2004年4月24日 武甲山
高橋(雄)です。 熊本さんが都合つかなくなり、参加できませんでしたので替わりにレポートします。
私は国分寺ですので、朝、7:15自宅出発。所沢から7:51発の特急ちちぶ7号乗車。
特急券(\510)は2日前に予約していたのでOKでしたが、当日の駅のアナウンスでは満席。
この時期は当日の乗車直前の特急券購入は難しいと思われます。
9:00に西武秩父駅で以前からの山仲間
の斉藤さんと合流。
斉藤さんは、クマさん会では2002年の
忘年登山、愛鷹山でご一緒しています。

タクシーで羊山公園芝桜の丘へ。(\660)
9:10着。

おっさん2人がピンクの芝桜を背景にする
のはなんとも場違いの感あれど、恒例に
つきスタートの写真を撮影。

芝桜は8分咲き。
私が昨年来たときは4月20日で満開でした
が今年は遅めのようです。
快晴。北風がちょっとひんやりするが
爽やかで、絶好の登山日和。

めざす武甲山も青空にくっきり。
そそくさと全景のパノラマを撮り、登山口
へ向かうべく、芝桜の丘のタクシー乗り場
に1台いたのをつかまえて乗車。(9:30)
横瀬経由で生川(うぶかわ)の登山口まで
は歩くと1時間以上かかる一般道。
タクシーでワープが賢明。

一の鳥居(518m、一丁目)が登山口だが
さらに運転手さんに頑張ってもらい、上の
八丁目登山届け設置場所(600m)まで。
9:50着。(¥2,660、思ったより安い!)

準備を整えて10:00登山開始。
初々しく透き通る新緑をあおぎながら
歩き始めました。
生川側は頂上御岳神社までの表参道。
大部分は杉林の中。
植林のなかに、ときおり樹齢数百年と思
われる巨大な自然杉がそびえている。
落雷で黒く焦げて枯れているものもあった。

1000m付近で道は階段道と一般道に別れる。
我々は神社につきものの階段道を選択。
石段かと思ったら木杭段でした。
頂上神社が五十二丁目で、
そこまで要所要所に丁目石
が設置されており、それに
励まされながら登る。
長い木杭段を登り終えるとそこは浦山口
からの裏参道との合流点。

南側に展望が開け、近くは子持山、大持山
遠くは蕎麦粒山などが見える。
大持山
子持山
伊豆ケ岳
蕎麦粒山
参道合流点から御岳神社までは5分。
コバイケイソウの群落があります。
山頂直下の御岳神社。
傍にはなんと水洗トイレ!
山頂なので雨水と太陽電池を利用した
最新設備。
(しかしさすがに冬季は閉鎖とのこと・・)
神社の裏手の第一展望所に到着。
1,304m、11:30.
登り始めてから1時間30分。
予定より1時間も早かった。

南側は樹木で見えないが、北側は石灰石
の採掘で垂直に切り取られており、
さえぎるものがなく、展望抜群。

さっそく180度パノラマを撮影。

西の両神山から浅間、北の谷川、至仏、男体、
東の筑波山までよく見える。
両神山
浅間山
榛名山
赤城山
谷川岳
至仏山
男体山
筑波山
羊山公園 芝桜の丘↓↑
そして、見えました!芝桜が!しかし、この大パノラマの中
ではほんの豆粒。
ポケットデジカメの解像力の弱い3倍ズームと2300*1700の
高画素数で撮って右の写真がせいいっぱい。

しかし下の現場で見た時より満開に近い感じ。
登っている間に花がどんどん咲いたのでしょうか?・・・

第一展望所は冷たい北西の風が強かったため、東側に
ちょっと下がった第二展望所で昼食。

ラーメンを食べ終わったころ、サイレンが鳴り、ドスン・ドスン
と2回発破の音。下の採石場から白い土煙が立ち昇りました。
西
直下の採石場で発破後立ち昇る白い土煙
ゆっくり昼食を1時間とったあと、12:30下山開始。

反対側の浦山口への裏参道を下る。
こちらは落葉松林。秋は黄葉がきれいらしい。
今は葉がなく、日当たりがいいためか、
スミレの群落やカタクリ、ヒトリシズカの群落が
あり、撮影を楽しみながら下りていく。
秩父市街
←「ヒトリシズカ」がいっぱいで、「ミンナニギヤカ」状態。
急斜面をジグザグに下りていく。
ところどころで真新しい丸太で登山路の
通りにくいところを補修している現場が
ありました。
甲武信ヶ岳
八ヶ岳(雪の中?)
途中、西方向に甲武信ヶ岳やさらに遠方に
八ヶ岳と思しきものが見えるところもありました。
下山終盤、こんなカンバンが。
国体の山岳縦走競技に備えて補修
していたのです。
ジグザクの急斜面を下りきって
丸太の橋を渡ると林道終点。(500m)
逆コースの場合、ここまでタクシーが使え
ます。携帯でタクシーを呼ぼうとしましたが
圏外で不可。
しかたなく橋立まで沢沿いに林道歩き。
山菜を物色しながら歩きましたがめぼしい
ものはみあたらず。
14:45橋立堂着。(280m)

下山2時間15分。
それでも予定より45分早い。
ここは秩父34札所めぐりの28番です。
崖の下にシャガのみごとな大群落がありました。
橋立の鍾乳洞があったので入ってみました。

入洞料¥200。
弘法大師の後姿と命名された鍾乳石など、
いろいろなめずらしいものがあり、結構
楽しめます。
浦山口の駅に行ってみて、いい電車が
なければタクシーを呼ぶつもりでした。
しかし駅の50m手前に来たとき、駅員さん
が「早く早く」と手招きしています。
ちょうど秩父鉄道から西武線直行の電車
が到着。
切符を買うのももどかしく、駅員さんに
ちょっと電車を引きとめてもらって駆け込み。

浦山口ではガラガラで、我々は座れましたが
西武秩父からは芝桜帰りの人がどっさり
乗り込んできて通勤ラッシュ状態。

年寄りに席を譲り、我々は横瀬駅で下りて
武甲温泉へ。
ちょうど駅に武甲温泉の無料送迎バスが
来たので乗せてもらいました。
このバスは横瀬から羊山公園経由武甲温泉
行きでした。
武甲温泉着15:53。ここでほぼオンタイム。
入湯料¥700

前の川にはたくさんのこいのぼりが
渡されていました。.
芝桜帰りの人でイモ洗い状態を覚悟していた
のですが、確かに人は多いものの、結構広く、
露天風呂で手足をおもいきり伸ばしてゆったり。

洗い場はいっぱいで待ち状態でしたが、ふと外
をみると外にも8人分の洗い場が。
こちらには空きがあり、またまたラッキー。
風呂あがりに休憩所で一杯。
が二杯に三杯・・・・・

斉藤さんは住まいが飯能。
急いで帰る必要はなく、秩父・奥多摩の
山談義で時間は経過。

予定より1時間超過の18:20分温泉発。
送迎バスは終わっており、横瀬の駅まで
徒歩20分。
横瀬駅のホームから暮れ行く武甲山に
別れを告げ、18:44発の普通電車の飯能
行きに乗車。
この時間ではさすがに芝桜帰りの人の
ピークは過ぎており、前のほうの車両で
通路をはさんでふたりとも座れ、夢をみながら
の帰路となりました。
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