熊本です。

今回は登山と言うより洞窟探検に近い岩山の滝峨山(別名 観音山)に川島さんと行ってきました。
ほんの標高530mの低山で、吾妻線の群馬原町から歩いて行ける山です。
高崎から吾妻線で新前橋、渋川近くからはすぐ近く右手に赤城連山が見え、前方遠くに、すっかり
雪で真っ白になった谷川山塊が姿を見せている。
単線列車は吾妻川沿いに走り、中の条駅(四万温泉)の次群馬原町で10:40に下車。
東京を出たとき曇っていたが、雲がまばらであるが青空で天気は上々。
線路に沿って右手前方に見える滝峨山とその後ろに岩櫃山の頭が覗く。
不動沢沿いに右手側に折れ、
約20分で赤い観音橋を渡ると
寒桜の薄ピンクがかった可愛い
白い花を一面に咲かせ、我々を
迎えてくれた。
不動尊でお参りし、直ぐ下にある
3段の不動の滝を見てイヨイヨ
登り口、洞窟探検の始まりである。
直ぐに胎内窟の岩穴をぐるりと回り、
鉄梯子を2段登ると、北向観音窟
更に鉄梯子を登ると金堀窟が暗い
口を空けている。
早速ヘッドランプを着けて準備。
穴は非常に小さく中腰では入れない。
横幅60〜70cm高さが1m有るか無い
か、従って中腰では駄目、膝を折り腰
をシッカリ下げ、20cm程度のすり足で
進まないと、ザックが天井や横壁に
ぶつかる、入口に入っただけで自分
の体が外光を遮断してしてランプの
明かりだけが頼り、熊本、川島の順で
前進する。
2m位の距離で右や左に方向が変わ
るので先の見通しがつかない。
二股の分かれ道を右に這いずる様に
進むと5mくらいの処で、行き止まり。
元に戻るが、狭く体の向きが変えられ
ない。後ろ向きのまま戻る。
汗をビッショリかき、再度分岐から左に
道を取り進む。
中腰のままで膝や腰がしびれる。
更に進むと道は右・左と角度を変え
ながら下っている。
垂直の鉄梯子で3m位の下りがあるが、
その手前の40cm位の下段に足を
下ろしたところヌルッと滑る感じ。
もし、滑ったら、周囲に手かがりがなく
そのまま3m下に落下する。
もう相当に足もしびれており、ここで
前進を諦め撤退する。
暗い穴を抜け出し、外光の中で体を
思いっきり伸ばし大汗を拭いハンカチ
はグショグショ。
山頂まで右へ山腹道を行くと象の鼻
(岩が飛び出している)この下を通り
ぬけ岩を登ると20m程の南大岩窟、
更に高度を上げていくと急に絶壁と
なり道が途絶える。
落ち葉が厚く堆積し登山道は全く隠れ
勘でここまで来たが、どうやら道を
間違えた様だ。
南大岩窟まで戻り再度慎重に道を
探しながら進むと、川島さんが見つけ
てくれた。
下る細い道を見落としたのだ。
チョットすすむと大日の窟、秘密の窟、
東大岩窟が次々と現れ夫々に2〜6の
石仏が祭られている。
いよいよ山頂への急登りで20mくらい
の鎖場を越え、更に10分位の急登りで
山頂に丁度12時に到着。
頂上からの見晴らしは良く正面に榛名山
を見ながら、キムチラーメンが出来るまで日本酒で乾杯。
下りは岩櫃山を見ながらの急下りで、
落ち葉の吹き溜まりに足を取られ滑り
ながら一気に下山。
30分で不動尊の登山口に戻る。
目指すは岩櫃城温泉「くつろぎの館」、
町営のためか3時間で¥400と超安さ、
おまけにガラガラ空きで露天風呂
ジャグジー、サウナも全て一人占めの
状態で、たっぷり汗を流し、大広間も
ゆったりで生ビール(¥500)とサワー
(¥300)で乾いた喉を湿らし帰宅。
クマさん会目次に戻る