06.06.17 赤城山(黒檜山)
前日の金曜日はかなり強い雨が降っていたが、天気予報で、前橋地方の17日は梅雨の隙間の
晴れが望めるとの情報で、予定通り赤城山登山を決行することになった。
しかし、17日朝5時は今にも降りそうな怪しい雲行きだったがザックを担いで家を出た。
今回は黒檜山、駒ケ岳の縦走登山コースとレンゲツツジの花ハイクコースを用意いており
熊本は2,3日前から風邪ぎみであり、花ハイクの楽々コースと決めていた。
今日は5名の参加予定者であったが、朝一で田形さんから電話「熱が下がらないので、参加しませーん!」
次に、参加予定のない文ちゃんから携帯へメール「今新幹線に乗っています、今日の参加者は誰ですか?」
テッキリ突然の参加と勘違いしてしまったが、上越新幹線でなく、東北新幹線のからで、文ちゃんは岩手の
実家へ帰省の途中だったのである。
従って、予定通り参加者4名の高橋(雄)さん、竹内さん、04年7月八ヶ岳の権現岳から2年ぶり久々
参加の古川さん、と熊本の4名が前橋駅改札口に集まった。
計画ではバスの乗り継ぎで赤城山大洞まで行く予定であったが、4人なら値段も大差ないタクシーで行く
ことにした。
既に当方はタクシーで15分ほど走って
いる。
急遽タクシーを止め、吉松さんにここまで
別のタクシーで追いかけるように伝える。

山頂付近はガスが覆い見えないが、
空は青空が広がり蒸し厚い。
15分後やっと吉松さんが追いついた。
暫く走ったところで雄さんが文ちゃんに電話してみたところ、吉松さんが参加するはずとのこと。 
慌てて吉松さんに電話すると、前橋駅にいるが誰もいないので、中止かと思い、家に帰ろうしていたと言う。

←吉松さんが別のタクシーで
  追いつくのを待っている。

この行き違いはトンでもない勘違いからで
別の機会に報告する。
先ずは5名が揃い登山口へ向かう。
標高1400mに白樺牧場(乳牛)があり
この辺り一体がオレンジ一色に染まって
いる。
私の大好きなレンゲツツジが満開である。
タクシーを止めてもらい外に出て、この
見事なまでに咲き誇っているレンゲツツジ
を鑑賞し、写真を撮りまくる。
時期が遅いかと思っていたが、今がピーク
の満開だったようだ。
これほど広い範囲に無数のレンゲツツジ
の群生は全員初めてで感激。
熊本は風邪ぎみだったので、レンゲツツジ
を見ながら昼寝を決め込んでいたが、他の
4名に引きずられ黒檜山コースへと変更する。

名残惜しいが再びタクシーに乗り大沼の
登山口へ行く。途中の15分の待ち時間も
メーターを止めてくれた親切な運転手に
帰りの迎えを依頼し、登山準備する(10:20)。
恒例により登山口で記念写真を撮る。

タクシーの利用で30分をセーブすることが
出来、余裕をもってユックリ行動ができ
ありがたい。
イキナリ15分ほどの樹林帯の直登に近い
急登があり登りきると大沼を真下に見る
開けたところにでる。
この間で既に大汗をかいておりシャツは
ビッショ濡れになる。

大沼

地蔵岳

先頭は体調に不安がある熊本がユックリと
ペースを刻む。
梅雨に入ったと言うのに、多数の登山者が
一列に並び、ペースがユックリしか登れない
のは助かる。
そのうち、樹林帯を抜け出し、岩稜尾根の
登りが続く。
もう一ヶ月早いとヤシオツツジが咲いている
のだが既に散ってしまっている。
時折、真夏の強い日差しが差し込み蒸し暑い。
30分ごとに給水タイムを取る。
今日の様に大汗をかく場合は早めにタップリ
の水分補給が必要である。
高度をあげて行くと、周囲は熊笹に変わる。
もう少しで山頂は近いはずだ、だが、足は
重く、先に皆さんに行ってもらい後をユックリ
マイペースで追いかける。
重い足を引きずりながらヤット黒檜山(1828m)
の山頂に立った(11:50)。
赤城山という単独峰はなく、駒ケ岳、地蔵岳
など幾つかの山を総称して赤城山と言い、
その最高峰がこの黒檜山で百名山の一つ
である。山頂で写真を撮って昼食にする。
山頂からは日光、尾瀬が近くに見えるはず
だが、今日は雲が多く残念ながら見えない。
山頂付近のレンゲツツジは蕾が開きかけた
ところで、一週間後には満開になるだろう。
セミ→
晴れ間に勢いついたセミがジージー鳴く中
でユックリ食事タイムを採り、次に向かう
駒ケ岳に備える。
黒檜山からは木の階段状の急下りで一気
に300m強の標高を下げる。
足がガクガクになる。
下りきると今度100m程の標高を駒ケ岳へ
の登りとなる。

大沼

地蔵岳

小沼

駒ケ岳

30分ほどで登山客で一杯になった狭い
山頂に着く(13:00、1685m)。
ここから先は下り一方で60センチ幅の長い
鉄階段を3回ほどで一気に下りきり大沼の
車道に出た(14:00)。
約束したタクシーまで40分あり下山口に
近い「覚満淵」を一周する。
ここにもオレンジ色のレンゲツツジが満開
で登山の疲れを癒してくれた。

駒ケ岳

レンゲツツジ

覚満淵

駒ケ岳

当初、駅までの途中にある日帰り温泉
「富士見温泉」に行く予定であったが
運ちゃんに尋ねたところ、前橋駅近くにも
天然温泉があるとのことで、帰りに便利で
あるため、急遽変更し駅前の天然温泉
「ゆーゆ」に寄った(15:30)。
駅から徒歩2分の近さで、湯槽も広く、
露天風呂、サウナ、休憩広間も空いて
ノンビリでき¥600−は割安か。
湯上りは地ビール(尾瀬の雪解け)が
美味い。ホップの苦味がおさえられ、
飲みやすい。
瞬くまに一杯目のジョッキは空になり乾いた
喉に滲みこんでしまった。
2時間近く休憩し、前橋駅始発17:40の
上野行直通普通列車で帰路に着く。
梅雨の合間を縫って、赤城山の縦走と何と言っても丘一面の満開のレンゲツツジを見て
大満足の一日でした。

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ミツバツツジ

ベニサラサドウダン

山頂からのパノラマCG