111日・2日 那須岳 四山

那須岳にはここ数年毎年登っており、今回8回目は三斗小屋温泉一泊と三本槍岳が目的で、
高橋(文)さん、古川さん、熊本で行くことになりました。
残念ながら、三斗小屋温泉は予約を入れるのが遅かったため、既に満杯で丁重に断られて
しまいました。
以前から黒磯に別宅を構えている藤岡さんから、泊まりにこないかと、
声を掛けて頂いて
ましたので、これ幸いと相談したところ、快く引き受けてくださり
出発した次第です。

初日:朝日岳・茶臼岳、
二日目:三本槍岳の計画でした。

初日の1日(土)は、6:24新宿発
「快速フェアーウエイ」が池袋、
大宮までは雨が降って
いましたが、
小山を越えると雲間から青空が覗き
始め、好天が期待出来ました。

黒磯9:20発のバスで那須ロープウエーまでの
道すがら、那須街道は既に紅葉が始まり、
那須湯本
では終盤を迎えるところでした。
従って、山は完全に紅葉が終わり枯葉と
なっていました。

バス停で朝日岳をバックニ写真を撮り、
いよいよ峠の茶屋から当山道に入り

20
分登ると明礬沢(メイハンザワ)に出て
視界が一挙に開け、正面に朝日岳、
左手に峰の茶屋、後ろに茶臼岳が
噴煙を
上げている。
ここの風で、峰の茶屋を通り抜ける名物の
強風が想像できる。

今日は全く風はなく、空は快晴
3
人とも大汗をかき既に、文ちゃん
と私は
Tシャツ一枚である。

一昨年、鵜飼さんとここに立った
時は、朝日岳から鬼面山へ紅葉で
真っ赤であった。

予定通りスタートから60分で峰の茶屋
に到着。
風が全くない。こんな日は珍しい。

昨年5月にきた時は30m近い烈風で
朝日岳の第二鎖場で登頂を断念した。

昨年5月の
←烈風
一昨年の
←紅葉

一休みして朝日岳登頂を目指す。
稜線を北に向かい剣が峰の東面を
巻いて暫く行くと
剣が峰と朝日岳
の鞍部に出ると稜線の道幅は狭く
なり傾斜もきつくなる。

峰の茶屋まで同じ道を折り返す。
古川さんも足は大丈夫そうだ、
熊本、古川、高橋の順番は変わら
ない。

峰の茶屋(14:50)から今度は茶臼
に向かう。
暫く石畳状の岩場を時計方向に巻き
ながら約1
/4周して、お鉢回りの
登山道に出る。

大丸温泉の日帰り温泉「湯泉望」に来たが最終バスが16:4330分の入浴だ。

温泉は全く誰もおらず貸切状態で内湯、露天風呂を占有する。

二日目の作戦会議、当初計画には渋滞の遅れを加味してなかった。
三本槍岳は休憩込みで
徒歩7時間は必要である。今回は断念する。
那須五峰は三本槍岳、茶臼岳、朝日岳、南月山、黒尾谷岳である。
それではと二日目は残りの南月山、黒尾谷岳を縦走することに決定する。

二日目朝食をご馳走になり7:15車で出発。
今日も藤岡さんに那須ロープウエーの乗り場まで
送っていただいた。
(藤岡さん、何から、何まで本当にお世話になりました)

8:24のロープウエーに乗り山頂駅まで行き、ここで再度3人で地図を見ながら本日のコースを再確認する。
風は多少あるが雲は全くない快晴である。

茶臼岳の山腹を牛カ首まで約20分。噴煙がものすごい、ここ数年見た中でも最も多い。

南月山からは左に茶臼岳を見ながら
急坂を一気に下り標高
300m下り、
100m
登ると約1時間で黒尾谷岳
1589m)の山頂に着く。

今回は登山口までの送迎、食事、一人一部屋で暖かい布団に寝かせていただき、藤岡さんの
心遣いお陰で楽しい山登りが出来ました。

藤岡さん有難うございました。
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噴火で飛ばされた茶色の岩石が
ゴロゴロしたガレ場を慎重に登り、
鎖場を
3箇所越えると今度は
朝日岳の西側の切れ込んだ岩場を
慎重に越え、岩礫の急斜面を登ると、
朝日岳肩の出て、正面真近に山頂が
現れた。
ここまではスケジュール通りのペースで
来た。
1215分暖かい日差しを浴びて、
山頂を眺めながらノンビリ昼食を
とる。
荷物を置いて山頂(1896m)まで10分。
記念写真を撮って下山。
2時頃からガスが下から吹き上げて
視界が悪くなってきた。
お鉢を回らずそのまま山頂(
1915m
まで直登する。早速記念写真を撮り
下山する。
後は岩場とガレ場をロープウエー山頂駅
まで約
30分で降りきる。
流石に、古川さんは
ペースが落ちたが
気持ちは元気一杯である。
藤岡さんから留守電が携帯に入っていた。5時頃迎えに来てくれるとの事、
ありがたい。
ロープウエーで下り(15:20)、15:40
バスを待ったが
渋滞で15分待たされた。
この間、何回か藤岡さんい電話をしたが
出かけているらしく連絡が取れない。
迎えの車で先ずは黒磯まで那須街道を走るが渋滞でイライラする。

同期入社の池田さんが喜連川の別荘
から藤岡さんの家まで来てくれること
になっている。
約束の時間には間に合いそうもない。
夕食もそこそこに
1時間遅れで家に着く。

藤岡さん、池田さん、と我々
3人で
宴会が始まる。

茶臼岳を後に南へのコースで日の出平
から南月山(ミナミガッサン
1776m)へは
低い熊笹とハエマツ
で緩やかな尾根歩き
で正にピクニック気分で楽しい。

360度の景観は素晴らしく、写真には
撮れなかったが、南方に尾瀬の至仏山、
燧岳、日光白根山、男体山が見える。
小さな標識があるだけで休憩スペース
もない。

先客は地元の登山者二人が言うには、
このあたりは熊笹山で熊が頻繁に出没し
毎日のように新聞を賑わしている。
今日の下山は我々
3人が最初とのことで、
一番狙われやすいと驚かされる。
気をつけてくださいの声を後に、クマ除け
の鈴をザックに着けて、昼食を取るスペース
を探しながら下山する。

黒尾谷岳からモミの木台まで1時間、更に那須湯本1丁目バス停まで1時間である。

結局モミの木台の駐車場までおりそこでやっと昼食を取る。

モミの木台から湯本への分岐が分からず那須山麓道路の「あけぼの平」バス停に来た。

別荘の管理事務所で教えてもらったタクシーに電話し迎えに来てもらった。
近くの温泉を依頼したところ、直ぐ近くのアズマホテルで下ろされる。
丁度
1時間、露天風呂で二日間の汗を流し、着替えてさっぱりした。
15:20
頃の予定のバスがまたも30分ほど遅れて到着。

りんどう湖経由黒磯行きである。途中やはり渋滞に遅れ、黒磯駅に7:05に着いた。

運良く17:19発「快速フェアーウエイ」の指定が取れ新宿に19:45に無事戻ってきました。