白馬村に前泊、なぜか八ヶ岳へ
7月16日(金)今回のリーダー鵜飼さん、根岸さんと紅一点の古川さん、堀の4人は、八王子駅から
12:32発あずさ17号に乗り込む。
今回は、熊本さんは、6月末にお母様のご不幸があり不参加となった。
そんなわけで、今回は堀がレポートします。

松本で大糸線に乗り換え、しばらくすると空模様が怪しくなってくる。
白馬駅から今日の宿、民宿「やまきち(なんともストレートな名前です)」までのわずか7、8分の間に
激しく降りだし、慌てて雨具を取り出すことに。
やまきち」は、天然温泉付で、家庭的な、なかなかいい宿です。
この温泉は、“美人の湯”と言うそうで、要するに八方尾根=八方美人という連想から命名されたんだとか。
われわれ4人が夕食を済ませた頃、高橋(文)さんが宿に到着。
今回のメンバー5人がようやく全員揃う。
堀、高橋、根岸は、駅前で仕入れた地酒で一杯飲る。その間も雨は断続的に降り続いている。
鵜飼さんを囲んで明日の天候に気を揉み、17日朝の時点で判断することとする。
古川さんは別室で、多分もう寝ている。(その後も、彼女はじつによく寝ます)

17日(土)4時半ごろ、相変わらず断続的に雨が降り続いている。大雨注意報が出ているようだ。
雷の予報もある。大雪渓での悪天候は最悪だろう。この時点で白馬岳をあきらめ、行き先を変更する。
2004年7月16日〜18日 白馬岳→変更→八ヶ岳(権現岳)
白馬駅前で(白馬に来た)証拠写真。
(何か意味あるのかな?)
ここでスタートの写真撮影。10時です。
登りだすまでこんなに長い山行きもそうある
もんじゃありません。
しかし、白馬から東南方向に離れただけ、
雲はあるもののまずまずのお天気
日差しもあります。
樹林の中も風があるので、快適。雲海(地名)を
経由し、押出川の編笠山分岐で昼食。
根岸さんと私は、上諏訪で仕入れた釜飯を
パクつく。以外に美味しい。
でも釜の始末に困った。かさ張って荷物が
減らない。
青年小屋に着く頃には風が更に強くなり
体感気温も下がって、みんなは、一枚余計に
ウェアを着込む。
(夜にはこの辺りも天気が崩れそうだ。)
私は登りですっかり汗をかいたので、
気持ちがいい。
(体に似合わぬ痩せ我慢ではないのだ)
このコースは、眺望はあまり利かないが、
チシマギキョウ、クルマユリ、ウサギグサ
など多彩な花が見られる。
14時50分、権現小屋に到着。
この小屋、何だか床がずいぶん傾いている。
箸を置くと転がってしまい、止まらない。
普段はお客が少なくて空いているそうだが、
北アルプス方面からの転向客が多いらしく、
ほぼ満室で、小屋のお兄さんもてんてこ舞い
している。
夕食のカレーを食べ、布団にもぐりこむ。
夜半過ぎには、風・雨音が大きくなる。
朝にはやんでいるといいのだが・・・
18日(日)明け方までの風雨も少し収まり、
天候は回復傾向。
出発を少し遅らせ、小屋の前で記念撮影を
済ませ6時40分スタート。
5分ほどあるいて、登山道脇の岩を
よじ登ると権現岳山頂。雨は上がったが、ガスで
何も見えない。
ここからは、三ツ頭への下り道をどんどん降りる。
三ツ頭に着く頃には青空がのぞき始め、前三つ頭
までは急な尾根道が続く。
ここで小休止、今度は一転して樹林帯の中を下る。
雨後のことで滑りやすい。


天の河原を経て、天女山に到着。
更に甲斐大泉駅まで舗装道路を更に4キロほど下る
が、先頭の鵜飼さんの速いこと、速いこと。
(これまでは、参加メンバーを考えてペースを調整して
くれていたんですね。たぶん)40分で駅到着。

小淵沢15時35分発のあずさ24号で、参加者全員、無事に八王子経由横浜線で帰宅。
あずさ車中で、「白馬岳の大雪渓で、立っていられないような強風と雨で散々だった」という山帰りの人に
会った。
白馬山荘まで行けずに村営宿舎泊りとせざるを得ず、縦走路は危険なので止められたらしい。

今回は、リーダーの熊本さんの不参加に始まり、白馬からの方向転換と予定外のことが続いたが、
八ヶ岳に方向転換してよかった。鵜飼さん、代役お疲れさまでした。
6時12分の大町行きに乗り、用意して
もらったおにぎりを頬張る。
「なるべく長く歩きたい」という古川さん
の希望が通り、この時点でようやく八ヶ岳
連峰の権現岳に行き先が定まる。
大町からは塩尻行き快速に乗り継ぎ、更に
上諏訪まで鈍行で。
上諏訪で約30分の待ち合わせで、結局、
特急あずさ8号に乗り換え、小淵沢着9時37分。
(地方で、鈍行を乗り継ぐのは大変です。)
小淵沢駅からはタクシーで観音平へ。
高橋(文)作
高橋(文)作
ふるかわです。

帽子をかぶっていたにもかかわらず、かなり日焼けをしたようで
昨日は顔が真っ赤になりました。会う人会う人に「赤信号」と呼ばれました。
まだ「トマト」と言われた方が良かったです。

それから、予想を裏切ることなく筋肉痛に襲われ、どこもかしこも
痛むのでしまいにはおかしくなって笑いが止まりませんでした。
今日も朝から笑っています。・・・・・・・・・
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←ランプの山小屋
←押出川より富士山
駅前の雑貨屋で各々アイスなど食し、12時12分の
小淵沢行き列車に乗る。
小淵沢の「延命の湯」にて昼食(当然、ビール)。
ここは入場料(入浴料)600円で風呂も大浴槽、
野天風呂2つ、サウナありでお勧めです。
白馬の民宿にて
鵜飼です。

今回の権現は、ひょうたんから駒的な山登りで、展望はまったくなかったのですが、
最大の拾い物は高山植物の花達でした。
八ヶ岳にもこんなに花が豊富とは思いもしなかなったので感動しました。
先頭を歩いていたため、立ち止まるのは憚られ、写真が少ないのが残念でした。
(でも、こんなに撮りました。↓)
ミネウスユキソウ
オトギリソウ
ウサギギク
ミニ花畑
ゴゼンタチバナ
シモツケソウ
イタドリ
オダマキ
シシウド?
クルマユリ
天然ブーケ
タカネシオガマ?
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?の名前ご存知の方、メールください。takahashi_yuuji@hotmail.com