10月11日 谷川岳 岩壁ウオッチング

10月10日(土)に紅葉の谷川岳 魔の岩壁ウオッチングに加藤(GAD)さん、戸屋さん(GAD)
と行ってきました。
特急水上1号で9:40に水上に着き、50分のバスで谷川岳ロープウエー乗り場に着いたとき10:10)は
4,5列長蛇の列で1時間近く待たされそうな感じ。天神峠へは後回しにし、
早速、岩壁ウオッチングスタートに
変更する。舗装された林道が国道129号線であるが当日は
車乗り入れ禁止。

西黒尾根登山口を過ぎ約25分で
「マチガ沢」の岩壁の下に着いた。

直ぐ左側に巌剛新道があり、
山頂トマの耳へのルート(約4時間)
である。


最初のストレートパンチを喰らった衝撃を
受けながら、直立した岩壁を仰ぎ見る。

早速、写真に収め、次の沢に向かう。

まだ、舗装道路が続くが、左側の山肌の
岩にいくつもの遭難者を悼むプレートが

刻まれている。


更に25分ほど歩くと、次はあの「一の倉沢」
が現れた。

左右に大きく広がった岩壁のスケールに
圧倒され、しばし声も出ない。


クライマーが魅入られ、捕りつかれる感じが
何となく分かる気がする。

沢の途中(標高1200m位?)には、まだ
分厚く雪渓が残っている。


左の谷川岳(1977m)、右の一の倉岳
(1974m)に挟まれた岩壁の周囲は
紅葉
した木々が屏風の縁を彩るように見事な
調和である。
目を凝らして眺めるが、
今日はクライマーの姿は見えない。


何時間見ていても飽きない光景であるが、
一の倉沢を後に次に向かう。

舗装道路は途切れ砂利道となり、道脇に
テントが3張見られ、恐らくクライマーのものだろう。


次に向かう人は少なくなり、静かになる。

湯檜曽川を挟んだ対面には白毛門(1720m)、
笠が岳(1852m)は紅葉に彩られて綺麗だ。

30分で「幽の沢」に着く(11:20)。
一の倉岳(1973m)を丁度真上に見上げる
感じで
ある。

大きなゴロゴロ岩の沢が直ぐ近くまで
続いている。

本日最後の岩壁を見ながらここで昼食にする。

戸屋さん、加藤さんが持参したつまみで、
ウイスキーの水割りを飲みながら、絶景の
下で取る食事は特に美味しい。

帰りは折角ウオーキングに来て、国道歩き
はないだろう、ということで山道に新道
コースを
とり、湯檜曽川の河原まで標高
200m位を一気に下る。
しばらく河原を歩き、再び山道に
入り
今度はマチガ沢の出会いまで、汗を
かきながら登る。

最初のロープウエー乗り場に戻った時(13:30)
はもう待ち時間はなしに乗れる。

但し、今度は
下りのロープウエーが渋滞している
とのこと。

3人でどうするか相談の結果、温泉の時間を
タップリ取る意見で一致する。


バスで水上駅へ、そこからタクシーで日帰り温泉
「湯テルメ谷川」(¥500/2時間)へ(14::30)。


今回で4回目であるが一番空いていた。

露天風呂にユックリ浸かり缶ビールで乾杯。

水上駅前の酒屋で車内宴会用の飲み物を物色。
地酒は豊富にあるが、何と言っても
今日は「谷川岳 輝」(¥1200)を選択し、
水上8号(16:40発)に乗り込む。


威圧された岩壁ウオッチングの感激に浸りながら帰路につきました。

クマさん会目次に戻る