07年3月31日 三毳山・太平山
安全登山を祈願し駅に戻るとほぼ全員集合した。本日の参加者は久し振りの田形さん、
八木さん、高橋文さんと常連の雄さん、熊本の5名である。
東武日光行の快速は乗車率30%のガラガラで出発し、浅草駅を出ると直ぐに隅田川を越える。
川岸は満開の桜並木が延々と続きこれは見応えがあり、スタートから感激を頂き好調の滑り出しとなった。
東武浅草7:00集合の30分前に着き時間が
十分あるため、浅草寺へお参りに行く。
雷門から入り仲見世には早朝の参詣者が
結構歩いている。
境内の桜も満開に咲いている。
隅田川の次に荒川を越えるが、土手には
草木がなく、チョッと殺風景に残念。
東武動物公園で館林行に、更に館林で
葛生行きに乗り継いで行くと菜の花一面
が真黄色の染まった田園風景が目を和ま
せてくれ、1時間40分で佐野駅に到着した
(8:49)。
9:00発の無料送迎バスが待っていたが、
我々は途中の移動を考えて、タクシーに
乗り込む。
三毳山のカタクリの里まで15分で到着した。

管理センターから矢印に沿って進むと、
水仙や黄色の花が咲いており、登山道
入口の右手には水芭蕉が咲いていた。
ここでスタートの集合写真を撮る。
十分ほど緩やかな坂道を登ると丘一面が
紫色に染まった万葉自然公園カタクリの
群生が現れた。
1万5千ヘクタールにわたって自生している姿は
幻想的であり見事な景観である。
昭和62年に天然記念物に指定されている
そうである。
ピークを少し超えたところで、丁度見頃の
最後かもしれない。
全員カメラを向けて盛んに写真を撮りまくる。
昨年の城山のカタクリの里よりも群生の
規模は遥かに大きい。
多くのハイカーや見物客の間を縫って15分
ほど登ると、カタクリの群生地から離れ、
今度は破れ笠や小さな白い花を抱いた
ヒトリシズカ等の花が現れる。
暫く登ると登山道は狭くなり、幾つかの
分岐点があるが標識が完備されており
間違えることはない。
登り始めて40分程で、三毳山山頂(竜が岳)
229mに到着した。
山頂は電波塔が立っており狭いが佐野市へ
の展望が良くなかなかの見晴らしである。
最高点での写真を撮って、更に先へ進む。
下りは結構な急斜面で足元に注意
しながら降りる。
途中にヤマツツジの木が多く、チラホラと
花が咲き始めたところで、オレンジ色が
点在している。
この尾根コースは名石が幾つかある。
やがて広い鞍部に出ると、そこは
「みかもの関跡」でベンチがあり、最初の
休憩を入れる。
田形さん持参のチョコレートを口に入れる。
何故か甘いものが恋しくなりツイツイ
二つ三つと後を引く。
再び登りに入ると今度は急な岩山風になり
変化があって楽しい。
そのピークを過ぎると再び下りにはいり、
一旦車道にでる。
ここは東屋がありトイレもある山頂広場で
あった。
このコースは全コース禁煙であるが唯一
この東屋に灰皿があり、やっと此処で一服
休憩する。
車道を超え。急な階段状を登りきると二つ目
のピーク中岳(210m)の山頂である。
山頂は狭く、ベニヤ板で作ったような寂しい
標識であったが、これをバックに写真を
一枚撮る。

中岳から少し下ったところにパラグライダー
の離陸点があり、東面の眺めが良い。

ここから5分ほどで三毳神社に着く。
ここで昼食の予定であったが、ベンチが二つ
あるにはあるがチョッと狭く、まだ11時と早い
こともあって止めて下って適当な場所を探す
ことにする。

神社からは急な石段が延々と続き、
500〜600段くらいはあったであろう。
一旦車道出て桜並木を横目に見ながら、
更に崩れた石段を注意しながら下り、
やがて鬱蒼とした竹藪に変わる。
下りきると「みかも庭園」につく。
庭園の池に満開の枝垂れ桜の隣に
東屋がありそこで昼食とする。
ユキヤナギ、マンサク、アセビ、レンギョウ等
の花が池を囲み、その景色を見ながら
お弁当を広げる。
ユックリ景色と食事をして、池の周囲を花や、
何組ものガマカエルの交尾を見ながら一周し、
次の目的地太平山へは佐野駅からタクシー
を呼び移動する。
30分ほど乗る途中、八木さんは疲れたのか
熟睡。
先ず、麓にある「大山寺」に寄ってもらう。
大山寺の「しだれ桜」が有名でそれが目的
である。

門を入ると境内に枝垂れ桜が3本、中でも、
一際、巨大な満開のしだれ桜は見事の一言
である。
次は、いよいよ大平山である。
中腹の謙信坂は桜並木がありそれを見て
から太平山(340m)の山頂まで往復
(登り1時間)する予定であったが、謙信坂の
桜は2部咲き程度で満開には程遠く、
また天候も気になり初め、タクシーを降りずに
そのまま最終目的の日帰り温泉
柏倉温泉 太子館 蔵の湯」へ直行して
もらうことで全員意見が一致した。
25分ほどで到着した。
予定変更したため13:15と早く着いた。
太子館は当家の守護神である聖徳太子
から名付けられ霊鉱泉に湧出を温泉とした
ものである。

満開の花の蜜に
集まった
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内湯、露天風呂、塩サウナがある。
鄙びた田舎の温泉にしては\1100と少々
高めだが空いておりノンビリくつろげる。
1時間半ほど入浴休憩し、タクシーで栃木駅
に行く。
特急スペーシアで15分後発(15:36)があり
それで帰ることにした。
駅前に団子屋があり急いで車内で食べる
団子を調達。
スペーシアの座席は広く、新幹線等より
ユッタリして快適で特急料金\1200も大満足。

車内の一角を占めてウイスキーに
ゴマ&みたらし団子を頬張って約1時間強で
浅草に戻ってきた。
隅田川の満開の桜並木の下では
ブルーシートを敷き詰め花見酒宴で
大盛り上がりであった。(16:50)
浅草で解散し、予定より2時間近く早く、明るいうちに各自、帰路に着きました。
今日一日、カタクリの群生、巨大なしだれ桜やその他各種の春の花三昧を堪能した
里山ハイクでした。皆さんお疲れ様。

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(みかもやま・おおひらさん)

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