07年1月20日(土)熱海 岩戸山
前日午前の天気予報では、20日は晴れ、後曇りであったが、一夜明けた朝の空は今にも
降ってきそうな厚い雲に覆われ気温も低い。そういえば今日は暦で大寒である。
下山まで雨が持ってくれればと願いつつ、7:17品川始発の熱海行きに乗り集合場所、
熱海に9:02着。
改札を出ると既に、水島さん、高橋雄さん、久し振り参加の八木さんがおり、
本日の4名が揃いバスターミナルへ移動。霧雨が降っている。
このまま温泉に直行も良いね! 等、本音と思える言葉が出るほど、天気の回復は望めない。
兎に角、十国峠に行こうと9:15発のバスに乗り込む。
バスのフロントガラスには雨粒が一面に着きワイパーをかけないと前が見えないほど降ってきた。
7:50に十国峠登り口に着いた。ここから晴れていれば富士山が綺麗に見えるはずだが、
4合目以上は雲のなかで、見えるのは麓の裾の部分のみ。

熱海駅バス乗り場の
そばにある案内看板

マップとスケジュールはこちら

ケーブルカー(\210)で十国峠の展望台に行く。
登山客は我々以外、1名という寂しさでる。
若い女性の運転手の案内に耳を傾ける間
もなく標高100mを3分で上がる。
外はミゾレに変わっており、指先が痺れる。
ただ、風がないので助かる。全員雨具の
装備をし、スタートの写真を撮って予定通り
のコースを行くことにした(10:15)。

十国峠は名前の通り、10の国(伊豆、駿河、
遠江、甲斐、信濃、武蔵、相模、安房、上総、
下総)が見渡せることから名前が着いた。

今日は見通しが全く利かず、伊豆、駿河、
相模のごく一部を霞みのなかで何とか見ら
れる程度であった。

めざす
岩戸山
   ↓

晴れていればここに富士山がある。

峠の広場まで約10分、実朝の歌碑を横目
に見ながら、更に10分を下ると路端に風車
が刺してあり、日金山東光寺まで続いた。
石仏が多数あり、どうも幼子を弔っている
らしい。
それで風車が多数添えられているのも
理解出来た。
ここからイヨイヨ登山道に入る。
両側は背丈をチョッと越える程の笹で
覆われた狭い余り高低差のない道を行く。
10分程で、カヤトの開けた笹の広場入口に
出る。
ここが来宮への下山ルートと岩戸山への
分岐になっており、勿論我々は岩戸山へ
左に折れる。
ここから30分ほど、やはり高低差のない
登山道を歩くと最後に登山らしい急登が
あり、登りきると、そこが猫の額程の狭い
岩戸山山頂(734m)である(11:00)。
海側に開け、天気が良ければ、伊豆七島
が見渡せるのであるが、初島が霞んで
いるほどで、大島も全く見えない。
小雨のなか折角の登頂であり小休止を
取ると共に、此処でも記念写真を撮る。
先程の分岐まで別ルートを取り戻る。
此処からの下りは「石仏の道」と名付け
られ、100mくらいの間隔で石仏が設置
されている。
30分ほど来宮に向かって下ると右手に
小さな東屋があり、先客男性4人が昼食中
であったが、11:40と我々も空腹を覚え、
他に雨よけもないことから、東屋に割り込んだ。

先客は親切に食事を終わらせ席を譲って
くれ、やっと雨に濡れずに昼食を取ることが
出来た。
恒例の梅酒や焼酎お湯割りで乾杯し早速、
空腹解消に食料を詰め込み、再び
「石仏の道」を下り始める(12:15)。
殆ど雨も上がり、濡れた道を滑らないように
注意し、水島さんが先頭に立って結構早い
スピードで下る。
25分で山道を下りきり舗装道路に出る。
手先が痺れており気温を測ったら3.4度と
低かった。
山の上ではもっと低かったのだろう。
この舗装道路の下りが急勾配で長く続き
飽きる。
途中、梅園への近道を探しながら下ったが、
見逃してしまい、結局、来宮駅に着いた。
梅園は八木さんは始めてであるが、
水島さんは梅園には何度も来ており、
我々の荷物番を買ってくれ、他の3名が
空身で梅見に行くことにした。
梅園の梅祭りは先週から始まっているが、
殆どの梅は咲いてない。
紅梅が数本、白梅も2,3本程度で、黄色の
蝋梅が見頃であった。
茶店の数が花よりも多いくらいであった。
数枚写真を撮って水島さんが待つ来宮駅
に戻ったら水島さんも我々のザックも姿を
消している。
駅前のスタンドカフェで休憩中であった。
我々も暖かいコーヒーを飲んで休憩。
ここから10分ほどで、毎度お馴染みの
日帰り温泉、「日航亭大湯」に入った(14:30)。

珍しく混んでいたが大広間のテーブルが
一つ空いており、荷物を置いて、露天風呂
に飛び込む。
泉温85度の源泉が店の前にあり、源泉
掛け流しで気持ちがいい。

缶ビールで渇いた喉を湿らし、重い思いを
して水島さんが持ち込んだ4合ビンの限定
純米酒「有明山」は飲み口が柔らかく美味
かった。
次はバーボンでチビリチビリとやり、
結局17:30まで3時間も休憩した。
熱海からの帰りに「今日はまだ時間が早い、横須賀のカラオケに行こう!」と水島さんの誘いに
雄さん、熊本がお供する次第となった。
京急 横須賀中央駅前にあるカラオケスナック「ビストロ中央」で、水島さんのお知り合いの 
カラオケの達人の早乙女さんがご指定の店だそうで、音響が良い。
マスター、ママもセミプロ級の歌い手だそうである。

雄さん私が数曲ずつ歌い、21時半に散会。
今日は想定外の雨で始まり、想定外のカラオケで終わった充実した一日でした。
足に喉にお疲れ様でした。
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