11月25日(土) 箱根湯坂道 紅葉狩り
23日(祝日)雄さんをリーダーとした5名のパーティーが先陣を切って紅葉狩りを楽しんで、
見頃との報告を受けた。23日は娘の結婚式で参加出来なかった熊本は翌日、天候が快晴との
予想で25日(土)に急遽行きたくなり、仲間に電子鳩(メール)にてオフレを出したところ、
水島黄門様のお供に鵜飼助さん、熊本格さんの御老公様ご一行(平均68歳)と相成った。
コースは23日と同じだが、年寄りは朝が
早く、集合時間の30分前に、三人とも
小湧谷駅に集まった。
天気も良いことから急遽飛び入り参加の
可能性もあり、オフレを出した以上、
定刻まで待った。
しかし、誰も現れず、10:15に黄門様
ご一行の箱根路紅葉の検分が始まった。
蓬莱園には寄らず、まっすぐ千条の滝へ
と向かう。
途中、大きなカエデが真っ赤に紅葉し、
青空に映えて美しく、写真を撮りながら
足慣らしを兼ね10分ほどで
「千条(ちすじ)の滝」に着き、ここで最初
の記念写真を撮る。
近くにある登山口は浅間山と鷹ノ巣山への
分岐となっており鷹ノ巣山へのルートを取る。
陽差しを遮る杉の樹林帯に入り、暫く登ると、
汗が滲み出てきた。
風は全くなく暖かく最高のハイキング日和
で気分爽快。
鵜飼助さんの先導で、水島黄門様、そして
シンガリは熊本格さんが守り、枯葉で堆積
した登山道は足に優しく踏み込む感触が
何とも心地よく快調に高度を上げて行く。

黄門様は昨夜の御酒のせいか、額から
汗が滝のように流れ落ち、約30分歩いた
ところで一服休憩する。
更に十分ほど登ると尾根道にで、左は
浅間山へ、右は鷹ノ巣山へ別れ、
この尾根道は大きなカエデの木が
黄色から真っ赤に染まり、登山道もまた、
赤い落ち葉で敷き詰められ周囲全体が
赤い空間を造りだしている。
標高差約50mの急登を登り切ると、本日
の最高点「鷹ノ巣山頂」鷹巣城跡で
ある。(11:30)
正面に箱根駒ケ岳、神山が立ちはだかり、
秀麗富士は残念ながらこの後ろの位置
で見えない。

箱根駒ケ岳

神山

10分ほど休憩し、浅間への尾根を折り返す。
登山道の両側にはモミジの並木となって、
この尾根路はまさに紅葉街道である。
20分で浅間山に到着した。
広い山頂には所狭しと、数多くのハイカー
がお弁当を広げている。幸いなことに、
ちょうど、ベンチが一つ空き、黄門様ご一行
が使わさせていただいた。
早速、恒例の梅酒で乾杯し、昼食とする。
浅間山から湯本まではゆるやかな下りで、
左右の紅葉を愛でながら湿った路に注意
を払いながら写真を撮り撮り下る。
時期はずれのガクアジサイ、ノアザミが
色あせながらも、残り少ない命を、
登山客に訴えるように力を振り絞って
咲いている。
前方の木の間から小田原の海、
三浦半島の海岸線が現れる。
しばらく下ると、今度はススキが一面に
現れ、穂が銀色に光り紅葉の黄・赤と
常緑樹に緑と調和し目を楽しませてくれる。
やがて紅葉枯葉路から石畳路へと変わる。
湿った石の表面は更に滑りやすくなり
スリップしないように冷や汗をカキカキ下る。
約1時間半の下りで膝がガクガクになったが、湯本温泉街のはずれにある日帰り温泉
「和泉」の脇に出た。われわれはこの温泉ではなく、湯本駅まで歩き、
鵜飼助さんご推薦の「ひめしゃらの湯」に無料送迎バスで行く。
助さんの割引券で¥900は有難い。ゆったり露天風呂に浸かり、汗を落とす。
助さん早めに帰り、残った殿と格さんは、格さんの「殿のどが渇いてござる」
の申し出でに、待ってたとばかり「そうよのう、そのように致すか」
で意見がまとまり、生ビールで喉を潤して館に戻った次第です。
先ずは、紅葉三昧で目出度しめでたし。

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