06年12月23日(土)・24日(日) 宇佐美 巣雲山
日時:12月23日(土)、24日(土)
集合:宇佐美駅 改札 9:45

【往路アクセス】
 @東京・横浜方面から
 東京7:24=(伊東行)=7:51横浜=小田原=8:51小田原=9:44宇佐美
 A新宿方面から
 新宿7:30=(特急はこね3号)=8:41小田原(JR乗換え)
 小田原8:51=(JR普通伊東行)=9:44宇佐美

民宿:宇佐美 温泉民宿「ふかべ」
    http://www5.ocn.ne.jp/~fukabe/
    ズワイガニ食べ放題&海の幸一杯で一泊2食¥1,1050―
    男性、女性別の部屋を予約
12月23日(土)の宇佐美 巣雲山ハイキングへ東京を出発する時は雲一つなく、
昨日の終日、風と今にも降ってきそうな寒さが嘘のように、晴れ渡り暖かく
06年の終尾を飾る相応しい忘年登山日和を迎えた。
宇佐美と言えば、誰でも海水浴場を思い浮かべ、まさか山登りと言っても誰も信じない。
しかし、宇佐美にも、高々600m弱であるが、「巣雲山(581m)」の山があり、
海抜0mから登るため、4時間半の立派なハイキングコースがある。
9:44宇佐美着の東京からの直通列車で、水島さん、竹内さん、小峰さん
(今年は最初で最後の参加)、高橋雄さん、熊本の6名が集まった。
線路を超え、海岸とは反対方向に行く。
山は紅葉の名残で山全体が赤茶色に
そまっている。
途中標識もなく、所々で町(村?)の人に
路を聞きながら舗装道路を進む。
宇佐美駅をバックにスタートの写真を撮り、
駅からハイキングが始まる。
20分ほどで、民家をすぎるとミカンや甘夏、
ゆずなどの柑橘類の木が出始め、
巣雲山はミカン山である。
ハゼの木の真っ赤な紅葉がミカンの黄色、
葉の緑に鮮やかである。
体は温まり背中はジットリ汗が滲むが、
水島さんは、額からポタポタ汗を滴らせており、
人一倍の汗っかきである。
更に20分程舗装道路を登ると相模湾が
広がり熱海、網代、宇佐美の街並みが真下
に見え、初島が大きく近くにある。
ミカン畑の脇で、太平洋をバックに6名全員
の集合写真を撮り、最初の休憩を取る。
やっとミカン畑の間に、巣雲山への登山道が
現れる。
枯れ葉に埋まった階段状の登山道が続き、
苦手の水島さんは悲鳴を上げる。
更に20分ほどの登りでミカン畑も終わり、
暫く登ると足元に赤い小さな野イチゴが
いっぱい咲いており、堀さんが食べて
みたが、甘いが不味いとの事でした。
こんどは両側クマ笹の登山道に変わって
傾斜がきつくなり、
相変わらず、階段の登りが続くと、木を伐採
した開けた展望の良い場所にでるとベンチ
があり、ここで再び休憩をとる。
こんどは鬱蒼とした薄暗い檜の樹林帯に
入り、何回か登り下りが続くと車の音が
大きくなり、伊豆スカイラインが直ぐ脇を
走っており、興ざめ。

再び山道に入ると車の騒音はなくなり再び
静かな自然に戻る。
富士見晴台に出たが、残念ながら雲が
あり富士山の姿は見られない(12:00)。
空腹の勢もあり、諦めて山頂へ進む。
15分でカヤトの広い展望の良いところに
出るとそこが、巣雲山の山頂(581m)
であった(12:15)。

西

山頂展望台

見晴台に上がると360度の展望で箱根、
伊豆半島(天城山、達磨山等)、三島、
沼津の町までは見られるが、やはり今日は、
富士山は見られなかった。
ここまで13,000歩。

