06年10月21日 磐梯山
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図は

より

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【集合】:東京駅 東北新幹線20番ホーム 「やまびこ43号」 2号車 6:50
【往路アクセス】 東京駅7:04発=7:30大宮=8:22郡山(在来線乗換)
   郡山8:31=(磐越西線 会津若松行)=9:10猪苗代
   猪苗代9:20−(タクシー)30分 八方台9:50
【行程】;八方台登山口10:00〜〜(20)〜〜10:20中の湯(5)10:25〜〜
    (70)〜〜 11:35弘法清水(30昼食)12:05〜〜(25)〜〜12:30
   磐梯山山頂 (1819m:10)12:40〜〜(15)〜〜12:55弘法清水〜〜
   (65)〜〜14:00中の湯 (5)14:05 〜〜(20)〜〜14:25八方台登山口
   (タクシー)20分 温泉「おおるりの湯」14:45(入浴休憩90分)16:15〜
   (タクシー)15分 猪苗代駅16:30
【復路アクセス】:猪苗代16:51=(磐越西線)=17:38郡山(新幹線のりかえ)
   郡山17:57=(なすの278号:郡山始発)=19:44東京
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熊本にとって45年前の同じ10月に登って以来の磐梯山である。
深田久弥氏の日本百名山によると、
「磐梯山は明治21年(1887年)に大爆発を起こし、山形は吹っ飛び、川が堰き止められ、
桧原湖、小野川湖、秋元湖や小さな五色沼等が副産物として出来、裏磐梯の観光地となった。」
とある。
今回、紅葉を楽しみながら、百名山「磐梯山」の日帰登山にチャレンジするのは、
高橋ブラザーズ(雄さん、文さん)、久し振りの田形さん、飛込み参加の山内さんと
熊本の五名である。
東北新幹線「やまびこ43号」の郡山8:22着で乗り換え三両列車の「磐越西線(喜多方行)」
に乗り換える。ローカル列車で勿論単線でのどかな東北会津の風景を見ながらの
旅は心が洗われる。
中山トンネルを抜けると右手、前方に
磐梯山の端麗雄大な姿が現れた。
山頂にチョコット雲が被っているが雄大な姿
を見て、これからの登山に身が引きしまる。
猪苗代駅に9:10に到着。
計画ではここからバスで磐梯高原駅まで
行き、そこからタクシーで登山口までであった
が、5名集まったので、猪苗代からタクシーで
登山口の八方台まで行くことにした。
磐梯山(1819m)と櫛ガ峰(1636m)が
双子峰となった美しい姿は猪苗代側から
しか見られないそうで、我々はその美しい
雄姿を満喫しながら西側(左方向)から回り
込み、磐梯山ゴールドラインに入り一気に高度
を上げて行く。
左手の猫魔が岳、右手の磐梯山の中腹
全体が真黄色になりその中に赤や、常緑樹
の緑が混じり、紅葉(黄葉)の真っ盛りで
ある。我々一同はその美しさに驚嘆の声を
あげる。約30分で、登山口の標高1194mの
八方台に到着する。運ちゃん(一の瀬さん)
に帰りの迎車を頼み、我々登山の準備を
する(10:00)。
気温は低く、ヤッケを着込み、寒がりやの
田形さんは頭からスッポリト被り自ら評して
「ねずみ女」に変身する。
いつの間にか上空は一面に雲が被り、
いやな予感が頭をかすめる。
(雄さん、山内さんは二週間前の木曾御嶽山
で猛吹雪にあっているからだ)
標高1200mから上は紅葉の盛りは過ぎ、
葉を落とし登山道を埋めている。
枯葉のジュータンは暫くの間、ブナ林の緩い
登りを作り、スタートの足慣らし体を温める
のに丁度良い。
25分ほど歩くと硫黄の臭気が鼻を突き、
目の前に廃屋が現れた。
中の湯である(1290m)。
45年前に嵐の夜、真っ暗なかにこの山小屋
のランプの明かりが見えホットしたことを思い
返した。
今は全くその面影はなく、有毒ガスのため
山小屋は閉じられ廃屋となってしまっている。
木道を過ぎると、登山道は細くなり傾斜が
急になってくる。
風は強く、ガスの流れは速い、
下は昨日の雨で湿っており、滑りやすい。
10分ほどで、展望台に出ると、眼下には、
右から秋元湖、桧原湖が現れ、裏磐梯が
一望出来て疲れが吹き飛ぶ。
下界は天気が良く日当たりが見られるが、
山は一面ガスに覆われてしまった。
暫くの急な登りは裏磐梯の景観を楽しめ、
磐梯山の中腹を右に回りこむようになると
ブナ林からダケカンバ帯となり、やがて
潅木帯と代わるとお花畑、弘法清水への
分岐に出る。
このあたりは風がすくなく、昼食を取っている
Gpもいる。
我々は弘法清水への道を取り10分で着く
(11.25)。
広場となっており晴れておれば、裏磐梯の
景観を見ながら弁当となるところだが、
ガスで覆われ、強風で寒く、小屋に飛び込み
テーブルを確保し、昼食とする。
まずは持参した梅酒で乾杯しお腹の中から
暖める。
此処から山頂までは急登となるため、荷物
を小屋に置いておきカメラだけ持って山頂へ
向かう。
益々、風は強くなり、足元に注意しながら、
喘ぎ喘ぎ上を目指す。
10センチほどの石のガレ場を登ると最高点
に祠があり、写真を撮る。
雄さんが三脚にカメラを付けセルフタイマー
をセットし戻ってシャッターが切れる直前に
風で三脚が倒れ、カメラを壊してしまった。

