めざす
斜里岳山頂

参考リンク:斜里岳パノラマCG

8月5日(金)斜里岳登山記(堀)
おとといの羅臼岳は、朝から怪しい天気だったが、今日5日は、緑清荘からも斜里岳が良く見えている。
前日下見をしておいた道を高橋(雄)さんの運転で出発する。
清岳荘の駐車場に車を止め、登山靴に履き
替え、登山届けを記入し、記念写真を撮って
から清岳荘脇の最近切り拓かれたばかりの
藪道を登山開始。6:20
このコースは、一般登山道としては珍しく、
沢登りのコースで途中何回も渡渉箇所が
あるので増水すると厄介だと思っていたが、
30分も歩くと心配に違わず直ぐに第一回目
の渡渉箇所が現れる。
昨日、清岳荘の管理人が「増水していた
けれど、昨日、今日は少し減ってきている」
と言っていたので、おそらくはこれが普通
の状態なのだろう。
しかし、飛び石を伝いながら対岸に渡る
には、まず、ステップの幅を考えてどの石
を使うか、ぐらつかないしっかりした石か
などを観察し、適当な石がないと別のルート
が無いかすばやく判断する必要がある
(なにしろ十数回もの渡渉である)。
渡渉を繰り返すうちに、水をかぶっている
石も利用するなど段々ルートファインディング
も上手になってくる。
下二股で熊見峠を経由する新道と別れ、
我々は更に沢筋を上っていく。
ここからは三重の滝、羽衣の滝、七重の
滝などいくつもの滝を遡行する。
くさりやロープがあり、それほど危険な所
は無いが、結構神経を使うので疲れる。

先生引率のボランティア清掃登山の
中学生らしい一団と先になったり後に
なったり、ずっと一緒であった。
上に行くとだんだん水量が減り、岩盤を
舐めるように水が流れ落ちる竜神の滝を
上り詰めるとそこから先は水流は無くなり
上二股着。9:43
上二股を少し過ぎた辺りの登山道にくまの
糞が落ちている。
コケモモの実でも食べたのであろうか?
紫がかった実の名残がはっきりわかる。
まだかなり水分が残っていて、ハエが
たかっている。
(帰りに見たときは、だいぶ乾いていた。)
今回、熊を目撃することは無かったが、
熊の爪痕や糞など熊の生息を身近に感じる
場面には何回か遭遇した。
暫く登ると胸突き八丁の急なガレ場となり、
ここを登りきると馬の背の稜線に出る。
10:53馬の背着。

鵜飼さんと原田さんは小休止の後、ザック
を置いてそのまま斜里岳頂上を目指す。
高橋(雄)さんと私(堀)は空腹で、まずは
昼食の弁当をパクいてから、2人を追いかける。
20分ほどで斜里岳山頂に到着。
ここで記念写真。
11:22
周囲を見回すと、羅臼岳は雲の中。
「羅臼に行ったが雷雨で、斜里岳に変更
した」という単独行の人がいたが、
羅臼方面は今日も天気が悪いらしい。
11:45
暫く頂上に留まったあと、馬の背に戻り、
再びザックを背負って下山開始。

ガレ場に涼しい風が吹き上げてくる。
「気持ちいい」、しかし、羅臼岳で、涼しい
風が吹き出したとたんに天候悪化だったが・・・
上二股から左へ折れ、一度斜面を下って
熊見峠への登りとなる。
下山時の登りは損した気分になる。
熊見峠で小休止
13:18.
新道を下二股まで下り、ここで旧道に合流。
ここで再び小休止。
14:52
いつも元気な雄さんも
今日は少しお疲れの様子。ここからは今朝
登ってきた渓流を逆に下りとなる。
仙人洞を越え、そろそろ渡渉箇所も終わり
に近づいた辺りで、岩壁を横歩きしていた
鵜飼さん、背中から渓流に転落!ずぶ濡れ
になってしまった。
(暑い季節でよかったですね)
その後はもう怖いもの無し?で、靴が濡れる
のも気にせず、渓流下りもスピードアップした
ようです。鵜飼さんにも増して元気付いたのが
原田さん、トップに立って、どんどん飛ばしていく。
程なく清岳荘への道路に出る。
15:52
16:25
清岳荘駐車場で身支度を整え、再び雄さん
の運転で、緑清荘に戻って、源泉掛け流しの
湯で今日の疲れを取った。

今日の斜里岳は最後まで天候に恵まれ、
いい登山でした。



羅臼岳では頂上直下で登頂を断念したが、
「ゴルフならOKだよ」(原田さん)ということで
納得。

渡渉していると、アブが襲ってくる。
手が離せず、追い払うことも難しく、
閉口した。

   ↑
クマの糞
   ↓

5:48 緑清荘前

途中からは未舗装のカーブの多い山道となるが、さすがに元自動車部員、雄さんの運転はまったく
不安を感じない。列車利用が普通のクマさん会だが、今後も車のときは雄さんに任せたいと思う。

斜里岳山頂

斜里岳

馬の背

南斜里岳

熊見峠から東方向180度パノラマ↓

斜里岳山頂から西方向180度パノラマ (東方向は雲が下から沸いてきて、撮影できず。)

馬の背

南斜里岳

熊見峠

清岳荘方面

清里町

1,200m近辺から高山植物が目を楽し
ませてくれる。

馬の背から山頂まではさらに高山植物が
種類を増す。

山頂直下はタカネヒゴタイに蝶が
群がっている。

クマさん会目次に戻る

すぐに未舗装の車道に出るが、この道は少し
行くと廃小屋の前で終わり、そこからはいよ
いよ斜里岳旧道と呼ばれる沢筋の登りになる。

アブ

ムラサキケマン

イチヤクソウ

ゴゼンタチバナ

チシマ?フウロ

チシマギキョウ

コガネギク

オトギリソウ

タカネシオガマ

ハクサンチドリ

イブキトラノオ

ミヤマダイコンソウ

ハクサンボウフウ?