房総方面

天城山

富士山方向

玄岳

達磨山

天城山

長九郎山

箱根・神山

見晴台の下が、丁度風除けとなってベンチ
もあり、ここで昼食とする。

先ずは梅酒で一年締めくくりの忘年登山に
乾杯する。
駅までの下りは別のルートを取り、巣雲山
を周遊することになる。
階段状の急な下りを降りると再びスカイライン
の車道近くにでると「生仏の墓」があり白い
菊の花が添えてある。
源氏に敗れた平家の落人がここまで逃げ
延びて力つき、命があるまま埋められたと
書いてあった。
卒塔婆には宇佐美家家老先祖の墓とあり、
宇佐美は平家の子孫なのであろうか?
檜と杉の樹林帯を下り「行者の滝」に出たが
滝とは名ばかりで、一滴がタラタラ落ちている
程度。横目でみながら更に下ること約1時間。
舗装道路に出て巣雲山ハイキングコースの
登山口に出た。
まだ標高300mで半分しか下っていないが、
ここから先は舗装道路で巣雲山別荘分譲地
であった。

竹内さんの別荘予定地!!?

ホオノキの大きな種実がごろごろ落ちて
いました。

道路にはみ出した夏みかんは処分しても
いいと言う人がいました・・・

舗装道路をテクテク標高300m降り駅まで
戻って丁度3時であった。

今回の参加でもう一人、紅一点の塩野さん
が15:25着の電車で来て、男性6名で改札口
に出迎える。
これで忘年会は全7名である。
目的地は海岸近くの天然温泉民宿
ふかべ」で駅から7,8分で着く。
男性は続きの10畳二部屋で6人塩野さんは
6畳に一人。
各々浴衣に着替え、早速「露天風呂」に行く。
無色、無臭の透明温泉で、しょっぱく、
ナトリウム系の温泉である。
ユックリ汗を流し、適度な湯温の露天風呂は、
ノボセルことなく、何時までも入っていられる。
全員風呂から戻ったのが5時で、湯上りに、
本日もぎたての甘夏は適度の酸味があり
ジューシーで旨かった。
まだ夕食まで1時間ある。水島さんが会津の
旨い純米酒を持って着てくれた。
この重い酒を山に担いで登り下ってきた貴重
な酒だ。全員で有り難くご相伴にあずかった。
香りがふくよかで旨い。
チビリチビリとやった筈だが、瞬く間に開けて
しまった。7名全員酒好きの集まりか?
6時丁度に、「夕食の用意が整いました」の
アナウスで大広間へ行く。
我々は「ズワイガニの食べ放題コース」
である。
船盛も豪勢で、ウニ、ホタテ、甘エビ、
マグロの赤身、中トロ、トロ、鯵、かんぱち、
そしてタイの活造りである。
茶碗蒸し、枯カレイのから揚げ、後3品ほど
付いているが、何と言っても、山盛りの
ズワイガニである。
先ずはビールで乾杯、最初は船盛の刺身
や茶碗蒸しから始まり、ビールから焼酎、
冷や酒と進み、今日のハイキングを振り返り
話と酒が進んだが、カニに取り付いたらもう、
全員、黙々と一心不乱にカニの足と格闘が
始まった。話もでず、酒もすすまず、
ひたすら、カニ、カニ、カニ・・・。
雄さん、堀さんで3人前の山盛りのカニを
次から次とカラにし、瞬く間に、殻入れの
大きなたらいが溢れる。
何と、もう一皿お代わりと相成った。
流石に、水島さん、熊本の年配者と塩野さん
はもういいか!!
追加の一皿は雄さん、堀さんに竹内さん、
小峰さんが加わり、これも完食。
皆さん恐れいりました。
この年にして、良くぞ、食ったり、脱帽!
温泉に入ってカニの匂いを消し、再び部屋
に戻り、焼酎とウイスキーを好き好きに飲み
ながら、今年一年の山登りを振り返り、話が
尽きないが、12時に就寝。
翌日は朝食後、9:34の熱海駅行に乗り、
熱海で解散しました。
今年一年、「クマさん会」28回のイベントが
行われましたが、初めての方も大勢参加され、
楽しい思い出が沢山作れました。
有難うございました。
来年も楽しい山登りが出来ることを祈願して、
06年度、最後のホームページと
させていただきます。

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宿から見た巣雲山

アロエの花

アロエの花