12月11日(土)滝子山
高橋(雄)です。熊本さんが参加できなかったのでレポートします。
当初、滝子山は12月4日、3名参加で予定していましたが、降水確率40%のため1週間延期し、11日にしました。
しかし、11日は,残念ながらみんな都合つかず・・・ということで、単独行を覚悟していました。
が、8:00、集合場所の大月駅に着いたら、なんと山内さんが急遽参加でかけつけてくれていました。感謝!!
大月駅からタクシーで道証地蔵
(みちあかしじぞう)まで。
本当は最寄の笹子駅からタクシーに
したかったのですが、事前にタクシー会社
に聞いたら大月からでないと行かない
とのこと。
本には6000円程度と書いてありましたが、
実際は4170円。
だいぶ得した気分です。
小さな道証地蔵といっしょに写真を
撮ってスタート。
8:30。標高約700m
登山道には落ち葉が厚く積もり、
ラッセルしながらの登り。
平ッ沢の渓流沿いに登る。
途中ロープに頼るちょっと急な坂が2箇所
あったり、沢側が崩れて道が細く、気を使う
ところもままあったが、一般的な山道で
そんなにきつくはない。
一週間延期して大正解。雲ひとつない
絶好の青空。
風もなく、12月とは思えない暖かさ。
9:20 曲沢峠への分岐に着く。
標高約1100m。
ここからは枯れ枝越しに富士山の頭が
見えた。
雲は全くない!
山頂ではすばらしい姿が拝めそうで
期待が高まる。
さらに少し登ると滝の連続。
標高1200mあたりから霜柱が目立ち
始めた。
北側斜面の日陰で空気が冷たい。

そして山内さんが道脇の斜面に「霜柱の花」
の群生を発見。

インターネットの滝子山のページで知った
そうである。

「霜柱」という植物があり、冬は枯れてもその
茎がなお水分を吸い上げ、急激に冷え込むと
それが凍って破裂、花のようになるのだそうだ。
霜柱の花の詳細はこちら
標高1300mから1500mにかけては
尾根道。
防火帯で木が切り開かれ、西側の見通し
がよく、八ヶ岳がくっきり。
ここでもあちこちに霜柱の花があった。
日に輝き、美しい。
が、いったん融けると二度とできないそうで、
はかない命。

今回の登山で見かけた唯一の花である。
山頂北側直下にある白縫神社。
小さな祠と小さな鎮西ガ池がある。
そこから山頂まで標高差100m弱の
最後の急坂をあえぎながら登る。
そして着きました滝子山頂。
10:55。予定より5分早かった。
標高1620m(地図では1610m)。
富士山は?見えました!
が、東側に雲をたなびかせている。
97点?
でも風情があってなかなかよろしい。
そのほかは360度、雲はなし。
当然、パノラマ撮影。
西
富士山
杓子山
三つ峠
本社ガ丸
御坂黒岳
南アルプス
↑この林の向こう側
八ヶ岳
金峰山
国師が岳
甲武信ヶ岳
雁坂嶺
黒岳
ハマイバ丸
雲取山
雁が腹摺山
三頭山
大岳山
権現山
扇山
生藤山
陣馬山
高尾山
蛭が岳
丹沢山塊
御正体山
神山
鹿留山
杓子山
越前岳
菰釣山
三つ峠
富士山
北岳
間の岳
農鳥岳
鳳凰三山
甲斐駒ケ岳
南アルプス望遠
赤岳
権現岳
編笠山
硫黄岳
北アルプス(白馬岳など)
八ヶ岳望遠
山頂はほぼ無風。
パノラマを大満喫。
早めの昼食でお腹も満喫。
11:50、下山開始。
白縫神社、防火帯と、来た道を
八ヶ岳を見ながら下る。
笹の葉が日の光を浴びて
キラキラ輝く。
曲沢峠への分岐で分かれ、大鹿山
方面へ。
ほぼ標高1200mの水平道。
落葉松林の中をすたすた歩く。
霜融け道だが、積もった落葉松の葉が
ぬかるみをうまくカバーしていて靴は
汚れない。
振り返ると、さっきまでいた滝子山頂
が青空バックにそびえている。
曲沢峠から、田野に下る沢沿いの
ルートをとる予定だったが、道が
荒れているという標識があり、
安全をみて、ルート変更。
平行する尾根道で景徳院に降りる
ことにした。
こちらの道も落ち葉が積もっており、
急な坂ではちょっと滑る。
少々気を遣うが、ロープ場などもなく、
快調に、とっとこ降りた。
13:40 景徳院の登山口にゴール。
標高700m。
スタートの道証地蔵とほぼ同じ高さ。

なんと、予定より1時間早い。
ここには水洗トイレがあります。
村営バスの時間は1時間後の
14:45。
それまで時間がたっぷりあるので、
景徳院観光。
ここは武田勝頼(37歳)
     同夫人(19歳)
    武田信勝(16歳)
が自害したところで、その墓と
地蔵尊、辞世の歌碑などが
ありました。
詳しくはこちら
観光してもなおバスまで30分。

景徳院から5分ほどバス道を登った
ところに手打ちそばのおいしい店
があるというので行ってみました。

その名は砥草庵。
1日10食限定の十割そばと
ビールを賞味。
そしてやまと村営レトロバスで
温泉へ。
運賃は100円。
14:50 温泉の
やまとふれあいやすらぎセンター着。
次の帰りのバスは2時間後。

たーっぷり入浴。
つるつるした温泉。

しかし露天風呂、ジャグジーなど
いろいろ入っても1時間で満足。

休憩所もあり、とりあえず缶ビールを
一杯。
しかしここで時間をつぶすよりは、
次の目的、「雅」のほうとう
に早く行こうということになり、
バスを待たずにタクシーを呼ぶ。
温泉からタクシーで甲斐大和の
駅まで¥2,250。

17:00 駅前の割烹「雅」で
「キムチほうとう」と「いのししほうとう」
を注文。
生ビールで乾杯。
これまた余裕の時間で山梨の味を
満喫。

18:06 甲斐大和駅からJRの普通列車
で帰途に着きました。
終日快晴、めずらしい霜柱の花、大パノラマ、景徳院観光、手打ちそば、温泉、ほうとうと、実に充実した
一日でした。 山内さん、お疲れ様でした。
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