この辺から金峰山・瑞牆山の頭
が見え出す。
天候も回復し青空が広がり、
キャンプ場で白樺越えに見える
瑞牆山を眺めながらノンビリ昼食。
舗装された林道を約40分歩くと、
瑞牆山が目の前に迫って来て
13:20に瑞牆山荘(1520m)に
到着しチェックイン。
山荘とはいえ10畳に四人、テーブル、
椅子の3点セット付きで旅館並の
贅沢さ。
早速、水、カメラ、ストックだけを
持って本日のメインイベントである
「魔子の山(1720m)」に向かう。
誰も歩いた様子がなく、厚く枯れ葉
が堆積したフカフカ絨毯風の登山道
を一気に登る。
約30分で視界が開け、右に五丈岩
が大きく見える金峰山・左に荒々しく
牙を剥いた瑞牆山が中国の奇岩・
奇峰の屏風画を彷彿させる景観に
一同大満足し、明日の瑞牆山制覇
に心が踊る。
更に尾根伝いに先に進み、3ツ目の
ピークにある展望台は360度の見晴
らしで、金峰山、瑞牆山、八ヶ岳、
甲斐駒、鳳凰三山、富士山まで
見とおせる。
この隠れた最高のビューポイントを
知る人が殆どなく、静かなハイキング
コースである。
約2時間の絶景周遊コースを楽しみ、
16:00山荘に戻り、暖かな夕日を
テラスで浴びながら、先ずは初日の
成果にビールで乾杯。
早速、風呂に飛び込み汗を流し、
夕食まで約1時間部屋で食前宴会。
夕食は岩魚の塩焼きと山菜料理、
これも満足し満天の星空に明日を
期待して夜8時には何時の間にか
全員眠りにつく。
27日朝四時に外に出て見ると厚い
雲が上空を覆い小雨が降っている。
昨夜の青空は何処に消えてしまった
のか?
当初計画よりスタートを遅らし、朝食
を6時に採っている間に雨が上がり、
6:30に出発する。
熊笹の緩やかな登山道を20分程登り、
林道を横切る。
更に枯れ掛かったミズナラの林を、その
隙間から瑞牆山が益々大きくなる姿を
横目に見ながら30分で富士見平に着くと、
金峰山への分岐点である。
更に急登が続き、残雪(30〜40
センチ)が厚みを増す。
慎重に滑らない用に、鉄バシゴを
2回越えると、巨大な岩山が目の
前に現れ、そこが瑞牆山頂(9:20)。
早速、湯を沸かしている間に、山荘
で仕入れた赤ワイン「瑞牆山荘」で
瑞牆山登頂を記念して乾杯。
雲が多く快晴とはいかないが風は無く
暖かい。
生ビールで無事、瑞牆山制覇を祝い
再度乾杯、原田さんはお勧めの生姜
焼き丼、他3人は蕎麦で昼食を取り、
12:55発のバスに乗り、ラジューム鉱泉
で有名な増富温泉へ。
我々は日帰温泉「増富の湯」(¥700)
に入る。
浴槽は広く、花崗岩の粉末(ラジューム)
の低温(32度)、薬草の湯、桜の湯、
サウナなど多数の風呂をトライし、朝市
により、山うど、花豆、漬物などお土産を
買い14:41のバスで韮崎駅へ。
途中、明野村のフラワーセンター、太陽館付近から見る八ヶ岳、甲斐駒、鳳凰三山はスッカリ雲が
取れ、山頂から裾野まで見え、絶好のビューポイントで約1時間のバスも飽きることなく韮崎駅に到着。
8分の待ち合わせで15:41発の高尾行普通に乗り込み、早速飲み始め「ハーフボトル+150CC」の
ウイスキーを空に、他に水割り焼酎も少々嗜み、回りの目も気にせず車内宴会は盛り上がり、2時間
も瞬く間に過ぎてしまい、高尾駅17:44解散しました。
ゴールデンウィークのスタートを飾るに相応しい大満足の瑞牆山登山でした。(熊本記)