堀です。
青木さんと白馬岳に行ってきました。
私にとっては、前回(7/16)断念した白馬への再チャレンジであり、青木さんには、
密かに温めてきた白馬〜朝日岳〜蓮華温泉コースの予定でしたが、結局は白馬大池
から栂池に下る前回の計画と同じコースを歩くことになりました。
以下、リポートと青木さん撮影の写真から何点かをお送りします。
8/1(日)
新横浜発7時58分の「はまかいじ」は、日曜日でもあり自由席でゆったり。
松本で大糸線に乗り換え、信濃大町で途中下車。
ここから徒歩約20分の山岳博物館を見学。
博物館は小高い丘にあり、前庭からは北アルプスの鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳から南の後立山
南部が一望できるテラスとなっている。
ゆっくり博物館を見学、予定の列車まで時間があるので大町駅前に戻ってコーヒーを飲む。
17時過ぎ白馬駅着、駅前で地酒を仕入れて「民宿やまきち」に向かう。
「やまきち」は明日は月曜日というのに結構お客さんが多い。食堂で数えると20人いる。
今回も「美人の湯」につかり、部屋で酒盛り。表に出てみると満月で、星も見えないほど煌々と明るい。
前回は、翌日の天気を心配しながら飲んでいたのが嘘のよう。

8/2(月)
6時過ぎに「やまきち」からマイクロバスで猿倉まで送ってもらう。
狭い道だが女将さんは慣れているので、結構とばすこと。
猿倉から白馬尻は何事もなく過ぎ、いよいよ大雪渓にかかる。
今年は例年になく雪が少ないそうだ。それでも雪渓には、延々と登山者の列が続いている。
白馬大雪渓↑  空の色がすごい!ちょっとヒマラヤの氷河を行く登山隊に見えなくもない。
葱平(ねぶかっぴら)に出て、雪渓を横断すると、その先はもう雪渓歩きはない。
今年一番の晴天ということで、遠くは上州方面の山まで一望できる。
水場で水を飲もうとザックに吊るしたカップを外すとやけどしそうに熱くなっている。
ウォッチの温度計はなんと35℃を示している。
この辺りからはお花畑が見事で、
シナノキンバイ、クルマユリ、イワカガミ
などなど、写真を撮りながらの登山となる。

青木さんは、さすが長野の人で、山の名前、
花の名前、ルートと、ともかくよく知っている。
村営頂上宿舎を過ぎ、本日の宿「白馬山荘」に14時30分到着。
山小屋の概念を覆すほど立派な施設だが、我々の部屋はザックが置けないほど隙間がない。
ほかの部屋はもう少しゆとりがあるのに、同じ料金だからね〜。
しかし、明日の天気予報では、台風(9号)の衰えた熱帯低気圧が日本海にあって、天気が崩れるらしい。
朝日小屋までは問題なさそうだが、雨で増水すると蓮華温泉に下るルートが心配だ。
コースを小蓮華〜白馬大池〜栂池に変更することにする。
「白馬山荘」に着く頃からガスがかかって
遠望が利かなくなるが、夕食後は時折ガス
が晴れ、夕闇に剣岳のシルエットが見えたり、
富山平野の街灯りが見える。
8/3
ご来光を拝んで、朝食後、6時30分、白馬山頂へ出発。
本当に天気が崩れるのかなぁ・・・
少々後ろ髪を引かれながら、三国境の分岐を
小蓮華岳〜白馬大池コースにとる。
白馬大池は、ハクサンコザクラやヒオウギアヤメ
の群落が美しい。
ここから白馬乗鞍岳の大きな岩を乗り越え乗り越え、
天狗原の湿原を横切り、栂池ロープウェイに
たどり着く。
今回の山行もいよいよラストだ。ロープウェイ、ゴンドラを乗り継ぎ、麓の栂池高原の「栂の湯」で
一風呂浴びて白馬駅までタクシー。
中央線直通の「あずさ」に乗り、八王子経由で帰宅。

予定変更にはなったが、ともかくすばらしい晴天に恵まれ、温泉にも入れ、とてもよい山行でした。
ご来光 右に台形に見えるのは高妻山、
中央は妙高山
白馬大池  アヤメの群落
←白馬乗鞍岳から振り返って見た白馬大池
青木 作
青木 作
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参考リンク
高橋(雄)の白馬パノラマ
鹿島槍ケ岳
山頂からは北アルプスの山々は勿論、
遠く富士山、八ヶ岳、浅間山、日光の男体山、
飯豊連峰(なんと福島・山形県です)まで見える。
富士山
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