4月2日 熱海 玄岳
6:32東京発沼津行に乗る。6:45に多摩川の六郷大橋を渡るとき、通常なら富士山が綺麗に臨める
のだが今日は晴れてはいるが花曇りで残念ながら見えない。
8:00小田原付近まで来てもやはり今日は駄目そうである。
早川、湯河原あたりの桜は満開もあれば、
一分咲き程度とマチマチである。
9:20集合場所の熱海に着いた。

今日のメンバーは原田さん、高橋(雄)さん
と今回「クマさん会」初参加の大森さんと
私の4名が揃った。
8:35発のひばりが丘行のバスに乗り、
熱海城がよく見える海岸通りを抜け、
約15分で玄岳ハイキング登山口で下車。
例によってスタートの写真を撮り丁度
9:00に登山開始する。
舗装道路だがいきなりの急登であるが、
途中に椿、夏みかん、柚子、桜、花にら、
ムスカリその他多数の花が咲き、色とり
どりで春の幕開けを楽しみ、
一気に15分で高度差200mを稼ぎ、
既に心臓はバクバク、汗をかき、山道に
入る前で、全員一枚脱ぐ。
舗装から脱しいよいよ登山道に入ると
竹林が続き、徐々に道幅が狭くなってくる。
路端に「ひとりしずか」や薄青色の「スミレ」
が可憐な姿を見せている。
登り始めから約1時間で標高534mの
「才槌の洞」で一回目の休憩を取る。
中腹を臨むと白い花で覆われた塊が山肌に点々とあり
よく見ると馬酔木(あせび、あしび)で
あった。馬酔木の花の咲いている様は
スズランそっくりで、白く小さな釣鐘状の
花が、まさに鈴なりについている。
更に高度を上げていくと登山道は更に
細くなり、斜面は急になってくる。
既に、Tシャツ一枚になっているが熱く
汗が額から滴り落ちる。
土は赤茶色になり、溶岩砂粒の様で、
昔、富士山噴火で堆積したのだろうか。
登山道の両側は熊笹となり馬酔木の
大きな木が道を塞ぐが如く花が群がって
咲いている。
25分ほどで右側の視界が大きく開けると、
相模湾を一望できる景観が広がり真鶴半島、
初島、伊豆半島、真下には湯河原、熱海の
温泉街がよく見える展望台になっている。
満開の馬酔木に囲まれ、暖かい日差しを浴び、
ノンビリとこの景観を楽しみ、最後の休憩を
入れる(10:25)。
ここから山頂までは全山熊笹と馬酔木で
覆われた丸い団子山で、10分強で玄岳
山頂(799.2m)に到着した(12:00)。
山頂は360度の展望で、今度は駿河湾
から沼津の町が見え、本来ならその先に
富士山が見えるはずなのだが、残念!
今日は霞の彼方である。
これまで誰にも会わず、広い山頂も我々
4人で占有し昼食にする。
先ずは日本酒、ホットウイスキーで登頂
乾杯し、珍しく風がなく、ユックリと寛ぐ。
下山は「熱海城で花見後、温泉へ」が
本日のコース予定である。
登りルートを下山路に取るが、コブシ大の
大きな石ころが浮石となって多数あり歩き
にくい。
注意しながら3分の1程下ったところで、
大森さんが浮石で滑り、暫く立てない。

右足のふくらはぎ外側が捻ると痛いという、
筋を伸ばしたか肉離れか捻挫であろう。

バンテリンを塗り、原田さんが携帯していた
サポーターでシッカリとゲートル状に巻いて、
痛いが何とか歩けるとの事で、ペースを落
として注意を払いながら何とか舗装道路まで
降りた。
バス停下のタクシー乗り場でタクシーを
呼び、熱海城の花見は中止し温泉に
直行する。
途中で運転手に熱海城の桜の様子を
聞いたところ、まだ早いとの返事で全員
諦めがついた。
バス代(\320)より安く一人(\280-)であった。
温泉は勿論、我々の定番である源泉
掛け流しの「日航亭大湯」(\1000-)。

日航亭の前の温泉神社の下に桜の
大木があり、これが正に満開で、ここで
花見をしてから露天風呂に浸かった。
熱海城に行かなかったため時間はタップリ
あり2時間ほど入浴、休憩(大広間は持ち
込みOK)し明るいうちに東京へ戻った。
万三郎岳
達磨山
西
駿河湾
南アルプス
愛鷹山
富士山
箱根 神山、駒ケ岳
相模湾
初島
伊豆大島

今回

参考:2003年12月13日

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