがまだ時間は早い、昼食は
見晴台の予定である。
暫く山頂で水分補給タイムとし休憩を取る。
山頂からの見晴らしは良く、伊勢原、
厚木市内は見渡せるが、真夏日の高温で
モヤのため、余り遠望は利かない。
15分ほど山頂で休憩の後、見晴らし台、
日向薬師へのコースを下りに取る。
見晴らし台まで、標高差約400mを一気に
下る(12:15)。
見晴らし台は広いスペースであるが、
多くのハイカーが日陰を避けたところで
昼食を取っている。
広い見晴らし台で我々も日陰を探して
昼食とする。
見晴らし台から振り返ると今降りてきた
大山の山頂が大きく見えている。
ユックリ昼食と休憩を取り日向薬師への
コースを取る(12:40)。
途中ノアザミの花が所々に現れる、急な
下りを約1時間下ると県立伊勢原青年の
家に着くと、そこからは舗装された林道と
なる。
舗装道路のくだりをモクモクと日向川に
沿って歩く。
途中沢沿いに釣り場、キャンプ場があり
多くの観光客が出ている。
沿道には彼岸花が咲き、田圃の畦道に
彼岸花が埋め尽くしている。
分岐に出て、日向山(404m)へのコース
を取る。
結構な登りだが、大きな芙蓉の花が満開
で沿道を飾っている。
舗装の登りを15分ほど歩くと日向薬師が
ありここで一息休憩タイムとする。
日向薬師から本日の七沢温泉に向かう。
途中本日吉松さんが宿泊する福元館に
入浴休憩が可能か携帯で確認すると
OKとのことで、福元館を目指す。
約40分で到着した。大山山頂から標高差
約1000mを下った(15:10)。
福元館の入口に「伊庭教授を囲む会」と
あった。
吉松さんがJoinするSMOJのOB会の案内
である。
早速、温泉に飛び込み汗まみれとなった
体を洗い、温泉で疲れを癒す。
汗と温泉でもう喉はカラカラ。OB会では
既に池戸さんが到着し部屋で寛いでいる
との事で、入浴後、池戸さんの部屋を
借りてビールで喉を湿らせてもらう事にした。
一杯やり始めたとこころに窪田さんが到着。
話が弾む。
ビールを空にしたところで、日帰りの我々4人は早々に退散して、バス停に向かった。
七沢温泉入口から本厚木まで、スムースにいけば30分のところ、市内の自然渋滞に
つかまり、何と倍の1時間掛かってしまった。

丹沢山塊前衛の大山は雄大で今回のコースは標高差1000m下りで歩きでがあった。
久し振りの大山登山だったが結構、堪能させてもらった。

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