↑富士山
南アルプス

甲斐駒
千丈
↑中央アルプス
↑北アルプス
阿弥陀岳
赤岳
権現岳
西岳
三ツ頭
八ヶ岳連峰
前三ツ頭
西
5月3日(土)編笠山(2524m
中央本線 小淵沢駅 9:00に集合したのは、高橋ブラザーズ(文さん、雄さん)、鵜飼さん、
小関さんと熊本の
5名。駅から甲斐駒、鳳凰三山とこれからチャレンジするお椀ドーム形状した
編笠山が青空に映える姿を見て、本日の山行に期待を抱きつつ、タクシーに乗り込む。
前に一人、後部座席に4人を詰め込み約
20分で登山口の観音平(1560m)に着く。

この場所は南アルプスの展望が
素晴らしく、早速写真に収め、
Tシャツ一枚に着替え、登山準備OK

9:30歩行開始。熊笹で覆われた
緩い林間斜面を、先頭を行く鵜飼さん
が快調なピッチ
でグイグイ全員を引っ張る。

最初の休憩地、雲海展望台まで60
の予定を45分で来た。

既に、汗が額や背中から滴り流れ落ち、
Tシャツもグッショリ、しかし空気は乾燥し、
風もなく、好展望に恵まれ全員快調な
滑り出しである。
ここからカラマツ、ダケカンバ、シラビソ、石楠花
等の樹林帯に入り、岩のゴツゴツした
急斜面になり遠望もなく、黙々と登り、
相変わらずの快調ペースで高度を稼ぐ。
50分予定を30分でこなし、押手川分岐
(約
2100m)に到着し一息入れる。

ここから、あと標高差450mを詰めれば
山頂だ。
青年小屋経由のトラバース道があるが、
我々は
80分の直登ルートに挑戦する。

カラマツ樹林の中、ゴツゴツした大岩の間に
残雪
が多くなり、注意しながら急勾配に
取りつく。

高度を上げるに従い、大岩も覆いかくす
程に雪の厚みが増し、雪山登山の有様
である。
前登山者が踏みしめた足跡をトレース
するが
急直登に息が上がる。

歩幅の短い熊本、鵜飼は次第にピッチが
下がり、3人からの距離が徐々に広がる。
振り返れば南アルプス、中央アルプスが雄大
に広がり疲れも、一瞬和らぐ。

2400mを越えると森林限界で、残雪は
急に無くなり、ハイマツ帯の露岩した
急斜面になると、もう
2524mの山頂である
12:20着)。

目の前に八ヶ岳の山並みが壁のように
そそり立っており、圧倒される。
右から阿弥陀岳、権現岳、主峰赤岳、
硫黄岳、横岳その先に双子峰の天狗岳
が真っ青な空に浮かんでいる。
更に蓼科、車山の上の方に北アルプスの
奥穂、キレット、北穂がクリアーに見え、
中央アルプス、南アルプス、富士山と
360度の
景観に山登りの醍醐味を全身で浴びる
一瞬である。

この感激に浸りながら、白ワインで乾杯し、
景色を見ながら昼食をユッタリと採る。

正に至福の時間帯である。

下りは当初、青年小屋経由するトラバース道
を考えていたが、この景色を見ながら下る

方が良いと、登ってきた直登ルートを逆戻り
する案に全員賛成。

安全のため軽アイゼンを
装着し、一気に
押手川分岐、雲海展望台まで戻る。
予定より1時間早いペースである。

ここで、予約しておいたタクシーに早く迎えに
来るよう電話を入れて、観音平に
15:30
着き、タクシーに乗り込み、日帰り温泉
「スパティオ延命の湯」(
¥600)に向かう。

露天風呂、サウナでさっぱりし、
生ビールのジョッキが一気に空になる。

小淵沢駅で小関さんと別れ、他の
4
人は、駅前の蕎麦屋で腹ごしらえし、
特急あずさのボックス席で、例によって、
それぞれ好みの焼酎、冷酒、ウイスキー
で車内宴会が始まるり、本日の感激に
話も弾み帰路に着きました。


大満足の「編笠岳 登山」でした。
      (熊本記)
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編笠山
↓観音平駐車場(スタート地点)
南アルプス
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