2003年7月19日(土) 立山
今日(19日)の立山山頂付近は雪&曇り最高気温6度の予報であり、悪天候覚悟で集合場所の
金沢駅に集まったのはソニーケミカルの達林さん、鈴木さんと熊本の3名。
5:44の始発で富山駅へ向かう約1時間。富山電鉄で立山、美女平からは平均斜度25度のケーブルカー
(7分)そして直行バス(50分)に乗り換えて、9:10に目的地室堂(2450m)に着。
観光客や登山客でバスターミナルは人の波である。小雨が降っており、雨具に身を固め、高原への
出口である3階の屋上に上がる。 周囲はまだ一面に残雪があり、立山山頂はガスの中だ。
9:30歩行開始、室堂山荘を超えると
イキナリ50m程の緩やかな雪渓を渡る。
何と幅30m〜100mのトータル8箇所の
雪渓を慎重に越え
小さな祠の祓堂を越えると予定時間に
1時間で一の越山荘に着く(2700m)。
達林さんは久し振りの登山とのことで
ユックリ、マイペースでシンガリに
着いて来る。
一の越からは急斜面になり大きな岩
のガレ場の連続である。
高度を上げるにつれて、雨に加えて風が
強くなり、突風にはシッカリと岩で体を支え
ないと吹き飛ばされる。
喘ぎ喘ぎ約30分で標識(二の越?)のある
ピークに着くが、一息入れるが相変わらずの
強風である。
次は三の越に向かって岩場を約30分上ると、
小屋が見えた。
山頂の雄山神社(休憩場所)に着いたのだ(11:30)。
周囲はガスで5m程度の視界、時々ガスが流れても
視界20m程度で景色は全く期待できない。
雨のため休憩所に入るが、座る場所もない。
昼食の場所を地下へ降りる階段が穴場で我々が
確保できた。
早速、ワイン、ビールで登頂を乾杯しユックリと
昼食を採る。
雄山の真の山頂は神社が占拠しており、登拝料
¥500-を払い3003mに立った。
帰りに安全祈願のお払いを受けてイヨイヨ下り
に入る。
コースは登りの逆コースを戻る。
風は強いが雨は上がった。
慎重に岩のガレ場と雪渓を下り、
室堂山荘に14:10に着く。
ガスが少しずつ切れて周囲の山並が綺麗に
見え始めている。
足は重いが、ミドリガ池、ミクリガ池、
ミクリガ池温泉を回り約1時間、
景色を楽しみながら散策を決める。
ミドリガ池の展望台ではガスが一瞬晴れて
剣岳が姿を現したがシャッターチャンスを
失い、写真に残すことは出来なかった。
雨の立山登山であったが、多くの大雪渓を渡り3000m級を
踏破した満足感がありました。

以上
室道パノラマ↓
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