瑞牆山登頂 報告
2627日の一泊で、日本百名山に名を連ね、奇岩・奇峰で有名な瑞牆山(2230m)に
原田、堀、東山、熊本の4名で登って来ました。
969月に旧大崎テレビの篠沢、前沢、達林、熊本の4名で同じコースをトライしている)
26日の未明は大雨でしたが、家を出る頃には雨があがり、高尾8:43発の各駅列車
でノンビリと韮崎着
10:43着。
丁度、接続良く瑞牆山荘行きのバス(
10:55発)に乗り込む。
明野村を経由し増富温泉付近は桜が満開で、ここから渓流沿いの景観は紫色の
ミツバツツジが咲き飽きることがなく、約1時間程で金山平に途中下車。

この辺から金峰山・瑞牆山の頭
が見え出す。
天候も回復し青空が広がり、
キャンプ場で
白樺越えに見える
瑞牆山を眺めながらノンビリ昼食。

舗装された林道を約40分歩くと、
瑞牆山が目の前に迫って来て
13:20に瑞牆山荘
1520m)に
到着しチェックイン。
山荘とはいえ
10畳に四人、テーブル、
椅子の3点セット付きで旅館並の
贅沢さ。
早速、水、カメラ、ストックだけを
持って本日のメインイベントである
「魔子の山(
1720m)」に向かう。

誰も歩いた様子がなく、厚く枯れ葉
が堆積したフカフカ絨毯風の登山道
を一気に登る。
約30分で視界が開け、右に五丈岩
が大きく見える金峰山・左に荒々しく
牙を剥いた瑞牆山が中国の奇岩・
奇峰の屏風画を彷彿させる景観に
一同大満足し、明日の瑞牆山制覇
に心が踊る。


更に尾根伝いに先に進み、3ツ目の
ピークにある展望台は
360度の見晴
らしで、
金峰山、瑞牆山、八ヶ岳、
甲斐駒、鳳凰三山、富士山まで
見とおせる。

瑞牆山
金峰山

この隠れた最高のビューポイントを
知る人が殆どなく、静かなハイキング
コースである。


2時間の絶景周遊コースを楽しみ、
16:00山荘に戻り、暖かな夕日を
テラスで浴びながら、先ずは初日の
成果にビールで乾杯。
早速、風呂に飛び込み汗を流し、
夕食まで
1時間部屋で食前宴会。
夕食は岩魚の塩焼きと山菜料理、
これも満足し満天の星空に明日を
期待して夜
8時には何時の間にか
全員眠りにつく。

27日朝四時に外に出て見ると厚い
雲が上空を覆い小雨が降っている。
昨夜の青空は何処に消えてしまった
のか?


当初計画よりスタートを遅らし、朝食
6時に採っている間に雨が上がり、
6:30に出発する。
熊笹の緩やかな登山道を20分程登り、
林道を横切る。
更に枯れ掛かったミズナラの林を、その
隙間から瑞牆山が益々大きくなる姿を
横目に見ながら
30分で富士見平に着くと、
金峰山への分岐点である。

我々は左のルートを取り、凍って硬く
なった残雪を除けながら天鳥川の
源流まで約
20分。
この地点も小川山(
2418m)への
分岐点である。

小休止し川を越え、大きな桃太郎岩
を過ぎると、イヨイヨ瑞牆山への急登
に取りかかる。
暫く急な沢にある大きな岩をロープで
2
回ほど越え、両側はアジサイの木が
びっしり生え6月頃は、さぞかし見事な
アジサイのトンネルを思わせる。
上空は青空が広がり、気温も上昇し、
急登と相俟って額、背中は汗が滴り
落ちる。
約40分で大ヤスリ岩に到着。
視界が一気に開け八ヶ岳、
南アルプスが見える。
八ヶ岳

更に急登が続き、残雪(3040
センチ)が厚みを増す。
慎重に滑らない用に、鉄バシゴを
2回越えると、巨大な岩山が目の
前に現れ、そこが瑞牆山頂(
9:20)。

早速、湯を沸かしている間に、山荘
で仕入れた赤ワイン「瑞牆山荘」で
瑞牆山登頂を記念して乾杯。


雲が多く快晴とはいかないが風は無く
暖かい。

金峰山はガスの中で最後まで姿を
現さない。







右の八ヶ岳から甲斐駒、鳳凰三山、
白凰三山が麓及び山頂付近は雲を
被っている。
八ヶ岳も山頂付近はまだ雪が
深そうだ。
金峰山
湯が沸きカプチーノを飲み記念写真を
撮り、登りと同じルートを
10:40に下山
開始、急坂を慎重に下り、
12:00
山荘に戻る。
←山頂から見たローソク岩

生ビールで無事、瑞牆山制覇を祝い
再度乾杯、原田さんはお勧めの生姜
焼き丼、他3人は蕎麦で昼食を取り、
12:55発のバスに乗り、ラジューム鉱泉
で有名な増富温泉へ。


我々は日帰温泉「増富の湯」(¥700
に入る。
浴槽は広く、花崗岩の粉末(ラジューム)
の低温(
32度)、薬草の湯、桜の湯、
サウナなど多数の風呂をトライし、朝市
により、山うど、花豆、漬物などお土産を
買い
14:41のバスで韮崎駅へ。

途中、明野村のフラワーセンター、太陽館付近から見る八ヶ岳、甲斐駒、鳳凰三山はスッカリ雲が
取れ、山頂から裾野まで見え、絶好のビューポイントで約
1時間のバスも飽きることなく韮崎駅に到着。

8分の待ち合わせで15:41発の高尾行普通に乗り込み、早速飲み始め「ハーフボトル+150CC」の
ウイスキーを空に、他に水割り焼酎も少々嗜み、回りの目も気にせず車内宴会は盛り上がり、
2時間
も瞬く間に過ぎてしまい、高尾駅
17:44解散しました。

ゴールデンウィークのスタートを飾るに相応しい大満足の瑞牆山登山でした。(熊本記)

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