我々も風の寒さに耐えられず、即下山に入る。
晴れていれば、沼の平、櫛ガ峰、噴火口跡
のお釜などを眼下にし、吾妻山、安達太良
那須岳などの遠望が楽しめるはずなのだが、
一面のガスではしょうがなく、次回へ楽しみ
を先送りする。
弘法清水でザックを取り、登りのコースを再び下りコースとし、登山口の八方台へ向かう。
下るに従いガスは薄くなり、裏磐梯の景色も登った時よりもはっきりとし、再び裏磐梯を
バックに写真を撮りなおす。
八方台登山口に14:30到着。頼んでいた
タクシーが既に待っていてくれた。
雄さんが調べてくれた猪苗代にある日帰
温泉に行く途中、紅葉の景観の良い場所
に車を止めてもらい、紅葉の景観を楽しみ
写真に撮る。
運チャンも心得たもので、見晴らしの良い
ところで車を何回か止めてくれ、観光案内
つきである。
温泉「おおるりの湯」は磐梯山ゴールドライン
中腹の高台にあり、見晴らしの良い
ロケーションにあった。
露天風呂に入りながら磐梯山が望める。
ユックリ浸かりサウナで汗を流して、
ガラガラの大広間の一角を我々登山組みで
占有し、缶ビール(磐梯山地ビール)を喉に
流し込み。
買ってきた地トマトが旨い。
猪苗代駅では1時間に一本の電車のため、
郡山に向かう人は改札口、駅構内に溢れて
いる。
16:51発の喜多方方面から来た電車は満席
に近く、われわれはデッキで約40分立ちっ
ぱなしであった。
郡山駅からは始発の新幹線「なすの号」で
ノンビリ、例によって宴会列車で帰路に
着きました。
1時間20分と、たっぷり入浴休憩し、
タクシーで猪苗代駅まで戻った。
磐梯山の山頂からはガスのため景観を楽しむことは出来ませんでしたが、中腹の
紅葉が見事で堪能した一日でした。自宅から往復で20707歩でした。
クマさん会登山に日本百名山の磐梯山が新た追加され、35座となりました。

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参考リンク:磐梯山頂からのパノラマCG

檜原湖

磐梯山

磐梯山

磐梯山

磐梯山

磐梯山