06年1月8日(日)水仙ロード(嵯峨山)
新春の初ハイクは内房総の嵯峨山(315m)水仙ロードの旅で幕開け。
夫々、新宿から「特急新宿さざなみ号」や横浜あるいは羽田からアクアラインを通り木更津にてJR乗換えで
集合地「保田駅」に集まったのは、塩野さん、川島さん、山内さん、鵜飼さん、竹内さん、吉松さん、堀さん、
高橋雄さんと熊本の女性3名、男性6名のトータル9名の大パーティーとなった。
アクアラインや内房線からは真っ白に雪化粧した富士山、丹沢、更に双子峰の筑波山、海上には大島が
ハッキリと見ることができた。

丹沢山塊

富士山

10時発の町内循環バスで約10分で
小保田バス停に着く。ここがスタート地点。
しかし何の標識もなくドッチへ行ったら
よいか、地元のおばさんに尋ねると直ぐ
脇道に入れという。どうも皆、間違えて
バス道路の方向に進んでしまう人が多い
という。

おばさんの言葉に従い5分ほど進むと水仙
が現れ始めるがまだ花が咲いている様子
は全くなく、申し訳程度に咲いている程度。
今年は降雨が少なく、(水仙の名が示す
ように、水は成長に大いに影響するらしい)
例年にない寒さで開花が1ヶ月くらい遅れ
ているとのことであった。

風があり結構寒く全員重装備で歩いている。
舗装された林道を15分ほど歩くと、正面
に嵯峨山が現れ、一面の水仙畑に出た。
ここも陽だまりの所には、咲いているが
全体では1〜2分咲程度。
何とか咲いているところに集まり、一回目
の集合写真を撮る。

しかし冬とはいえ、さすが房総、道端には
スミレもちらほら咲いていた。

嵯峨山

ここからは、舗装林道に別れ、いよいよ細い
登山道に入る。
いきなり斜度はきつくなり10分も登ると、
背中に汗が滲んできて暑い。
右手には一面の水仙群生を見ながら更に
15分ほど登ると、日当たりが良く風のあた
らない温かな斜面では一面に水仙の花が
開き、やっと水仙ロードの本来の感触を味
わうことが出来た。
ここから登山道は更に急になり安全ロープ
が張ってあり、ロープの助けを借りて登る。
息を切らしながら、道も細く、ガレており、
岩ももろく崩れやすく注意しながら登る。
登り始めて約1時間で見晴らしの良い、
水仙ピークに到着した。
しかしここは未だ花開いていなく一分咲程度。
この先に目指す「嵯峨山山頂」がある.。


やせ尾根のピークを2、3越え山頂(315m)
に到着した(11:30)。
山頂は狭く、見通しも良くない。
登頂記念写真を撮って、昼食は水仙ピーク
で取ろうと、下りに入る。
滑り易いやせ尾根の下りは登りよりも要注意
である。
慎重に下り、水仙ピークまで下ったがここも
9名が昼食を採るには十分でなく、更に、一面
に水仙の花が開いている陽だまりの場所まで
降りた。
ここは風がなく、正面から暖かい陽射しを
全身に浴び、気持ちが良い。
水仙に囲まれた中で一列に並んでやっと
昼食となる。
ノンビリ昼食を楽しむと川島さんが
「よもぎ」摘みを始め、次回、川島邸で
「よもぎ餅」をクマさん会のメンバーに
振舞ってくれるとの事、それを聞いて
全員でよもぎ摘。

次に塩野さんが「フキノトウ」を見つけ
摘始める。てんぷらにしてふきの香りで
一杯たしなむとのこと。
これも「良し」、と今度は全員で探し始めた。

よもぎ

フキノトウ

約1時間ユッタリと休憩を楽しんで最初の
基点である小保田バス停に戻り、携帯で
タクシーの迎えを頼み、港にある保田漁業
組合直営の「ばんやの湯」(¥500)に向かう
(14:00)。
日曜とあって満員であり、食事処は何組も
待ちの状態、予約を先に入れて、高濃度
炭酸温泉に飛び込む。
汗をながし、やっと9名の場所が確保でき、
先ずは生ビールで乾杯。
喉に染み渡りこれが美味く止められない。
漁業組合直営とあて、新鮮な魚料理が
豊富で超特刺身盛り合わせ
(さざえ、ひらめ、めじまぐろ等)、と小イカの
から揚げを注文。
美味い肴で生ビールから冷酒に変わり
グビグビ入る。
帰りは折角だから浜金谷から東京湾を横断
するフェリー
で帰ろうと意見が一致し、
16:10出航に乗ろうとタクシーを頼む。
タクシーが来たときは既に16時で浜金谷
まで時間的に無理だとなった次の出航は
19:00と遅く諦めかけたが、運ちゃんが
調べてくれたところ、16:10の出航は間違い
で、16:25出航とのこと、これなら十分間に
合うとのことで、急いで浜金谷のフェリー
乗り場に駆けつけた。
乗船賃は久里浜まで¥500だが京浜急行
の連絡乗車券を買うと久里浜駅までの連絡
バスが無料となり、蒲田まで通しで¥1380
で超割安。
定刻に出向し風はあるが我々は日没の景色
を楽しもうと客室には入らずデッキに出る。
残念ながら富士山は雲に隠れていたが、
薄暮の大島、東京湾の三浦半島、房総半島、
大島、伊豆の天城山等が夕日を浴びて素晴
らしい景観を堪能できた。
無数のカモメが船を取り巻き、手に置いた餌
を啄む姿が可愛らしい。
久里浜港に到着間際に残った日本酒、麦茶
割り焼酎で最後の乾杯をし、京浜急行の
快特に乗り込み、横浜で車内解散した。
水仙、315mの低山だが結構山登りを楽しめ、ばんやの湯での新鮮な魚、フェリーでの日没景色など、
盛り沢山の内容の濃い一日を堪能しました。
次回は1月21日(土) 初心者向け「雪山山行」の予定です。

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