8月6日 摩周湖・屈斜路湖・美幌峠 文:鵜飼
朝から良く晴れている。北海道に来て以来最高の天気だ。今日でまた蒸し暑い東京へ戻る日。
フライトの時間までどこにいくか、結局鵜飼の摩周湖を見たいとの提案に他の3人も心よく賛同して
8時に出発。今日もドライバーは高橋さん。
清里町の観光パンフレットに、裏摩周湖
展望台が紹介されていたのでまずはそこ
を目指した。
摩周湖に来たことがある人もさすが
裏摩周湖には来ていない。
新しい観光スポットのようだ。
斜里、中標津道路を40分ほどで到着。
8:50
標高が一番低く、霧が出にくい展望台との
触れ込みである。
朝早いのか数人がいるのみ。左手前方に
摩周岳、真ん中にカムイシュ島が浮かび
波もなく静かに摩周ブルーの湖面が
広がっていた。
湖の反対側を振り返ると、昨日、渡渉で
難儀しながら登った斜里岳が見えている。
次に第一展望台へ行こうと車を南下。
最初はとど松の原生林の間を抜け、
山から離れる牧草地が広がる。
刈り取られた牧草は、大きな円筒に束ね
られごろごろ転がっている。
放牧牛はまったく見当たらない。
原田さんの話によると、この一帯は乳牛が
多く搾乳のしやすさからほとんど牛舎の中
で飼育されているとか。
摩周湖の南側を大きく半周、弟子屈の町
までが長い。
9:56
さすが表摩周湖第一展望台は人出が多い。
観光バス間を抜け展望台に上がる。
見慣れた構図の摩周湖の外輪山、湖面が
目前に広がる。今日は霧の心配はまったく
ない。
すぐ近くにある第三展望台にも上る。
これで摩周岳を除く展望台フルコースに
なった。
ここは観光客が少ない。
湖岸近くは湖底が透き通っているのか
緑から青へのグラデーションが素晴らしい。
反対側を見れば硫黄山、屈斜路湖、美幌峠
方面が一望された。
摩周湖を堪能して山を下り近くの「硫黄山」へ。
11:00
ここは屈斜路湖カルデラ内活火山で、
硫黄を含む噴気がごうごうと音を立てて
噴上げている。
何人かの温泉卵売りが声をからしていたが、
わがグループは誰も手を出さなかった。
それより水分補給に忙しい。今日も暑い
堀さんご推奨の川湯温泉の足湯を見つけ
出さずに、屈斜路湖畔の砂湯に着く。
11:30
ここは湖岸砂浜を水辺近くを掘っても熱い
温泉が湧いてくる。
靴を脱ぎ足で掘ってみる。なるほど熱い。
こいうところもあるんですね。すぐ近くの
小さな足湯に足を入れる。
熱くて続けて入れていられない。
そろそろお昼近くになった。
昼飯を探しながら屈斜路湖畔を走る。
立派な建物の屈斜路湖プリンスホテル
に入る。
12:10
これで経営建て直しの一助になるかな?
和洋中のバイキングで腹いっぱい。
しかし建物が立派すぎてこれで儲かる
のかな、これだから破綻したのではと
思わざるを得ない。
ここから美幌峠の上り坂を駆け上がる。
13:00頂上の展望がすばらしい。
標高525mから眺める屈斜路湖は正面に
大きな中島を置いて180度のパノラマが
広がる。
昔の映画「君の名は」のロケ地で有名になり、
また美空ひばりの美幌峠の歌碑が建って
いる。
美幌峠からは一直線に女満別空港へ
こちらの農場は、ジャガイモ、とうもろこし、
小麦などが植えられる小麦が収穫真っ最中
の風情。
美幌峠の南北で農業の種類が違っている
のが良く分かる。
予定よりは早く、1時30分過ぎに空港に到着。
これで今回の北海道ツアーは無事終わりました。
原田さんから言われて持っていった長袖シャツはまったく不要な暑さには参りました。
長距離運転の高橋さんご苦労様でした。スムーズな運転は快適でした。
堀さんは定年退職目前での記念ツアーになりましたね。
原田さん事前手配、車の借用などお世話になりました。いろいろな出来事がありましたが、
一同愉快で満足し帰路に着いた。
以上