11月4日(金)、5日(土)、一泊二日で丹沢縦走に臨みました。 (吉松記)
初日は小田急線渋沢駅に集合した後、バスで大倉登山口へ移動。 そこから堀山、花立、塔ノ岳(1491m)
を経て、百名山に名を連ねる丹沢山(1567m)を目指しました。
その日は丹沢山頂の山小屋(みやま山荘)に宿泊。昨年建てかえられたばかりの、まだ木の香りがほのかに
薫る山小屋では、いまや遅しとばかりに、きれいなお嬢さんがにこやかに我々を迎えてくれたのでした。 
翌日、丹沢山系最高峰 蛭ヶ岳(1673m)を踏破した後、地蔵平、原小屋平、姫次、八丁坂ノ頭、上青根へと
一路下山しました。
危惧されていた天気はすっかり予想を
外れて、これ以上は望めないほどの秋晴れ
となり、我々の左手にいつでも富士山が
望めるほどの登山日よりでした。

この幸運に恵まれたのは、平生の心がけ
の良い鵜飼さん、堀さん、高橋文さん、
そして吉松です。
大倉では、今を盛りと咲き誇っていた
コスモスが見事。 4日(金)は平日のため、
さすがに一般登山客は少なかったのですが、
渋沢の西中学校の全校登山とやらで、花立
小屋まで700名の生徒たちと抜きつ抜かれつ
の、それはそれは賑やかな登山になりました。
(搭ノ岳山頂1491m)
言葉を交わしながら登った中学生達とは
花立小屋で別れ、搭ノ岳はさすがに登山
客もまばらでした。

陽だまりでゆっくり昼食を楽しみました。
(丹沢山への道で)
ななかまどの真っ赤な実が青空に映えて
いました。
(可憐な山りんどう)
登山道の脇にひそやかに咲いていて、
思わず足を止めシャッターを切りました。
ついに百名山 丹沢山頂(1567m)に到着。
しばし山頂からの景観を楽しみながら、
早くも頭の中は祝杯のことで一杯。
夕飯は、感動のハンバーグ。
しかもパイナップルの食後のデザート付き。
カレーライス程度を予想していた山小屋泊
初体験の筆者は、端無くも「オー!」と
餓鬼のように吼えたのでありました。
みやま山荘のお嬢さんと記念のスナップ
写真。お嬢さんは、まだ山小屋番見習いと
謙遜していましたが、大変明るい方でした。
5時起床。山頂から見た日の出。
昨日に続き、天気に恵まれて道中いつも
富士が楽しめました。
蛭ヶ岳へは、一面の熊笹に覆われた登山道
を進みます。
鬼ヶ岩の頭から見上げる蛭ヶ岳。
丹沢山系最高峰の蛭ヶ岳山頂(1673m)
に立つ。
富士をバックに記念写真を撮る感動の
一瞬でありました。
蛭ヶ岳まで登るとさすがに紅葉を堪能
できました。
眺望の素晴らしい姫次で最後の大休止。
カラマツの黄葉の見事さも格別。
姫次からは八丁坂ノ頭を経て一気に上青根まで下山。 これは下り一方でなかなか大変でした。

タクシーで藤野へ移動。町営「やまなみ温泉」にゆっくりつかって汗を流し、乾杯の旨いビールが
五臓六腑にしみわたりました。
次は丹沢山系横断にチャレンジをしようなどと気勢を上げたのでありました。
(同行カメラマンの原因不明の不手際で、やむを得ずこのあたりの写真割愛)

鵜飼 作

堀 作

堀 作

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