3・4日で原田さん、鵜飼さん、堀さん、高橋(文)さん、半沢さんと6名で日光白根山に行ってきました。
3日は朝7:30分東武浅草発の「けごん1号」で日光へ、バスに乗継ぎ、光徳入口まで約1時間。
途中の「いろは坂」はヤシオツツジが咲いていたが、戦場が原は未だ花は全く咲いていない。
天気は快晴気温も暑く、Tシャツ一枚で11時に登山スタート。
本日のコースは山王峠から切込湖、刈込湖を回り湯元まで約5時間(休憩込み)。
12:15分に山王見晴らしに到着、ここで昼食、涸沼を超えると、切込湖、刈込湖までは登山道に
約30センチ程度の残雪があるが、それほどの急斜面がないため、アイゼンを装着する必要はなく、
快適に歩を進める。
標高差350mの行程で、明日の白根山に向けた準備運動には最適。
予定とおり3:30に本日の宿舎
「湯元ロッジ」(湯元スキー場ゲレンデ
の下)に到着、早速、湯の花一杯の
白濁硫黄温泉に飛込み汗を流し、
夕食まで、ビール、ワイン、スコッチ、
バーボン、コニャックと各自持参による
酒宴開始。
夕食の料理も美味く、浴衣、タオル、
露天風呂、3人/8畳で¥8000はお勧め
の宿。
明日の天気予報は曇り風があり午後
から雨と、気になりながら9時に就寝。
4日、5時前に起床、小雨がパラパラ。
朝食の代わりに昨夜頼んだ弁当を
しまい、6時に日光から呼んだ2台の
タクシーで菅沼登山口まで約15分
(¥5700/台)。
当初の計画は奥白根、前白根から
日光湯元に戻るコースを考えていた
が、天候を考え奥白根から菅沼へ
戻るコースに急遽変更し、タクシーに
13:30に迎えを頼む。
(菅沼―日光まで¥10,000で成立、
湯元-日光間バス¥1650を考えると
格安)登山口から積雪は30センチ、
全員アイゼンを装着し、
6:20登山開始。
登山道は雪の中に消え、木に付けて
ある赤いリボンと登山者の足跡が頼り。
無雪期ジグザグの登山道とは異なり、
急峻な沢の真中を一直線に急登の
連続。
アイゼンを効かせザクザクとシッカリ
一歩一歩踏みしめながら約1時間登る
と後ろには冠雪の尾瀬燧岳、至仏岳、
平が岳等が見え、青空が広がてきた。
更に急登の沢を上詰める
積雪は1.5m位か。約30分で弥陀が池
に到着8:10、標準時間より20分早い。
池の表面は氷が張り付いている。
目の前には奥白根山(2678m)が姿を
現したが、山頂はガスが巻いており、
小雨混じりの風も出てきた。
風が強い為か、雪が付かず、所々
赤い岩肌を覗かせている。
ここで朝食、オムスビと少々のワイン
で体を温め、右に座禅山を見ながら
山頂に向かう。
最後の急な沢を注意しながら黙々と登る。

雪が緩みアイゼンをシッカリ踵から叩きつけないとスリップする。
弥陀が池を超えた15分過ぎ頃の更に急な沢を降り始めで、スリップし、三名が次々と
約30m近く滑落したが、幸いなことに、木への衝突を避け無事怪我もな済み安堵。
以後、慎重に、アイゼンをシッカリ踏みしめ、全員、無事12:15登り口の菅沼に到着した。
茶屋で夫々昼食を取り、13:30予約のタクシー(ワゴン車)で日光に向かう。
観光バスに乗っていた運転手のガイド案内を聞きながら、途中「竜頭の滝」
に途中下車する等のサービスを受け、推薦された日光駅近く市営の「日光温泉」に直行。
16:36発の急行指定で、例によって宴会をしながら、浅草へ。
浅草三定の天丼を食べ解散。
楽しい雪山登山でした。
ガスの中を写真に収め下山、黙々と
登った積雪の沢を上から眺めると雪の
上に大きな岩の塊がゴロゴロしており、
もし落ちてきたらと思うと背筋が寒くなる。
慎重に急斜面の積雪の道をアイゼンを
頼りに降りる、
←白根山の菅沼登山口にて
←弥陀が池で奥白根をバックに
←座禅沢、積雪の急登
←山王峠からの男体山
←山頂近くから見た尾瀬燧岳
←ガスの中での白根山頂
10時山頂(2578m)に到着。一面ガスで
視界なく、前白根も全く姿をみせない。
下山コースを菅沼へ変更しておいたの
は大正解であった。
02年5月3日(山王峠〜切込湖・刈込湖〜湯元)
02年5月4日(菅沼〜座禅沢〜弥陀が池〜奥白根)
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